「DMI」とは、「Directional Movement Index」の頭文字をとったもので、日本語では「方向性指数」と訳されます。「DMI」は、一般的にオシレータ系チャートに分類されますが、相場のトレンドをつかむ際にも使われるので、トレンド系のチャートとして使うこともできます。
RSIなど逆張り系の指標が一方向に断続的に上昇・下降する「トレンド相場」の際に活用が難しいことから、その点を補うべく開発された指標です。
DMIとは、「上昇の指数・下降の指数」と「相場の強弱の指数」を組み合わせて分析する指標です。
「上昇方向の指数(+DI)」と「下降方向の指数(-DI)」を比較して、どちらの方向なのかを判断し、それに「相場の強さの指数(ADX)」を組み合わせることで、トレンドの有無と勢いを測ることができます。
マーケットスピードの「環境設定」の「プロパティ1」で、移動平均の日数や週数、月数をご自由に設定することができます。大局的なトレンドを確認するには、ご自身の投資判断に利用するのにベストな組み合わせを用いることが必要です。
[メイン画面]
[ツールバー]
環境設定画面の起動
「メイン画面」の上、または、「ツールバー」の右上の『環境設定』をクリックしてください。『MarketSpeed - 環境設定』画面が表示されます。
DMIの設定方法
『MarketSpeed-環境設定』画面にて、「テクニカル」のタブを選択してください。
「DMI-DI」の上で左クリックをして選択し、左上の「設定」ボタンをクリックしてください。『MarketSpeed-テクニカル詳細』が表示されます。計算期間の指定は、日足1~99日、週足1~99週、月足1~99月(ヵ月)の範囲で設定してください。「DMI-ADX」の変更も同様です。
「DI」には、「+DI」と「-DI」という指標があります。「+DI」は、前日と比較して当日上がった場合の上値の上昇分を、当日の変動幅に対する割合(%)で算出したものです。反対に、「-DI」は、前日と比較して当日下がった場合の下値の下降分を、当日の変動幅に対する割合(%)で算出したものです。当日の下値が前日に比べ低ければ「-DI」が大きな値を示します。
ADXは、一定期間の+DI値と-DI値の変動状況を算出して、トレンドの強弱を測るものです。変動状況の算出の仕方は、上昇の割合分と下降の割合分の合計に対して、それらの差はどの程度であったかを出します。
ADXの水準が上昇していく場面は、トレンドが勢いを増していく様子を表します。
ADXは上昇・下降トレンドの強さ(相場の勢い)を表し、DIと組み合わせて下記のように判断されます。
下記のチャートをご覧いただくと、赤丸で囲んだ部分は「+DI」が上向きで「-DI」が下向き、また「ADX」が上向きになっていることが見てとれます。このような状態は「上昇トレンド」を示しており、売買のタイミングとしては、「+DI」が上向き、「-DI」が下向き、また「ADX」が上向きに動き始めたタイミングを狙う方法や「+DI」が「-DI」を下から上に突き抜けたタイミングを狙う方法などがあります。
反対に、青丸で囲んだ部分は「+DI」が下向きで「-DI」が上向き、また「ADX」が上向きになっていることが見てとれます。このような状態は「下降トレンド」を示しており、売買のタイミングとしては、「+DI」が下向き、「-DI」が上向き、また「ADX」が上向きに動き始めたタイミングを狙う方法や「-DI」が「+DI」を下から上に突き抜けたタイミングを狙う方法などがあります。
「DMI」についても、この指標だけを見て判断をすることはできる限り避け、他の指標とうまく併用することで、自分なりの売買タイミングを見つけていくことが必要です。また、「ダマシ」であった場合に備えて、ロスカット等の自分なりの投資のルールを作り、それを守っていくことも、投資をおこなっていくうえでは非常に重要であるということも忘れないでください。
