先週の予測では、先週末の終値が17,344円と11月SQ値を大きく下回っているため早い段階で上にぬければ4月25日(月)の17,613円をすでにクリアーしているので2月1日(月)の17,905円までは、上値抵抗ラインらしいものはないとしました。さらにNYダウの上昇と円安が続けば日経平均は18,000円水準を目指すことになるともしました。 結果的に、すぐにSQ値を突破しトランプ新政権の政策への期待も継続して、NYダウが4日連続の史上最高値を更新し、為替も10日間で9円をこえる円安となったことで週末の日経平均は10カ月ぶりに一時18,000円を回復し、終値では△104円の17,967円で引けました。
週明けの14日(月)は、トランプ次期大統領に対する政策期待を背景にアメリカ株高、ドル高、円安を受け、4月25日(月)の17,613円を突破して△297円の17,672円となりました。翌日は一服するものの16日(水)は前日のアメリカ市場でNYダウが4日連続で史上最高値を更新し、為替も109円台前半の円安とさらに原油高が加わったことで△194円の17,862円と9カ月ぶりに17,800円台を回復しました。17日(木)は高値警戒感から、こう着感の強い動きとなって△0.4円の17,862円でしたが、週末の18日(金)は、前日のアメリカ市場で経済指標が好調なうえにFRBのイエレン議長が議会講演で12月利上げを示唆する発言をしたことで、利上げ観測が高まり1ドル=109.99円まで円安が進行し、これを受けて日経平均は一時△181円の18,043円と10カ月ぶりに18,000円台を回復し、終値では△104円の17,967円で引けました。
日本市場の引け後のアメリカ市場では、高値圏で寄り付くもののドル高への警戒感や週末のポジション調整もからみ、売り優勢となってNYダウは▼35ドルの18,867ドルと小反落しました。但しナスダックはザラ場では史上最高値を更新する強い動きとなっていました。 為替は朝方に国債利回りが上昇に転じ、12月利上げを織り込むドル買いが再燃して、1ドル=110.95円まで買われ110.88円で引けました。シカゴの日経先物は△55円の18,025円でした。
今週も、トランプ氏側での問題ある発言が出ない限り、新政権への政策期待は継続すると思われますが、日米ともに過熱感が高まっており、今週はともに休日をはさんでいることで売買高は膨らみづらく、利益確定売りと期待でもみあいとなり18,000円水準での底固めが想定されます。悪材料が出なければ今年の2月1日(月)の17,905円をクリアーしていますので、17,800~17,900円が目先の下値ポイントで、何らかの悪材料(例えば来週の30日のOPEC総会での減産合意ができない場合など)がでると、調整のきっかけとなります。その場合は17,500円水準が1つめのターゲットとなります。
目先悪材料がでなければ今週はもみあって、その後は12月利上げ観測が高まればドル高・円安が進み、日経平均は18,300円台を目指すことになります。12月のFOMCまで12月利上げ期待が高まって実際に利上げが実施されると材料出尽くしとなり、次はアメリカの利上げが後進国に与える悪影響が注目されてくる可能性もあります。その場合も、トランプ政権の政策の規模と実現性との綱引きとなるでしょう。
11月21日(月)は、先週末にアメリカ株式は一服したものの、アメリカの10年債利回りの上昇が続いていることで、円安進行を背景にシカゴの日経先物は△55円の18,025円となっていましたが、相場は111円台まで円安が進行したことで△70円の18,038円で寄り付き、後場になるとジリ高となって△138円の18,106円で引けました。4日続伸となり18,000円台回復は、10カ月ぶりとなりますので、目先は18,300円水準から上値が重たくなるところですが、過熱感があり注意が必要な局面になってきました。
先週の予測では、前週末の11月11日(金)のSQ値が17,596円で終値が17,344円でしたので、早い段階でSQ値を上回れば18,000円水準を目指すことになるとし、その場合、トランプ新政権への期待が継続しNY株高、ドル高・円安が続くことが条件としました。
結果的に、トランプ新政権への期待は継続しNYダウは連続して史上最高値更新となり、為替は1ドル=110円台まで上昇し、これを受けて日経平均も週末の11月18日(金)は一時18,043円と18,000円台を回復、終値は△104円の17,967円で引けました。
