先週の予測では、アメリカの早期利上げ期待で円安進行なら、戻り試すが上値は限定的としました。5月のSQ値16,845円を突破したことで、17,000円大台を目指すが16,900~17,000円は過去の累積売買代金が大きいところであり、又、目先の需給からは外資系ファンドなどが17,000円のコール売り、16,000円のプット売りで16,000~17,000円のボックスとなっており、ここをぬけると17,000円台(柴田罫線の目先の抵抗ラインは17,233円としました)ぐらいまでの上昇の可能性はあるとしました。
結果的には、週始めは111円台の円安となっていたことや、消費税増税延期がほぼ決定したことで、日経平均は大幅上昇となって17,000円台を回復し、31日(火)は△166円の17,234円と柴田罫線で抵抗ラインとした17,233円を1円上回って引けました。しかし、その後はアメリカの利上げ警戒感からNYダウが反落し、円安が一服すると日経平均は利益確定売りから大幅下落となり、6月1日(水)は▼279円の16,955円、2日(木)になると欧州株安とアメリカ株式の不安定な動き、安倍首相の消費税増税延期表明で材料出尽くし、経済対策の内容に言及がなかったことで失望となり、円高が108円台まで進んだことで、▼393円の16,562円と大幅続落となりました、結局、為替に左右される展開はかわらず週前半は111円台の円安を受け17,234円の終値ベースの戻り高値をつけて反発し、週後半は108円台の円高を受け2日(木)は16,562円まで下げ、週末の3日(金)は自律反発で△79円の16,642円で引けました。
日本市場の引け後のアメリカ市場では、注目の5月雇用統計は非農業部門雇用者数は+3.8万人と予想の16.4万人を大きく下回る予想外の結果となったことで早期利上げは後退し、ドルは急落となって1ドル=106円台の円高となりました。NYダウも一時▼150ドルをこす下落となりましたが、結果的に6月利上げの可能性がなくなったとの見方から下げ幅を縮小して▼31ドルの17,807ドルで引けました。シカゴ日経先物は106円台の円高を受けて▼330円の16,330円で引けました。
今週は、先週末のアメリカの5月雇用統計の予想を大きく下回る非農業部門雇用者数の減少を受けて、早期利上げ観測が後退し、為替が1ドル=106円台の円高となったことを受け、シカゴCMEの▼330円の16,330円にサヤ寄せする形からのスタートとなり、さらに週末にメジャーSQを控え先物主導で波乱の相場展開となりそうです。
アメリカの5月の雇用統計という大きなイベントが予想外の悪化となって通過しても、アク抜けとならず今月は23日にイギリスのEUからの離脱を問う国民投票を控えており、リスク回避の流れが続いて円安にはふれにくい状況となります。そのような状況の中で週末にメジャーSQを控えるため、先物主導での不安定な相場となります。目先の下値は5月2日のザラ場での直近安値15,975円ですが、目先的には16,100~16,200円は価格帯出来高が膨らんでいるところですので、この近辺で止まることができるのかどうかとなります。ここを割り込むと15,975円も切って15,700~15,800円台を試す可能性もあります。そうなるとチャート上は2月12日の14,865円からの上昇トレンドを切ることになり、回復に時間を要することになります。先週、価格帯別出来高が大きく膨らんでいる16,800~17,000円をようやく突破したところで、すぐに反落となったため底打ち後の戻りにはいっても再びこの16,800~17,000円が上値抵抗ゾーンとなってきます。
以前、16,000円台の半ばの時点で、16,000円台は中途半端な位置であり、積極的に買う場面ではないとし、リスクがとれる人は個別の業績の良い株の短期売買となるとしました。株式投資は確率の問題ですので、確率が高い時(大きく下落している時)に買う必要があり、それは年に数回の好機を待つのが基本だとしました。今はどうなるのかというと、23日にイギリスの国民投票を控えておりEU離脱となれば、世界の株式の大幅下落の可能性があります。イギリス人は保守的なのでEUの離脱の結果がイギリスにどう影響するのかわからない以上、離脱はないとの見方が多いようですが結果はわかりません。6月1日の電話世論調査では、離脱派が多数を占めたことで、イギリス株式は反落しました。わからない時は投資しないということが投資で負けないための鉄則です。離脱となって世界の株式が反落し、日本株も急落してくれば買いの好機が到来してくると考えられます。
