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ファンドアワード結果発表
最優秀ファンド・優秀ファンドのご紹介
国内株式部門
国内株式市場は、米国を中心に世界経済が緩やかに成長するなか、景気減速懸念や米中貿易摩擦問題に対する懸念から一時的に軟調な局面もありましたが、世界的な金融緩和策に支えられ、おおむね堅調に推移しました。「国内株式」分類平均インデックスのトータルリターンの上昇率は、過去3年間で22.95%、直近1年間で18.91%でした。また、多くのアクティブファンドがインデックスファンドを上回りました。
投票の結果、「<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド」が最優秀賞に選出されました。
<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド
ニッセイアセットマネジメント
日本株の代表的な指数である「日経平均トータルリターン・インデックス(日経平均株価(日経225)(配当込み))」の動きに連動する成果を目指すインデックスファンドです。日本株の指数には、日経平均とTOPIX(東証株価指数)がありますが、長期の実績では日経平均に軍配が上がります。今回ノミネートの2本のアクティブ投信にはリターンが及びませんが、多くのアクティブファンドや分類平均を効率的に上回る成績を残しました。
海外株式部門
海外株式の中でも、とりわけ先進国の株式市場は、好調に推移した米国株式市場に引っ張られる形で、3年間を通して概ね右肩上がりの上昇となりました。トータルリターンだけを見ると、分類平均インデックス上回ったアクティブファンドもありましたが、リターン獲得のために取ったリスクも考慮すると、インデックスファンドの方がより効率的に分類平均を上回りました。なお、「先進国株式(広域)- 為替ヘッジ無し」分類平均インデックスのトータルリターンの上昇率は、過去3年間で27.77%、直近1年間で25.60%でした。
投票の結果、「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」が最優秀賞に選出されました。
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
ニッセイアセットマネジメント
日本を除く先進国の株式の代表的な指数である「MSCIコクサイ・インデックス(円換算ベース、配当込み)」に連動した投資成果を目指すインデックスファンドです。そもそも先進国株式は、市場平均を上回るリターンを獲得し続けることが難しいカテゴリーです。直近1年は特に、多くのアクティブファンドが苦戦を強いられた中、当ファンドを含むインデックスファンドの優位性が目立ちました。
国内債券部門
国内債券市場は、世界的な金融緩和策を背景に、債券利回りが低下傾向となったことから、債券価格が上昇しました。「国内債券」分類平均インデックスのトータルリターンの上昇率は、過去3年間で1.58%、過去1年間で1.14%となりました。また、運用コストが低いインデックスファンドが総じて効率的な成績を収めました。
投票の結果、「三井住友・日本債券インデックス・ファンド」が最優秀賞に選出されました。
三井住友・日本債券インデックス・ファンド三井住友・日本債券インデックス・ファンド
三井住友DSアセットマネジメント
日本債券の代表的な指数である「NOMURA-BPI(総合)」の動きに連動する投資成果を目指すインデックスファンドです。日本債券は、総じて運用コストが低いインデックスファンドが有利なカテゴリーです。当ファンドは、相対的に運用コストが低く、また純資産残高も大きいことから、高い連動性が期待されるほか、分類平均を上回る成績を残しました。
海外債券部門
海外債券市場は、2018年後半以降、主要先進国の債券利回りが低下傾向となったことから、債券価格が上昇し、成績が向上したファンドが目立ちました。この結果、「先進国債券(広域・高格付)-為替ヘッジ無し」分類平均インデックスのトータルリターンの上昇率は、過去3年間で4.19%、過去1年間で4.93%となりました。運用コストが低いインデックスファンドが総じて効率的な成績を収めました。
投票の結果、「たわらノーロード 先進国債券」が最優秀賞に選出されました。
たわらノーロード 先進国債券たわらノーロード 先進国債券
アセットマネジメントOne
日本を除く世界主要国の公社債の代表的な指数である「FTSE世界国債インデックス(除く日本、円換算ベース)」に連動した投資成果を目指すインデックスファンドです。先進国債券もまた、先進国株式と同様、分類平均を上回るリターンを獲得し続けることが難しいカテゴリーです。相対的に運用コストが低い当ファンドは、アクティブファンドと比べて安定した成績を3年間にわたって収めることができました。
国内不動産(リート)部門
国内リート市場は、世界的な低金利環境を背景に、株価は高止まり、債券利回りは低下するなかで、相対的に投資魅力度の高い市場と評価され、大きく上昇しました。「国内REIT」分類平均インデックスの上昇率は、過去3年間で27.89%、過去1年間で24.72%となりました。運用コストを抑えたインデックスファンドだけでなく、運用方針に特徴のあるアクティブファンドも良好な成績を収めました。
投票の結果、「野村インデックスファンド・J-REIT」が最優秀賞に選出されました。