今週は、日米ともに休日をはさんでいることや、高値警戒感から利益確定売りが出やすいことで、トランプ政策への期待との攻防でもみあいとなりそうです。
アメリカでは、12月利上げ観測とトランプ政権への政策期待から長期金利の上昇が続いており、円安基調となっていますので、ここからの上値追いは利益確定売りで重たいものの下値は限定的と考えられます。
今週は、18,000円水準の下値固めが想定され17,800~18,300円のレンジを想定。
11月21日(月)は、為替が111円台の円安進行となったことで日経平均は4日続伸の△138円の18,106円と10カ月ぶりの水準となりました。18,300円からは上値が重くなるところですが、すでに過熱感がでていますので何かキッカケ次第ではいったん下落の可能性があります。
先週の予測では、前週から続いているトランプ新政権の政策期待がいったん一服する可能性があるものの、閣僚人事の発表や小売業の決算発表の結果によっては、さらなる上昇も期待できるところとしました。
全体的には、相場は一服するものの、NYダウは最高値更新が続き11月15日(火)は原油価格の上昇や経済指標の好調を受け、NYダウは7日続伸で4日連続で最高値更新となりました。11月17日(木)はトランプラリー再開で3指標(NYダウ、ナスダック、S&P500)とも上昇しましたが、11月18日(金)は週末のポジション調整もからみ全体的に小幅反落となり、NYダウは▼35ドルの18,867ドルで引けました。
今週は、11月24日(木)にサンクスギビング・デー(感謝祭)で休日をはさんでおり、週後半にかけて閑散取引となる可能性があります。経済指標やFOMCの議事録公開を受けて、12月利上げ観測がさらに高まり、長期金利が上昇してドルが買われることになった場合は株価の上値を抑えることになると思われます。19,000ドルの大きなフシ目を前に一服する可能性があります。
先週の予測では、前週はトランプ氏の政策期待から長期金利が上昇し、1ドル=106円台後半まで買われましたが、経済指標が好調であれば12月利上げ観測が高まり、日米金利差拡大からドル買いの方向にあるとしました。但し、11月30日(水)のOPECの減産合意が不透明で原油価格が下がればドルの上値を抑えることになるとしました。
結果的には、トランプ政権への期待が継続し、インフレ進行の思惑から長期金利の上昇が続き、さらに原油価格が上昇となり、週末にはイエレン議長の12月利上げを示唆する発言もあり、5カ月ぶりに心理的フシ目の110円を突破し110.95円までドルが買われました。
先週末はイエレン議長が12月利上げを示唆したことで、経済指標の好調さが続けば、さらに利上げを織り込む動きが続く可能性がありますが、トランプ相場もいったん一服となることも考えられます。又、10日間で9円をこえる上昇となっていますので、調整のためのドル売りも考えられ強弱対立するところですので109~112円のレンジを想定。
本資料は情報提供を目的としており、投資等の勧誘目的で作成したものではありません。お客様ご自身で投資の最終決定をおこなってください。本資料の内容は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手・編集したものですが、その情報源の確実性まで保証するものではありません。なお、本資料の内容は、予告なしに変更することがあります。
出島昇
柴田罫線実践教室
株式会社オルタナレッジ「柴田罫線」で分析した提供レポートです。「柴田罫線」というテクニカル分析をベースに、株式相場の分析をおこなってまいります。
株式等は株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等、上場投資証券(ETN)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等、ライツは転換後の価格や評価額の変動等により、損失が生じるおそれがあります。※ライツは上場および行使期間に定めがあり、当該期間内に行使しない場合には、投資金額を全額失うことがあります。
上場有価証券等のうち、レバレッジ型、インバース型のETF及びETN(※)のお取引にあたっては、以下の点にご留意ください。
