今回は前回の続きとして、筆者が株価10倍狙いをどのように実践しているか、そして実践の際に気を付けている点などをお話していきます。
読者のみなさんに最も関心があるのが、「いったいどのようにしてテンバガー銘柄を見つけるのか」という点だと思います。ただ、残念ながらこの点に関しては筆者自身もまだ手探りを続けているという状況です。
そもそもテンバガーは結果論に過ぎず、株価が上昇する前から言い当てることは不可能です。そのため、株価が大きく上昇しそうな銘柄にいくつも投資して、その中の10個に1個がテンバガー銘柄になれば御の字、という感じでやっています。
筆者のこれまでの経験上、テンバガーになった銘柄の特徴をあげると、次のとおりです。こうした銘柄に数多く投資し、テンバガーを期待して待つ、というのが現実的な戦略だと思います。
では、以下で①~⑤のケースをもう少し具体的にみていきましょう。
なお、①~⑤が複合するケースも存在します。この場合は、株価が10倍にとどまらず、30倍、50倍と上昇することもあります。
ところで、ひと口に「テンバガー」といっても、株価が10倍になるまでの到達スピードによって対処方法が大きく異なってくる点には十分に注意が必要です。
例えば、②や③のケースの多くは、1年以上かけてゆっくりと株価が10倍に到達します。この場合、日足チャートでは途中で下降トレンドに転換することもあるものの、週足チャートや月足チャートでは上昇トレンドが長期間続きます。したがって、安値で買えたような場合は、日足チャートのトレンドは無視して週足チャートや月足チャートが下降トレンドに転換するまで保有を続けるようにします。あるいは、日足チャートが下降トレンドになったら保有株はそのままにしてツナギ売りをし、再度上昇トレンドに転じた時点でツナギ売りを外す、ということを繰り返せば、仮に株価が10倍になる前に失速しても確実に利益を確保することができます。もちろん、株価10倍がゴールではないので、10倍に達したときには一部を利益確定して、残りは上昇トレンドが続く限り保有しても一向に構いません。
しかし短期間、例えば1カ月とか2カ月程度で株価が10倍になるような場合は、非常に難しい判断を迫られることになります。これは、④のように、単に値動きの良さが注目されて買いが買いを呼ぶケースや、⑤のように、業績の改善に伴う上昇ではなく、何か好材料が出現して期待感のみで上昇するケースが該当します。
こうした銘柄は、短期間に株価が急騰するものの、株価が10倍になる前に失速し、その後株価があっという間に元に戻ってしまうことも多々あるためです。最近ではいくつかのゲーム関連株にて短期間で株価が乱高下する動きをみせています。
短期間に株価が急速に値上がりしている場合は、10倍にまで上昇しない可能性も高いことを念頭に置き、株価の上昇に合わせて少しずつ保有株を売却していくことが必要です。くれぐれも、保有株全てを株価10倍になるまで持ち続けようとは思わないようにしましょう。
次回は、テンバガーも大いに期待できた株価急騰銘柄につき、筆者が実際にどのように対応したか、さらには過去の失敗談も交えてお話ししたいと思います。
本資料は情報提供を目的としており、投資等の勧誘目的で作成したものではありません。お客様ご自身で投資の最終決定をおこなってください。本資料の内容は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手・編集したものですが、その情報源の確実性まで保証するものではありません。なお、本資料の内容は、予告なしに変更することがあります。
足立武志
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株式等は株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等、上場投資証券(ETN)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等、ライツは転換後の価格や評価額の変動等により、損失が生じるおそれがあります。※ライツは上場および行使期間に定めがあり、当該期間内に行使しない場合には、投資金額を全額失うことがあります。
上場有価証券等のうち、レバレッジ型、インバース型のETF及びETN(※)のお取引にあたっては、以下の点にご留意ください。