6月6日(月)は、先週末のアメリカの5月雇用統計の悪化を受け106円台の円高進行を受け、▼268円の16,373円とシカゴ日経先物の16,330円にサヤ寄せ形で始まり、一時▼319円の16,322円まで下落しました。その後は下げ渋り、前引けは▼189円の16,452円でした。昼休みの間に円高が一服すると日経平均先物主導で下げ幅を縮小し▼62円の16,580円で引けました。 今週は週末にメジャーSQを控えており、6日(月)は先物主導で16,322円から16,581円まで大きく戻しましたが、SQに向けて大きな上下動となる可能性があるため注意が必要です。市場ボリュームも薄く先物に左右される展開が続きます。
先週の予測では、週末にアメリカの5月雇用統計の発表があり、様子見ムードがあるものの円安にふれれば、さらに戻りを試す可能性があるとしました。その場合は価格帯出来高が多い16,900~17,000円水準を上回り17,233円が上値抵抗ラインになるとしました。
結果的には、週始めは為替が111円台の円安まで進んだことで、5月30日(月)は△233円の17,068円と17,000円台を回復、5月31日(火)は出来高も増加し△166円の17,234円と抵抗ラインとした17,233円を1円上回って引けました。しかし、アメリカの利上げ警戒感から円高方向にふれ日経平均は急落となり、6月1日(水)は▼279円の16,955円、6月2日(木)は▼393円の16,562円となりました。6月3日(金)は自律反発しましたが、引け後のアメリカで雇用統計が悪化し、為替が106円台の円高進行となりCME先物は▼330円の16,330円となっていました。
今週は、週始めはシカゴ日経先物の16,330円にサヤ寄せする形で始まり、下値をさぐる展開となりそうです。特に今週は週末にメジャーSQを控え、荒い動きとなる可能性があります。目先の下値ポイントは16,100~16,200円、その下は5月2日の15,975円となります。
6月6日(月)は、先週末の5月雇用統計の悪化と106円台の円高を嫌気し▼268円の16,373円で始まり、16,322円の安値をつけたあと、円高一服となると先物主導で下げ幅を縮小し▼62円の16,580円で引けました。今週は週末にメジャーSQを控え市場ボリュームが薄い中で、先物主導で荒い動きになりそうです。
先週は、週末の5月の雇用統計や他の経済指標の発表を受けて、利上げの見通しがどのように変化するのかに注目としました。
結果的には、連休明けの5月31日(火)は利上げ警戒感から▼86ドルの17,787ドル、6月1日(水)は一時▼122ドルとなるも好調な経済指標を受けて△2ドルの17,789ドルと反発し、6月2日(木)も△48ドルの17,838ドルと続伸しました。しかし、注目の5月雇用統計は大幅悪化し、一時▼150ドルの17,689ドルまで下げましたが、利上げ観測が後退したことで▼31ドルの17,807ドルと下げ幅を縮小しました。
今週は、5月の雇用統計の結果を受けて利上げの警戒感はなくなるものの雇用に不安が生じたことでアメリカ経済への不安から、戻り弱くイギリスの国民投票を6月23日に控えていることで相場は弱い動きとなる可能性があります。目先の下値は17,500ドルを守れるかどうか。ここを切ると17,300ドルが次の下値ポイント。
先週は、週末の5月雇用統計を控えドルは底堅い動きが想定され、雇用統計の改善が示されると111円台後半まで買われる可能性があるとしました。
週始めは、早期利上げ観測から1ドル=111円台のドル高となり、その後、週半ばまで110円台で推移していましたが、週半ば以降になると欧州株安とアメリカ株式の不安定な動きから、リスク回避の円買いで109円をはさんだもみあいとなり、週末は雇用統計の悪化を受けて106円台までドルが急落となりました。
今週は、5月の雇用統計の悪化を受けて6月利上げはなくなったものの、次の年内利上げはあるのかないのかに関心が高まります。6月のイエレン議長の講演が注目となります。6月23日にイギリスの国民投票が控えていることで、リスク回避の流れが続きドルは弱含むことになりそうです。105~108円のレンジを想定。
本資料は情報提供を目的としており、投資等の勧誘目的で作成したものではありません。お客様ご自身で投資の最終決定をおこなってください。本資料の内容は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手・編集したものですが、その情報源の確実性まで保証するものではありません。なお、本資料の内容は、予告なしに変更することがあります。
出島昇
柴田罫線実践教室
株式会社オルタナレッジ「柴田罫線」で分析した提供レポートです。「柴田罫線」というテクニカル分析をベースに、株式相場の分析をおこなってまいります。
株式等は株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等、上場投資証券(ETN)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等、ライツは転換後の価格や評価額の変動等により、損失が生じるおそれがあります。※ライツは上場および行使期間に定めがあり、当該期間内に行使しない場合には、投資金額を全額失うことがあります。
