掲載日:2023年7月14日
最近は社会人になると同時に、人によっては学生の頃から積立投資を始めている方もいらっしゃるようです。本記事では、長い時間を味方にすることができる20代の方が新NISAを活用して資産形成する方法をご説明します。
2024年から始まる新NISAでは、つみたて投資枠、成長投資枠という2つの枠を同時に利用することができ、年間投資可能額はそれぞれ120万円と240万円、合計すると年間360万円まで投資できるようになっています。
ただし、投資可能額には上限となる生涯投資枠があり、1,800万円まで(うち成功投資枠は1,200万円まで)となります。コツコツ積立投資で資産形成していくことをイメージして、この1,800万円を使い切ることを想定すると、積立額と積立期間は次のようになります。
月額(円) | 年額(円) | 積立期間(年) |
---|---|---|
25,000 | 300,000 | 60 |
30,000 | 360,000 | 50 |
37,500 | 450,000 | 40 |
40,000 | 480,000 | 37.5 |
50,000 | 600,000 | 30 |
60,000 | 720,000 | 25 |
75,000 | 900,000 | 20 |
100,000 | 1,200,000 | 15 |
150,000 | 1,800,000 | 10 |
200,000 | 2,400,000 | 7.5 |
250,000 | 3,000,000 | 6 |
300,000 | 3,600,000 | 5 |
20代の方が本格的に資産形成していく場合、老後資金をイメージすると、最長で40年程度の準備期間になります。今回は40年間で資産形成するとして、次の4つのパターンで新NISA活用プランを考えてみます。
「資産形成」と言われても、何から手をつけていいか分からない・・・
結婚する?しない? 家は買う?賃貸? など、自分がどう生きていきたいかを想定しながら、準備や備えをステップごとに解説。読み終わるころには、漠然と望んでいた「ハッピーエンド」を、その手で確かにつかむための方法が分かるはずです。
横田 健一
ファイナンシャルプランナー 株式会社ウェルスペント 代表取締役
大手証券会社にてデリバティブ商品の開発やトレーディング、フィンテックの企画・調査などを経験後、2018年1月に独立。「フツーの人にフツーの資産形成を!」というコンセプトで情報サイト「資産形成ハンドブック」を運営。YouTube「資産形成ハンドブック」も人気上昇中。
著書「新しいNISA かんたん最強のお金づくり」(河出書房新社、2023年6月)
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