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オプション取引の4つの投資戦略

  1. STEP1
  2. STEP2

    オプションの基礎
    4つの投資戦略

  3. STEP3
  4. STEP4

オプション取引の4つの投資戦略

オプション取引の4つの具体例をご説明いたします。

コール(買う権利)の買い

新規注文

(例)日経225 コールオプション 2015年6月限 権利行使価格
20,000円をオプション価格300円で1枚新規に買った場合

取引に必要な証拠金

300円(オプション価格)×1,000倍(取引単位)×1枚(取引枚数)=30万円

  • 手数料は売買代金の0.198%(税込)が別途かかります。

満期日までに途中で決済した場合

3月18日にオプション価格が500円まで上昇したので売り決済を行った。

損益計算例

(500円(決済売値)-300円(新規買値))×1,000倍(取引単位)×1枚(取引枚数)
=20万円の利益

  • 別途手数料がかかります。
  • 思惑と逆行した場合は損失となります。

満期日を迎えた場合

権利行使

SQ価格が22,000円だった場合、20,000円で買える権利が利益となるので自動的に権利行使されます。

(22,000円(決済売値)-20,000円(権利行使買値)-300円(オプション価格))×1,000倍=170万円(利益)

  • 別途手数料がかかります。

権利放棄

SQ価格が18,000円だった場合、20,000円で買える権利は損失となるので自動的に権利放棄されます。

当初支払ったオプション買付代金の30万円が損失となります。

  • 権利放棄の場合。別途手数料はかかりません。

コール(買う権利)の売り

新規注文

(例)日経225 コールオプション 2015年6月限 権利行使価格20,000円をオプション価格500円で1枚新規に売った場合

オプションの売りの場合、オプション料を全額受取ることができますが、同時に証拠金も必要となります。

受取る金額

500円(オプション価格)×1,000倍(取引単位)×1枚(取引枚数)
=50万円を受取ることができます。

取引に必要な証拠金

約64万円(4/16時点)

満期日までに途中で決済した場合

4月1日にオプション価格が350円まで下落したので買い決済を行った。

損益計算例

(500円(新規売値)-350円(決済買値))×1,000倍(取引単位)×1枚(取引枚数)
=15万円の利益

  • 別途手数料がかかります。
  • 思惑と逆行した場合は損失となります。

満期日を迎えた場合

権利割当

SQ価格が22,000円だった場合、コールオプションの買い方が20,000円で買える権利を行使するので、20,000円の売りが自動的に権利割当されます。

(20,000円(権利割当売値)-22,000円(決済買値)+500円(オプション価格))×1,000倍=150万円(損失)

  • 別途手数料がかかります。

権利消滅

SQ価格が18,000円だった場合、コールオプションの買い方は20,000円で買える権利を放棄しますので、20,000円の売りが自動的に権利消滅して、当初受取ったオプション料の50万円が利益となります。

  • 権利放棄の場合。別途手数料はかかりません。

プット(売る権利)の買い

新規注文

(例)日経225 プットオプション 2015年6月限 権利行使価格18,000円をオプション価格200円で1枚新規に買った場合

取引に必要な証拠金

200円(オプション価格)×1,000倍(取引単位)×1枚(取引枚数)
=20万円

満期日までに途中で決済した場合

4月1日にオプション価格が350円まで上昇したので売り決済を行った。

損益計算例

(350円(決済売値)-200円(新規買値))×1,000倍(取引単位)×1枚(取引枚数)
=15万円の利益

  • 別途手数料がかかります。
  • 思惑と逆行した場合は損失となります。

満期日を迎えた場合

権利放棄

SQ価格が20,000円だった場合、18,000円で売れる権利が損失となるので自動的に権利放棄されます。

当初支払ったオプション買付代金の20万円が損失となります。

  • 権利放棄の場合。別途手数料はかかりません。

権利行使

SQ価格が16,000円だった場合、18,000円で売れる権利が利益となるので自動的に権利行使されます。

(18,000円(決済売値)-16,000円(権利行使買値)-200円(オプション価格))×1,000倍=180万円(利益)

  • 別途手数料がかかります。

プット(売る権利)の売り

新規注文

(例)日経225 プットオプション 2015年6月限 権利行使価格18,000円をオプション価格300円で1枚新規に売った場合

オプションの売りの場合、オプション料を全額受取ることができますが、同時に証拠金も必要となります。

受取る金額

300円(オプション価格)×1,000倍(取引単位)×1枚(取引枚数)
=30万円を受取ることができます。

取引に必要な証拠金

約29万円(4/16時点)

  • 手数料は売買代金の0.198%(税込)が別途かかります。

満期日までに途中で決済した場合

4月7日にオプション価格が200円まで下落したので買い決済を行った。

損益計算例

(300円(決済売値)-200円(新規買値))×1,000倍(取引単位)×1枚(取引枚数)
=10万円の利益

  • 別途手数料がかかります。
  • 思惑と逆行した場合は損失となります。

満期日を迎えた場合

権利消滅

SQ価格が20,000円だった場合、プットオプションの買い方は18,000円で売れる権利を放棄しますので、18,000円の買いが自動的に権利消滅して当初受取ったオプション料の30万円が利益となります。