上場有価証券等のうち、レバレッジ型、インバース型のETF及びETN(※)のお取引にあたっては、以下の点にご留意ください。
※「上場有価証券等」には、特定の指標(以下、「原指数」といいます。)の日々の上昇率・下落率に連動し1日に一度価額が算出される上場投資信託(以下「ETF」といいます。)及び指数連動証券(以下、「ETN」といいます。)が含まれ、ETF及びETNの中には、原指数の日々の上昇率・下落率に一定の倍率を乗じて算出された数値を対象指数とするものがあります。このうち、倍率が+(プラス)1を超えるものを「レバレッジ型」といい、-(マイナス)のもの(マイナス1倍以内のものを含みます)を「インバース型」といいます。
信用取引は取引の対象となっている株式等の株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。信用取引は差し入れた委託保証金を上回る金額の取引をおこなうことができるため、大きな損失が発生する可能性があります。その損失額は差し入れた委託保証金の額を上回るおそれがあります。
国内株式の委託手数料は「ゼロコース」「超割コース」「いちにち定額コース」の3コースから選択することができます。
〔ゼロコース(現物取引)〕
約定金額にかかわらず取引手数料は0円です。
但し、原則として当社が指定するSOR(スマート・オーダー・ルーティング(※1))注文 のご利用が必須となります。(当社が指定する取引ツールや注文形態で発注する場合を除きます。)
ゼロコースをご利用される場合には、当社のSORやRクロス(※2)の内容を十分ご理解のうえでその利用に同意いただく必要があります。
※1 SORとは、複数市場から指定条件に従って最良の市場を選択し、注文を執行する形態の注文です。
※2 「Rクロス」は、楽天証券が提供する社内取引システム(ダークプール(※3))です。
※3 ダークプールとは、証券会社が投資家同士の売買注文を付け合わせ、対当する注文があれば金融商品取引所の立会外市場(ToSTNeT)に発注を行い約定させるシステムをいいます。
〔ゼロコース(信用取引)〕
約定金額にかかわらず取引手数料は0円です。
但し、原則として当社が指定するSORのご利用が必須となります。(当社が指定する取引ツールや注文形態で発注する場合を除きます。)
〔超割コース(現物取引)〕
1回のお取引金額で手数料が決まります。
取引金額 取引手数料
5万円まで 55円(税込)
10万円まで 99円(税込)
20万円まで 115円(税込)
50万円まで 275円(税込)
100万円まで535円(税込)
150万円まで640円(税込)
3,000万円まで1,013円(税込)
3,000万円超 1,070円(税込)
〔超割コース(信用取引)〕
1回のお取引金額で手数料が決まります。
取引金額 取引手数料
10万円まで 99円(税込)
20万円まで 148円(税込)
50万円まで 198円(税込)
50万円超 385円(税込)
超割コース大口優遇の判定条件を達成すると、以下の優遇手数料が適用されます。大口優遇は一度条件を達成すると、3ヶ月間適用になります。詳しくは当社ウェブページをご参照ください。
〔超割コース 大口優遇(現物取引)〕
約定金額にかかわらず取引手数料は0円です。
〔超割コース 大口優遇(信用取引)〕
約定金額にかかわらず取引手数料は0円です。
〔いちにち定額コース〕
1日の取引金額合計(現物取引と信用取引合計)で手数料が決まります。
1日の取引金額合計 取引手数料
100万円まで0円
200万円まで 2,200円(税込)
300万円まで 3,300円(税込)
以降、100万円増えるごとに1,100円(税込)追加。
※1日の取引金額合計は、前営業日の夜間取引と当日の日中取引を合算して計算いたします。
※一般信用取引における返済期日が当日の「いちにち信用取引」、および当社が別途指定する銘柄の手数料は0円です。これらのお取引は、いちにち定額コースの取引金額合計に含まれません。
かぶミニ®(単元未満株の店頭取引)は、当社が自己で直接の相手方となり市場外で売買を成立させます。そのため、取引価格は買付時には基準価格に一定のスプレッド(差額)を上乗せした価格、売却時には基準価格に一定のスプレッド(差額)を差し引いた価格となります(1円未満の端数がある場合、買付時は整数値に切り上げ、売却時は切り捨て)。なお、適用されるスプレッドは当社ウェブサイトにて開示していますが、相場環境の急変等により変動する場合があります。
(貸株サービスのみ)
(貸株サービス・信用貸株共通)