※「上場有価証券等」には、特定の指標(以下、「原指数」といいます。)の日々の上昇率・下落率に連動し1日に一度価額が算出される上場投資信託(以下「ETF」といいます。)及び指数連動証券(以下、「ETN」といいます。)が含まれ、ETF及びETNの中には、原指数の日々の上昇率・下落率に一定の倍率を乗じて算出された数値を対象指数とするものがあります。このうち、倍率が+(プラス)1を超えるものを「レバレッジ型」といい、-(マイナス)のもの(マイナス1倍以内のものを含みます)を「インバース型」といいます。
信用取引は取引の対象となっている株式等の株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。信用取引は差し入れた委託保証金を上回る金額の取引をおこなうことができるため、大きな損失が発生する可能性があります。その損失額は差し入れた委託保証金の額を上回るおそれがあります。
国内株式の委託手数料は「ゼロコース」「超割コース」「いちにち定額コース」の3コースから選択することができます。
〔ゼロコース(現物取引)〕
約定金額にかかわらず取引手数料は0円です。
但し、原則として当社が指定するSOR(スマート・オーダー・ルーティング(※1))注文 のご利用が必須となります。(当社が指定する取引ツールや注文形態で発注する場合を除きます。)
ゼロコースをご利用される場合には、当社のSORやRクロス(※2)の内容を十分ご理解のうえでその利用に同意いただく必要があります。
※1 SORとは、複数市場から指定条件に従って最良の市場を選択し、注文を執行する形態の注文です。
※2 「Rクロス」は、楽天証券が提供する社内取引システム(ダークプール(※3))です。
※3 ダークプールとは、証券会社が投資家同士の売買注文を付け合わせ、対当する注文があれば金融商品取引所の立会外市場(ToSTNeT)に発注を行い約定させるシステムをいいます。
〔ゼロコース(信用取引)〕
約定金額にかかわらず取引手数料は0円です。
但し、原則として当社が指定するSORのご利用が必須となります。(当社が指定する取引ツールや注文形態で発注する場合を除きます。)
〔超割コース(現物取引)〕
1回のお取引金額で手数料が決まります。
取引金額 取引手数料
5万円まで 55円(税込)
10万円まで 99円(税込)
20万円まで 115円(税込)
50万円まで 275円(税込)
100万円まで535円(税込)
150万円まで640円(税込)
3,000万円まで1,013円(税込)
3,000万円超 1,070円(税込)
〔超割コース(信用取引)〕
1回のお取引金額で手数料が決まります。
取引金額 取引手数料
10万円まで 99円(税込)
20万円まで 148円(税込)
50万円まで 198円(税込)
50万円超 385円(税込)
超割コース大口優遇の判定条件を達成すると、以下の優遇手数料が適用されます。大口優遇は一度条件を達成すると、3ヶ月間適用になります。詳しくは当社ウェブページをご参照ください。
〔超割コース 大口優遇(現物取引)〕
約定金額にかかわらず取引手数料は0円です。
〔超割コース 大口優遇(信用取引)〕
約定金額にかかわらず取引手数料は0円です。
〔いちにち定額コース〕
1日の取引金額合計(現物取引と信用取引合計)で手数料が決まります。
1日の取引金額合計 取引手数料
100万円まで0円
200万円まで 2,200円(税込)
300万円まで 3,300円(税込)
以降、100万円増えるごとに1,100円(税込)追加。
※1日の取引金額合計は、前営業日の夜間取引と当日の日中取引を合算して計算いたします。
※一般信用取引における返済期日が当日の「いちにち信用取引」、および当社が別途指定する銘柄の手数料は0円です。これらのお取引は、いちにち定額コースの取引金額合計に含まれません。
かぶミニ®(単元未満株の店頭取引)は、当社が自己で直接の相手方となり市場外で売買を成立させます。そのため、取引価格は買付時には基準価格に一定のスプレッド(差額)を上乗せした価格、売却時には基準価格に一定のスプレッド(差額)を差し引いた価格となります(1円未満の端数がある場合、買付時は整数値に切り上げ、売却時は切り捨て)。なお、適用されるスプレッドは当社ウェブサイトにて開示していますが、相場環境の急変等により変動する場合があります。
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