最優秀ファンド・優秀ファンドのご紹介
株式
国内株式部門
国内株式部門では、3年トータルリターンで分類平均および市場平均をより効率的に上回る成績を残した3本のアクティブファンドが優秀賞に選出されました。投票の結果は、ファンドの管理費用(含む信託報酬)の低さを重視した票が集まり、「三井住友・配当フォーカスオープン」が最優秀賞に選出されました。
三井住友・配当フォーカスオープン
三井住友アセットマネジメント
手数料 なし
ファンドの管理費用(含む信託報酬) 0.9072%
純資産 46.79億円
トータルリターン(3年) 79.17%
DIAM国内株オープン
アセットマネジメントOne
手数料 なし
ファンドの管理費用(含む信託報酬) 1.728%
純資産 234.8億円
トータルリターン(3年) 89.26%
ノムラ・ジャパン・バリュー・オープン
野村アセットマネジメント
手数料 あり
ファンドの管理費用(含む信託報酬) 1.6416%
純資産 49.89億円
トータルリターン(3年) 68.45%
※評価対象ファンド544本、内楽天証券取扱277本
※上記データは2017年12月末基準で算出
海外株式部門
海外株式部門では、信託報酬が総じて低いインデックスファンドが分類平均およびアクティブファンドをより効率的に上回りました。投票の結果は、優秀賞に選出された3本のインデックスファンドのうち、ファンドの管理費用(含む信託報酬)最もが低く、3年トータルリターンも最も高い「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」が最優秀賞に選出されました。
<購入・換金手数料なし>
ニッセイ外国株式インデックスファンド
ニッセイアセットマネジメント
手数料 なし
ファンドの管理費用(含む信託報酬) 0.20412%
純資産 757.24億円
トータルリターン(3年) 19.84%
eMAXIS 全世界株式インデックス
三菱UFJ国際投信
手数料 なし
ファンドの管理費用(含む信託報酬) 0.648%
純資産 76.54億円
トータルリターン(3年) 19.06%
三井住友・DCつみたてNISA・
全海外株インデックスファンド
三井住友アセットマネジメント
手数料 なし
ファンドの管理費用(含む信託報酬) 0.27%
純資産 64.83億円
トータルリターン(3年) 19.13%
※評価対象ファンド224本、内楽天証券取扱112本
※上記データは2017年12月末基準で算出
債券
国内債券部門
国内債券部門では、信託報酬が低いインデックスファンドが分類平均をより効率的に上回る傾向でしたが、金利リスクのコントロールや社債などを組み入れる一部のアクティブファンドがインデックスファンドを上回る成績を残しました。投票の結果は、優秀賞に選出された3本のファンドのうち、ファンドの管理費用(含む信託報酬)が最も低い「三井住友・日本債券インデックス・ファンド」が最優秀賞に選出されました。
三井住友・日本債券インデックス・
ファンド
三井住友アセットマネジメント
手数料 なし
ファンドの管理費用(含む信託報酬) 0.1728%
純資産 590.18億円
トータルリターン(3年) 3.81%
明治安田日本債券ファンド
明治安田アセットマネジメント
手数料 なし
ファンドの管理費用(含む信託報酬) 0.594%
純資産 33.35億円
トータルリターン(3年) 5.26%
エス・ビー・日本債券ファンド
大和住銀投信投資顧問
手数料 なし
ファンドの管理費用(含む信託報酬) 0.8856%
純資産 89億円
トータルリターン(3年) 5.39%
※評価対象ファンド105本、内楽天証券取扱39本
※上記データは2017年12月末基準で算出
海外債券部門
海外債券部門では、社債に投資するアクティブファンドが分類平均およびインデックスファンドを上回る成績を残しました。投票の結果は、優秀賞に選出された3本のファンドのうち、3年トータルリターンが最も高い「三菱UFJ/AMP グローバル・インフラ債券ファンド<為替ヘッジなし>(毎月決算型)」が最優秀賞に選出されました。
