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■第2回 マーケットスピードで見られる時系列チャート

マーケットスピードで見られるチャートに時系列チャートがあります。
こちらのグラフは、縦軸を株価又は%(パーセント)、横軸を時間で表しています。

【マーケットスピードで見られる時系列チャート】
  1. ローソク足(日足、週足、月足、1〜5分足)
  2. RSI(Relative Strength index)
  3. ストキャスティクス(ノーマル)
  4. ストキャスティクス(スロー)
  5. サイコロジカルライン
  6. DMI(Directional Movement Index)
  7. RCI(Rank Correlation Index)
  8. レシオケータ
  9. 強弱レシオ
  10. 一目均衡表
マーケットスピードで見られるチャートの中でも「ローソク足」と「一目均衡表」は日本独特のもので、株価の動きによって形成されたその形(パターン)や組み合わせで 将来の株価の動きを予測しようとするものです。
ローソク足の見方を解説します。

ローソク足は昔の米相場から生まれたと言われていますが、「始値」、「終値」、「高 値」、「安値」で構成されていて「陽線」と「陰線」の形や前後の組み合わせで相場の 先行きを予測したり、相場の微妙な変化(相場の機微)を読み取っていきます。
四角い箱の下が始値、箱の上が終値の場合が「陽線」
四角い箱の下が終値、箱の上が始値の場合が「陰線」
また、上に伸びた「ひげ(影)」の先端は高値、下に伸びた「ひげ(影)」の先端は安値

例えば、
「陽線」は始値より終値が高い場合=大引けにかけて買い方が台頭
「陰線」は始値より終値が安い場合=大引けにかけて売り方が台頭
また、ザラバ中の高値が一瞬で終値が高値より安い場合(或いはその逆の場合)、 高値−終値(安値−終値)の部分を「ひげ(影)」と呼んでいます。 上に伸びた「ひげ(影)」の先端は高値、下に伸びた「ひげ(影)」の先端は安値。 この「ひげ(影)」が上に長いと、ザラバ中は「買い」の力が強かったが大引けにかけ 「売り」の力が強まったと見ます。この逆で下に「ひげ(影)」が長いと、大引けにかけて「買い」の力が強まったと見ます。従って「上のひげ(影)が長い」と「売り圧力が強い」と判断されるため、高値圏で長い「ひげ(影)」が出た場合、下げに転じる可能性を示唆していると言えます。また、安値圏で「下にひげ(影)が長い」場合は、「買いの力が強くなってきた」と判断できるため、こちらも下落基調が反転する兆しと見ることが出来ます。

ローソク足の名称と見方をご紹介しますと

【名称】
【見方】
寄引同時線 強い
下ひげ(影)陽線 転換を暗示
下ひげ(影)陰線 やや弱い
上ひげ(影)陽線 やや強い
上ひげ(影)陰線 弱い
小陽線(ひげの短いもの) 強保合(つよもちあい)
小陰線(ひげの短いもの) 弱保合(よわもちあい)
大陽線 とても強い
大陰線 とても弱い

になります。
また、上記のローソク足にはそれぞれに愛称がありますのでそちらもご紹介いたします。
  • 寄引同時線=十字足
    ※出る位置によって、「星」といったりもします。安値圏で出た場合「明けの 明星」高値圏で出た場合「宵の明星」と言ったりします。
  • 下ひげ(影)陽線(高値引け)=陽の大引け坊主
  • 下ひげ(影)陰線=陰の寄付坊主
  • 上ひげ(影)陽線=陽の寄付坊主
  • 上ひげ(影)陰線(安値引け)=陰の大引け坊主
  • 小陽線(ひげの短いもの)=(陽の)コマ
  • 小陰線(ひげの短いもの)=(陰の)コマ
  • 大陽線(寄付最安値、大引最高値)=大陽線
  • 大陰線(寄付最高値、大引最安値)=大陰線
一般的な言葉ではないのでとっつきにくいかも知れませんがご参考にして下さい。

次回はこれら「陽線」、「陰線」の組み合わせによるローソク足の見方をご紹介いたします。

以上
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