Security Token(セキュリティトークン)とはブロックチェーン技術を活用したデジタル化された有価証券です。
通常の有価証券は証券保管振替機構での預かりとなりますが、STはプラットフォームでの管理となり、発行体企業からの特典などが受けやすくなる商品を組成することが可能になります。STは通常の有価証券と同じく、金融商品取引法の規制対象となります。
Security Token Offering(セキュリティトークンオファリング)とは、上記のSTにより発行体企業が資金調達を行うことです。株式のIPOのように新規発行を行います。
証券会社で扱える金融商品は株式、債券、投信などが中心です。STを扱うことで、不動産やプロジェクトファイナンス、ファントークンなどへの投資が可能となります。従来は機関投資家しか投資できなかったプロジェクトファイナンスなどのアセットに対して一般投資家も投資できるようになり、また、ファントークンのような趣味や応援したい対象に投資することが可能となります。
社債や不動産といった、まとまった資金が必要だったアセットにも少額での投資が可能となります。この点は発行体にとっても、今まで投資できなかった一般投資家との接点となるため、今後の商品供給増加が想定されます。
取引の透明性が高く手続きが効率化できるため、証券会社及び発行体の事務負担が減り、従来より早い決済や利回りの良い商品が期待できるなど、投資家にとって商品ごとに様々なメリットが期待できます。
例 ・証券取引所の株式の取引であれば決済に3日を要しますが、STでは技術的には即時決済が可能となります。
・現物の不動産であれば購入までに多くの書類が必要ですが、STでは手続きの簡素化が期待できます。
利息を現金ではなく、楽天キャッシュで受け取る新しいタイプの債券や、楽天グループ各社の関連する領域の商品など、当社の強みを活かした商品を企画していきます。
新たな口座は開設する必要はありません。ただし注文前に取引開始基準とST特有のリスクについて、ご確認と同意を頂く必要があります。詳細は各銘柄の注文前に表示される取引開始基準と書面の内容をご覧ください。
ご注意事項
【セキュリティトークン全般に関する注意事項】
【債券全般に関する注意事項】
債券は、債券の価格が市場の金利水準の変化に対応して変動するため、償還前に換金すると損失が生じるおそれがあります。また、債券を発行する組織(発行体)が債務返済不能状態に陥った場合、元本や利子の支払いが滞ったり、不能となったりすることがあります。
国内債券を、楽天証券との相対取引によって購入する場合は、購入対価のみお支払いいただきます(委託手数料はかかりません)。
債券は、債券の価格が市場の金利水準の変化に対応して変動するため、償還前に換金すると損失が生じるおそれがあります。また、債券を発行する組織(発行体)が債務返済不能状態に陥った場合、元本や利子の支払いが滞ったり、不能となったりすることがあります。外国債券(外貨建て債券)は為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じたり、債券を発行する組織(発行体)が所属する国や地域、取引がおこなわれる通貨を発行している国や地域の政治・経済・社会情勢に大きな影響を受けたりするおそれがあります。
外国債券を購入する場合は、購入対価のみお支払いいただきます(委託手数料はかかりません)。また、売買における売付け適用為替レートと買付け適用為替レートの差(スプレッド)は債券の起債通貨によって異なります。