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先物・オプションの価格は、対象とする株価指数や商品市場の相場の変動等により上下しますので、これにより損失が生じるおそれがあります。また、先物取引は、少額の証拠金で当該証拠金の額を上回る額の取引をおこなうことができ、大きな損失が発生する可能性があります。その損失は証拠金の額だけに限定されません。大阪取引所において、同一の先物・オプション口座で指数先物取引以外の先物取引又はオプション取引(商品先物取引、オプション取引)を取引する場合、当該先物・オプション取引口座内での取引の証拠金は一体として計算・管理されるため、指数先物取引以外の取引において相場の変動により証拠金が不足し、証拠金の追加差入れ又は追加預託が必要になる場合があります。また、所定の時限までに証拠金を差し入れ又は預託しない場合や、約諾書の定めによりその他の期限の利益の喪失の事由に該当した場合には、それが対象の先物取引に関して発生したものでなくても、その他の先物・オプション取引の建玉が決済される場合もあります。更にこの場合、その決済で生じた損失についても責任を負うことになります。オプション取引はオプションを行使できる期間には制限があります。また、オプションの市場価格は、現実の株価指数の変動等に連動するとは限りません。価格の変動率は現実の株価指数の変動率に比べて大きくなる傾向があり、場合によっては大きな損失が発生する可能性があります。
オプションは期限商品であり、買方が期日までに権利行使または転売をおこなわない場合には権利は消滅し、買方は投資資金の全額を失うことになります。
売方は、市場価格が予想とは反対の方向に変化したときの損失が限定されていません。また、売方は、オプション取引が成立したときは、証拠金を差し入れまたは預託しなければなりません。大阪取引所において、同一の先物・オプション口座でオプション取引以外の先物取引(指数先物取引、商品先物取引)を取引する場合、当該先物・オプション取引口座内での取引の証拠金は一体として計算・管理されるため、オプション取引以外の取引において相場の変動により証拠金が不足し、証拠金の追加差入れ又は追加預託が必要になる場合があります。また、所定の時限までに証拠金を差し入れ又は預託しない場合や、約諾書の定めによりその他の期限の利益の喪失の事由に該当した場合には、それが対象のオプション取引に関して発生したものでなくても、その他の先物・オプション取引の建玉が決済される場合もあります。更にこの場合、その決済で生じた損失についても責任を負うことになります。売方は、権利行使の割当てを受けた際には必ずこれに応じる義務があり、権利行使価格と最終清算指数(SQ値)の差額を支払う必要があります。
1枚あたり以下の取引手数料がかかります。
銘柄名 取引手数料
日経225先物取引 275円(税込)/枚
日経225ミニ先物取引 38.5円(税込)/枚(1円未満切捨)
日経225マイクロ先物取引 11円(税込)/枚
東証グロース市場250指数先物取引 41.8円(税込)/枚(1円未満切捨)
金先物・白金先物・銀先物・パラジウム先物・ゴム先物・とうもろこし先物・大豆先物・小豆先物取引 275円(税込)/枚
金ミニ先物・白金ミニ先物・金スポット・白金スポット取引 77円(税込)/枚
日経225オプション取引は1取引あたり、日経225ミニオプションは1枚あたり以下の手数料がかかります。
銘柄名 取引手数料
日経225オプション取引 売買代金の0.198%(税込)最低手数料198円(税込)(1円未満切捨)
日経225ミニオプション取引 19.8円(税込)/枚(1円未満切捨)
先物・オプション取引をおこなうには、委託証拠金の差し入れが必要です。必要委託証拠金はVaR方式(特定のポジションを一定期間保有すると仮定した場合において、将来の価格変動により一定の確率の範囲内で予想される損失をカバーする額を計算する方法)によって計算され、「(取引所証拠金額×当社が定める証拠金掛目)-ネット・オプション価値総額+先物両建て証拠金」となります。
※先物両建て証拠金=銘柄ごとの両建て枚数×両建てにかかる限月の中で最も高い1枚あたりの取引所証拠金額×当社が定める証拠金掛目
※先物両建て証拠金は、価格の変動に損益が連動しない建玉(両建玉)を保有している場合であっても、上記算出式に基づく証拠金額が必要です。
※両建て取引は経済合理性に欠くおそれがあり、費用も二重にかかることをご理解のうえで、お取引ください。