野村インデックスファンド・J-REIT野村インデックスファンド・J-REIT
野村アセットマネジメント
国内リートの代表的な指数である「東証REIT指数(配当込み)」の動きに連動する投資成果を目指すインデックスファンドです。今回ノミネートの2本のアクティブファンドには及びませんが、3年以上の実績があるインデックスファンドのなかで、最も効率的なリターンを残し、分類平均を上回りました。
海外不動産(リート)部門
海外リート市場は、世界的な低金利環境を背景に、成績が向上したファンドが目立ちました。この結果、「海外REIT(含む北米)-為替ヘッジ無し」分類平均インデックスの上昇率は、過去3年間で17.48%、過去1年間で20.88%となりました。運用コストを抑えたインデックスファンドだけでなく、運用方針に特徴のあるアクティブファンドも良好な成績を収めました。
投票の結果、「たわらノーロード 先進国リート」が最優秀賞に選出されました。
たわらノーロード 先進国リートたわらノーロード 先進国リート
アセットマネジメントOne
海外リート市場の代表的な指数である「S&P先進国REITインデックス(除く日本、配当込み、円換算ベース)」に連動した投資成果を目指すインデックスファンドです。当ファンドを含む先進国リートのインデックスファンドは、米国の配分比率が70%超と高いのが特徴で、米国リート市場上昇の恩恵を受けることができました。ただし、投資対象地域に日本は含まれないため、3年間のトータルリターン上昇率は、「EXE-i」をわずかに下回りました。
バランス(固定配分)部門
過去3年間を振り返ると、途中、市場変動が高まった局面があったのの、終わってみれば株式、債券、リートなど多くの市場が上昇しました。固定配分のバランス型ファンドにおいては、効率的なリターンを獲得した国内リートや国内債券の組み入れ比率が高いファンドや為替ヘッジにより為替変動リスクを抑えたファンドが効率的なリターンを上げました。
投票の結果、「世界8資産ファンド 安定コース」が最優秀賞に選出されました。
世界8資産ファンド 安定コース世界8資産ファンド 安定コース
アセットマネジメントOne
国内外の株式、債券、リートなど8つの資産に分散投資するアクティブ運用のバランスファンドです。基本配分比率は、株式20%、債券60%、リート20%です。投資先のマザーファンドは、各資産の運用を得意とする運用会社が運用を行います。過去3年間の実績は、固定配分のバランスファンドのなかで、相対的に効率の高いリターンを残しました。国内債券の比率が40%と高いこと、円建て資産が60%を占め、為替の影響を受けにくいことが奏功しました。
バランス(可変配分)部門
複数の資産を組入れたバランス型ファンドの中でも、機動的に資産配分を変動させる可変型は、不安定な市場環境における舵取りの巧みさが明暗を分けました。特に、下落局面をいち早く察知し、基準価額の下落を回避できたファンドほど、高い投資効率を残しました。この結果、運用資産を「大きく増やす」ことよりも、「減らさない」ことに主眼を置いて運用を行うタイプのファンド3本が選出されました。
投票の結果、「投資のソムリエ」が最優秀賞に選出されました。
選考プロセス
優秀ファンド(ノミネート)
- 優秀ファンド選定のためのスコアランクの算出は、ETF(上場投資信託)を除く国内公募投資信託のうち、楽天証券分類に基づく8部門全ファンドに対して行いました。
- 株式
- 国内株式部門
(楽天証券分類:「国内株式」) - 海外株式部門
(楽天証券分類:「先進国株式(広域)-為替ヘッジ無し」)
- 債券
- 国内債券部門
(楽天証券分類:「国内債券」) - 海外債券部門
(楽天証券分類:「先進国債券(広域・高格付)-為替ヘッジ無し」)
- REIT
- 国内不動産(リート)部門
(楽天証券分類:「国内REIT」) - 海外不動産(リート)部門
(楽天証券分類:「海外REIT(含む北米-為替ヘッジ無し」)
- バランス
- バランス(可変配分)部門
(楽天証券分類:「バランス(可変配分)」) - バランス(固定配分)部門
(楽天証券分類:「バランス(固定配分)」)
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評価期間は3年とし、スコアランクは以下の通り算出します。
1)2019年12月末時点の3年スコアの順位と、
2)2018年1月末から2019年12月末までの1年スコア(24期間)の平均順位を合算して総合順位となるスコアランクを付与
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各部門のなかでスコアランクが高いファンドのうち、楽天証券で取り扱いのある上位3銘柄について優秀ファンド賞を授与します。ただし、下記条件に該当する場合は次点のファンドが繰上げとなります。
1)純資産残高が30億円未満の場合
2)既に受賞が確定している銘柄と同一のマザーファンドで運用されている場合
3)楽ラップ専用ファンド
4)確定拠出年金専用ファンド
5)毎月(または隔月)分配型、通貨選択型(※)
※毎月(または隔月)分配型および通貨選択型については、長期資産形成の視点や商品の仕組みが初心者のお客様にわかりづらい点を考慮し、第4回アワードより選考から除外させていただきます。
最優秀ファンド
優秀ファンドとして選出された8部門計24本を対象とし、楽天証券のお客様の投票により、各部門1本ずつ計8本の最優秀ファンドを決定いたします。