手数料 なし
ファンドの管理費用(含む信託報酬) 1.296%
純資産 203.02億円
トータルリターン(3年) 1.15%
UBS 公益・金融社債ファンド
(為替ヘッジなし)
UBSアセット・マネジメント
手数料 あり
ファンドの管理費用(含む信託報酬) 1.134%
純資産 156.76億円
トータルリターン(3年) 0.20%
DWS グローバル公益債券ファンド
(毎月分配型)Bコース
(為替ヘッジなし)
ドイチェ・アセット・マネジメント
手数料 あり
ファンドの管理費用(含む信託報酬) 1.5552%
純資産 198.54億円
トータルリターン(3年) -1.63%
※評価対象ファンド142本、内楽天証券取扱68本
※上記データは2017年12月末基準で算出
REIT
国内不動産(リート)部門
国内不動産(リート)部門では、信託報酬が低いインデックスファンドが分類平均をより効率的に上回る傾向でしたが、銘柄選択に長けた一部のアクティブファンドがインデックスファンドを上回る成績を残しました。投票の結果は、優秀賞に選出された3本のファンドのうち、ファンドの管理費用(含む信託報酬)が最も低い「野村インデックスファンド・J-REIT」が最優秀賞に選出されました。
野村インデックスファンド・
J-REIT
野村アセットマネジメント
手数料 なし
ファンドの管理費用(含む信託報酬) 0.432%
純資産 60.58億円
トータルリターン(3年) -2.98%
フィデリティ・Jリート・
アクティブ・ファンド
フィデリティ投信
手数料 なし
ファンドの管理費用(含む信託報酬) 1.026%
純資産 327.06億円
トータルリターン(3年) 3.13%
野村Jリートファンド
野村アセットマネジメント
手数料 あり
ファンドの管理費用(含む信託報酬) 1.08%
純資産 60.02億円
トータルリターン(3年) 2.31%
※評価対象ファンド74本、内楽天証券取扱37本
※上記データは2017年12月末基準で算出
海外不動産(リート)部門
海外不動産(リート)部門では、信託報酬が低いインデックスファンドが分類平均をより効率的に上回る傾向でしたが、銘柄選択に長けた一部のアクティブファンドがインデックスファンドを上回る成績を残しました。投票の結果は、優秀賞に選出された3本のファンドのうち、相対的にファンドの管理費用(含む信託報酬)が低く、知名度が高い「野村インデックスファンド・外国REIT」が僅差で最優秀賞に選出されました。
野村インデックスファンド・
外国REIT
野村アセットマネジメント
手数料 なし
ファンドの管理費用(含む信託報酬) 0.594%
純資産 32.6億円
トータルリターン(3年) 6.16%
EXE‐i グローバルREIT
ファンド
SBIアセットマネジメント
手数料 なし
ファンドの管理費用(含む信託報酬) 0.3504%
純資産 31.18億円
トータルリターン(3年) 9.43%
ダイワ・グローバルREIT・
オープン(毎月分配型)
大和証券投資信託委託
手数料 あり
ファンドの管理費用(含む信託報酬) 1.5984%
純資産 1045.75億円
トータルリターン(3年) 10.76%
※評価対象ファンド60本、内楽天証券取扱30本
※上記データは2017年12月末基準で算出
バランス
バランス(固定配分)部門
バランス(固定配分)部門では、過去3年間、上下の振れが大きい市場環境のなか、相対的に株式などの高リスク資産の組み入れが低く、為替リスクを抑制したファンドがより効率的な運用成果を残しました。投票の結果は、優秀賞に選出された3本のファンドのうち、3年トータルリターンが最も高く、相対的にファンドの管理費用(含む信託報酬)も低い「三井住友・ライフビュー・バランスファンド50(標準型)」が最優秀賞に選出されました。
三井住友・ライフビュー・
バランスファンド50(標準型)
三井住友アセットマネジメント
手数料 なし
ファンドの管理費用(含む信託報酬) 1.188%
純資産 35.5億円