  • 権利放棄の場合。別途手数料はかかりません。

権利割当

SQ価格が16,000円だった場合、プットオプションの買い方が18,000円で売れる権利を行使するので、18,000円の買いが自動的に権利割当されます。

(18,000円(権利割当買値)-16,000円(決済売値)+300円(オプション価格))×1,000倍=170万円(損失)

  • 別途手数料がかかります。

基本の4つの投資戦略についてご理解いただけましたでしょうか?
次のページで人気の取引手法や投資戦略をまとめて比較してみましょう。

  1. STEP1
  2. STEP2

    オプションの基礎
    4つの投資戦略

  3. STEP3
  4. STEP4
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先物・オプション取引のリスクと費用について

先物・オプション取引にかかるリスク

先物・オプションの価格は、対象とする株価指数や商品市場の相場の変動等により上下しますので、これにより損失が生じるおそれがあります。また、先物取引は、少額の証拠金で当該証拠金の額を上回る額の取引をおこなうことができ、大きな損失が発生する可能性があります。その損失は証拠金の額だけに限定されません。大阪取引所において、同一の先物・オプション口座で指数先物取引以外の先物取引又はオプション取引(商品先物取引、オプション取引)を取引する場合、当該先物・オプション取引口座内での取引の証拠金は一体として計算・管理されるため、指数先物取引以外の取引において相場の変動により証拠金が不足し、証拠金の追加差入れ又は追加預託が必要になる場合があります。また、所定の時限までに証拠金を差し入れ又は預託しない場合や、約諾書の定めによりその他の期限の利益の喪失の事由に該当した場合には、それが対象の先物取引に関して発生したものでなくても、その他の先物・オプション取引の建玉が決済される場合もあります。更にこの場合、その決済で生じた損失についても責任を負うことになります。オプション取引はオプションを行使できる期間には制限があります。また、オプションの市場価格は、現実の株価指数の変動等に連動するとは限りません。価格の変動率は現実の株価指数の変動率に比べて大きくなる傾向があり、場合によっては大きな損失が発生する可能性があります。

オプション取引における買方特有のリスク

オプションは期限商品であり、買方が期日までに権利行使または転売をおこなわない場合には権利は消滅し、買方は投資資金の全額を失うことになります。

オプション取引における売方特有のリスク

売方は、市場価格が予想とは反対の方向に変化したときの損失が限定されていません。また、売方は、オプション取引が成立したときは、証拠金を差し入れまたは預託しなければなりません。大阪取引所において、同一の先物・オプション口座でオプション取引以外の先物取引(指数先物取引、商品先物取引)を取引する場合、当該先物・オプション取引口座内での取引の証拠金は一体として計算・管理されるため、オプション取引以外の取引において相場の変動により証拠金が不足し、証拠金の追加差入れ又は追加預託が必要になる場合があります。また、所定の時限までに証拠金を差し入れ又は預託しない場合や、約諾書の定めによりその他の期限の利益の喪失の事由に該当した場合には、それが対象のオプション取引に関して発生したものでなくても、その他の先物・オプション取引の建玉が決済される場合もあります。更にこの場合、その決済で生じた損失についても責任を負うことになります。売方は、権利行使の割当てを受けた際には必ずこれに応じる義務があり、権利行使価格と最終清算指数(SQ値)の差額を支払う必要があります。

先物取引にかかる費用

1枚あたり以下の取引手数料がかかります。
銘柄名 取引手数料
日経225先物取引 275円(税込)/枚
日経225ミニ先物取引 38.5円(税込)/枚(1円未満切捨)
日経225マイクロ先物取引 11円(税込)/枚
東証グロース市場250指数先物取引 41.8円(税込)/枚(1円未満切捨)
金先物・白金先物・銀先物・パラジウム先物・ゴム先物・とうもろこし先物・大豆先物・小豆先物取引 275円(税込)/枚
金ミニ先物・白金ミニ先物・金スポット・白金スポット取引 77円(税込)/枚

オプション取引にかかる費用

日経225オプション取引は1取引あたり、日経225ミニオプションは1枚あたり以下の手数料がかかります。
銘柄名 取引手数料
日経225オプション取引 売買代金の0.198%(税込)最低手数料198円(税込)(1円未満切捨)
日経225ミニオプション取引 19.8円(税込)/枚(1円未満切捨)

委託証拠金等について

先物・オプション取引をおこなうには、委託証拠金の差し入れが必要です。必要委託証拠金はVaR方式(特定のポジションを一定期間保有すると仮定した場合において、将来の価格変動により一定の確率の範囲内で予想される損失をカバーする額を計算する方法)によって計算され、「(取引所証拠金額×当社が定める証拠金掛目)-ネット・オプション価値総額+先物両建て証拠金」となります。

※先物両建て証拠金=銘柄ごとの両建て枚数×両建てにかかる限月の中で最も高い1枚あたりの取引所証拠金額×当社が定める証拠金掛目
※先物両建て証拠金は、価格の変動に損益が連動しない建玉(両建玉)を保有している場合であっても、上記算出式に基づく証拠金額が必要です。
※両建て取引は経済合理性に欠くおそれがあり、費用も二重にかかることをご理解のうえで、お取引ください。

ご質問は
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