※「上場有価証券等」には、特定の指標(以下、「原指数」といいます。)の日々の上昇率・下落率に連動し1日に一度価額が算出される上場投資信託(以下「ETF」といいます。)及び指数連動証券(以下、「ETN」といいます。)が含まれ、ETF及びETNの中には、原指数の日々の上昇率・下落率に一定の倍率を乗じて算出された数値を対象指数とするものがあります。このうち、倍率が+(プラス)1を超えるものを「レバレッジ型」といい、-(マイナス)のもの(マイナス1倍以内のものを含みます)を「インバース型」といいます。
信用取引は取引の対象となっている株式等の株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。信用取引は差し入れた委託保証金を上回る金額の取引をおこなうことができるため、大きな損失が発生する可能性があります。その損失額は差し入れた委託保証金の額を上回るおそれがあります。
国内株式の委託手数料は「ゼロコース」「超割コース」「いちにち定額コース」の3コースから選択することができます。
〔ゼロコース(現物取引)〕
約定金額にかかわらず取引手数料は0円です。
但し、原則として当社が指定するSOR(スマート・オーダー・ルーティング(※1))注文 のご利用が必須となります。(当社が指定する取引ツールや注文形態で発注する場合を除きます。)
ゼロコースをご利用される場合には、当社のSORやRクロス(※2)の内容を十分ご理解のうえでその利用に同意いただく必要があります。
※1 SORとは、複数市場から指定条件に従って最良の市場を選択し、注文を執行する形態の注文です。
※2 「Rクロス」は、楽天証券が提供する社内取引システム(ダークプール(※3))です。
※3 ダークプールとは、証券会社が投資家同士の売買注文を付け合わせ、対当する注文があれば金融商品取引所の立会外市場(ToSTNeT)に発注を行い約定させるシステムをいいます。
〔ゼロコース(信用取引)〕
約定金額にかかわらず取引手数料は0円です。
但し、原則として当社が指定するSORのご利用が必須となります。(当社が指定する取引ツールや注文形態で発注する場合を除きます。)
〔超割コース(現物取引)〕
1回のお取引金額で手数料が決まります。
取引金額 取引手数料
5万円まで 55円(税込)
10万円まで 99円(税込)
20万円まで 115円(税込)
50万円まで 275円(税込)
100万円まで535円(税込)
150万円まで640円(税込)
3,000万円まで1,013円(税込)
3,000万円超 1,070円(税込)
〔超割コース(信用取引)〕
1回のお取引金額で手数料が決まります。
取引金額 取引手数料
10万円まで 99円(税込)
20万円まで 148円(税込)
50万円まで 198円(税込)
50万円超 385円(税込)
超割コース大口優遇の判定条件を達成すると、以下の優遇手数料が適用されます。大口優遇は一度条件を達成すると、3ヶ月間適用になります。詳しくは当社ウェブページをご参照ください。
〔超割コース 大口優遇(現物取引)〕
約定金額にかかわらず取引手数料は0円です。
〔超割コース 大口優遇(信用取引)〕
約定金額にかかわらず取引手数料は0円です。
〔いちにち定額コース〕
1日の取引金額合計(現物取引と信用取引合計)で手数料が決まります。
1日の取引金額合計 取引手数料
100万円まで0円
200万円まで 2,200円(税込)
300万円まで 3,300円(税込)
以降、100万円増えるごとに1,100円(税込)追加。
※1日の取引金額合計は、前営業日の夜間取引と当日の日中取引を合算して計算いたします。
※一般信用取引における返済期日が当日の「いちにち信用取引」、および当社が別途指定する銘柄の手数料は0円です。これらのお取引は、いちにち定額コースの取引金額合計に含まれません。
かぶミニ®(単元未満株の店頭取引)は、当社が自己で直接の相手方となり市場外で売買を成立させます。そのため、取引価格は買付時には基準価格に一定のスプレッド(差額)を上乗せした価格、売却時には基準価格に一定のスプレッド(差額)を差し引いた価格となります(1円未満の端数がある場合、買付時は整数値に切り上げ、売却時は切り捨て)。なお、適用されるスプレッドは当社ウェブサイトにて開示していますが、相場環境の急変等により変動する場合があります。
(貸株サービスのみ)
(貸株サービス・信用貸株共通)