トータルリターン(3年) 20.07%
三菱UFJ 国内バランス20
三菱UFJ国際投信
手数料 あり
ファンドの管理費用(含む信託報酬) 1.188%
純資産 32.94億円
トータルリターン(3年) 10.15%
三菱UFJ MV40
三菱UFJ国際投信
手数料 あり
ファンドの管理費用(含む信託報酬) 1.7388%
純資産 35.66億円
トータルリターン(3年) 13.92%
※評価対象ファンド458本、内楽天証券取扱183
※上記データは2017年12月末基準で算出
バランス(可変配分)部門
バランス(可変配分)部門では、過去3年間、上下の振れが大きい市場環境のなか、市場環境の変化に応じてリスクをコントロールするファンドや為替リスクを抑制したファンドがより効率的な運用成果を残しました。投票の結果は、優秀賞に選出された3本のファンドのうち、最も信託報酬が低い「東京海上・円資産バランスファンド(年1回決算型)」が最優秀賞に選出されました。
東京海上・円資産バランスファンド
(年1回決算型)
東京海上アセットマネジメント
手数料 あり
ファンドの管理費用(含む信託報酬) 0.9072%
純資産 512.46億円
トータルリターン(3年) 6.18%
スマート・ラップ・ジャパン
(毎月分配型)
日興アセットマネジメント
手数料 あり
ファンドの管理費用(含む信託報酬) 1.4742%
純資産 39.09億円
トータルリターン(3年) 12.39%
JPMベスト・インカム
(毎月決算型)
JPモルガン・アセット・マネジメント
手数料 あり
ファンドの管理費用(含む信託報酬) 1.6%
純資産 2121.73億円
トータルリターン(3年) 10.19%
※評価対象ファンド137本、内楽天証券取扱67本
※上記データは2017年12月末基準で算出
【投票受付は終了いたしました。】
諮問委員の皆さまのコメント
楽天証券ファンドスコア諮問委員より所感を頂きました!
氏名(敬称略・50音順) 会社名・役職 |
第3回ファンドアワードの結果に対する所感 |
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浅岡 泰史 オフィス カジワラ1600 代表 (元 年金積立金管理運用独立行政法人参与) |
投票された投資家の方々の属性を把握できていませんので、誤解している可能性(この可能性は極めて低いと確信しています)をお許し頂きたいのですが、今回の投票結果は、従前と比して、短期のパフォーマンスやまた管理費用の低さを優先する事なく、ファンドの特性を十二分に認識した上で真摯に評価された結果になっていると認識いたします。
その意味では、楽天証券ファンドアワードに関心をもたれています投資家の皆様のレベルの高さを改めて認識しているところです。 選出されました最優秀ファンドの関係者の皆様には、投資家の期待に益々応えて頂くよう、なお一層の精進を期待いたします。 |
中桐 啓貴 ガイア株式会社 代表取締役社長 |
多くの部門でインデックス・ファンドが選出されており、投資家のコスト意識が一段と高まっていると思われます。単にコスト低減に留まらず、インデックス・ファンドを活用した合理的なポートフォリオ構築という気運が高まっているようにも思われます。 一方、アクティブ・ファンドでは、「配当フォーカスオープン」や「Jリート・アクティブ・ファンド」など、優れた成果・投資効率を確保しているファンドが選出されています。これらのファンドはこの1年の運用成果のみならず、3年、5年などのより長い期間でも良好な成果をあげているのが特徴で、中長期的な視点での銘柄選択が行われるようになってきていると思われます。 |
水瀬 ケンイチ 個人投資家(インデックス投資ブロガー) |
