と悩んではいませんか?
あなたの目的がデイトレードなどの短期的なトレードでなく、資産としてその銘柄を買うのであればタイミングは早ければ早いほど有利になるかもしれません。
その理由と、難しい買いのタイミングから解放される2つのテクニックについて解説していきます!
株式や投資信託を買うタイミングを悩む多くの人は
「買った後に下がるのが怖い」
「少しでも安いところで買いたい」
と思っているかもしれません。
しかし、「押し目待ちに押し目なし」という格言がある通り、下がったところを狙いすぎていつの間にかどんどん狙っていた株価が上がってしまうというのはよくあることです。
実際に米国株(S&P500)のチャートを見て分かる通り、強い市場というのは長期的に右肩上がりとなるため、待つほどに不利になっていくことが多いとも言えます。
長期的な投資であれば、目先の価格に惑わされずに「ひたすら(ほぼ)同じ金額を買い続ける」という方法があります。
投資信託の積立と同じ考え方ですが、例えば毎月ほぼ同じ金額を買い続けることで「高い時にはちょっとだけ、安い時にはいっぱい買う」ということができますね。
これは「ドルコスト平均法」と呼ばれる王道のリスクヘッジ方法ですが、投資信託だけでなく単価の安い米国株やETFでも応用ができます。
金額を明確に定められない投資商品でも、
「今月は先月よりも下がったから多めに買おう」
「今月は先月よりも上がったからちょっとだけ買おう」
という風に価格に応じて買う量をコントロールするだけでもリスクヘッジ効果は上がります。
投資先が配当金のあるものであれば、配当金で同じ銘柄をひたすら買い増していくことで雪だるま式に株数を増やしていくことも可能です。
その銘柄(株式や投資信託)が魅力的で、長期的に増えるだろうと思うのであれば一時的に下がった時は「買い時」と考えることができますね?
その時は改めて買い増してしまうという方法があります。
この「下がったら買い増す」という方法は「ナンピン買い」といい、意外と昔からある有名な戦略です。
そのためには、最初から資金を全て注ぎ込まずに下がった時のためにゆとりを持っておく必要があります。
例えば100万円の資金があるとすれば30万円だけまずは買っておいて、もし株価や価格が下がってしまった場合にはまた30万円買い増すというふうにすることで、株価の下落を買いのチャンスに変えてしまうことができるのです。
ただし、「下手なナンピンすかんぴん」という言葉もあります。これは、下がったら買えばいいやと、安易に考えすぎて下げるたびに買い進んだとしても、さらにどんどんと価格が下落し、いつの間にか大きな塩漬け(含み損を抱えた保有資産)ができあがっていた…、ということを警告するものです。
ここで大事なのは、長く下げに耐えられるように「少額」で買う、一定期間ずつ間を置いて買う、そして「どこまで下げたら、自分の余裕資金が尽きるか、精神的につらくなるか」という、「引き際」もあらかじめ想定しておくことです。
「いつ買えばよいか」
という悩みから解放
「積立」によるドルコスト平均法も、「ナンピン買い」も「買い増し」を前提とした投資戦略ですが、
どちらも第一手目の購入は「早く、少額から」がポイントです。
「金額」「時間」「銘柄」は分散投資の基本ですが、こうしたリスクをヘッジした買い方が出来れば、
もはや買うタイミングはあまり投資成果に影響を与えず
「いつ買えばよいか」という悩みからも解放されるでしょう。
魅力的な投資先を見つけたら、下がることも想定しながら先手必勝の買い増し戦略で
まずは一歩踏み出してみてはいかがでしょうか?