海外株式、海外不動産、国内債券、国内REIT部門では低コストなインデックスファンドが受賞している一方、国内株式部門では高配当やバリューといったスタイルのアクティブファンドが健闘した。また、海外債券部門は社債が好調だったため、これを多く保有するスタイルのアクティブファンドの受賞が目立った。 低コストという特長は将来にわたり継続的に有効な要素であるといえるが、高配当・バリュー・社債多めなどの要素は、相場状況により有効な時期とそうではない時期があることに、個人投資家は留意したい。 なお、ほとんどのアセットクラスにおいて、楽天証券の取り扱いがない、DC専用等の理由から評価対象外になっているものの、発表された最優秀ファンドよりも更に上位のファンドが存在する。投資家のことを考えるのであれば、これこそ公表するべきであると(アワードとは別枠でも構わない)、次回に向けての課題として申し伝えておきたい。 |
山本 智太郎 株式会社QUICK コンサルティング営業部 シニアコンサルタント |
ファンド評価は一般的にリターンやリスク等の情報に基づいて実施されるが、これが最良と言える方法は存在しない。本アワードは難解なパフォーマンス評価を楽天証券が担い、そこに実際の投資家の視点を加えるため投資家が何を重視しているのかを伺うことができる。その観点からすると今年もコストが重視されていたと思われる。 一方、目論見書等の資料は一部の運用会社において前向きな改善が見られるもののコストやファンド特性の説明など、今回の受賞ファンドを見ても十分とは言えない。多くの個人投資家がネット上でこれらのファンドを認識できるようにするためにも開示資料のより一層の充実が急がれる。 |
renny 個人投資家(投信ブロガー) |
日本株式は特徴あるアクティブファンドが選出されていますが、引き続き、特徴のある良質なファンドの登場を期待しています。同時に、特徴をしっかり持ったファンドについては、月次レポートや目論見書、運用報告書等で積極的にその特徴を説明しようとする姿勢を示してもらえるとファンド選びの参考になると思います。 外国株式はインデックスファンドばかりでちょっぴりつまらないですね。特徴のある運用で良好な実績を残すファンドの登場を期待します。 |
※ 投信評価諮問委員会は一定の役割を終えましたため2019年6月をもちまして解散いたしました。
選考プロセス
優秀ファンド(ノミネート)
- 優秀ファンド選定のためのスコアランクの算出は、ETF(上場投資信託)を除く国内公募投資信託のうち、楽天証券分類に基づく8部門全ファンドに対して行いました。
- 株式
- 国内株式部門
(楽天証券分類:「国内株式」) - 海外株式部門
(楽天証券分類:「先進国株式(広域)-為替ヘッジ無し」)
- 債券
- 国内債券部門
(楽天証券分類:「国内債券」) - 海外債券部門
(楽天証券分類:「先進国債券(広域・高格付)-為替ヘッジ無し」)
- REIT
- 国内不動産(リート)部門
(楽天証券分類:「国内REIT」) - 海外不動産(リート)部門
(楽天証券分類:「海外REIT(含む北米-為替ヘッジ無し」)
- バランス
- バランス(固定配分)部門
(楽天証券分類:「バランス(固定配分)」) - バランス(可変配分)部門
(楽天証券分類:「バランス(可変配分)」)
-
評価期間は3年とし、スコアランクは以下の通り算出します。
1)2017年12月末時点の3年スコアの順位と、
2)2016年1月末から2017年12月末までの1年スコア(24期間)の平均順位を合算して総合順位となるスコアランクを付与
-
各部門のなかでスコアランクが高いファンドのうち、楽天証券で取り扱いのある上位3銘柄について優秀ファンド賞を授与します。ただし、下記条件に該当する場合は次点のファンドが繰上げとなります。
1)純資産残高が30億円未満の場合
2)既に受賞が確定している銘柄と同一のマザーファンドで運用されている場合
3)楽ラップ専用ファンド
4)確定拠出年金専用ファンド
最優秀ファンド
優秀ファンドとして選出された8部門計24本を対象とし、楽天証券のお客様の投票により、各部門1本ずつ計8本の最優秀ファンドを決定いたします。
特別賞
受賞対象外のファンド(スコアランク上位の銘柄で、楽天証券で取扱いが無い、
または、純資産残高30億円未満の銘柄等)について、楽天証券経済研究所が特別賞を授与します。