外貨建てMMFとは?
外貨預金との違いやメリット・デメリットを解説

外貨建てMMFとは?

外貨建てMMFとは、外貨で運用されている追加型公社債投資信託の一種で、MMFはMoney Market Fund(マネー・マーケット・ファンド)の略です。

投資対象は、格付の高い短期の国債や社債が中心で、比較的安全性が高いことが特徴です。

毎日、運用実績に応じた分配が行われ、その月の分配金を月末にまとめて元本に再投資する1ヵ月複利の商品で、少額からの申込・換金が可能です。

外貨建てMMFと外貨預金の違い

MMFと外貨預金は、どちらも外国通貨を元手とする点で共通していますが、MMFは投資信託の一種であるため、以下のような違いがあります。

項目 米ドル建てMMF(投資信託) 米ドル外貨普通預金(外貨預金)
為替スプレッド/
為替手数料
往復50銭~ 往復1円
  • 三井住友銀行でインターネット取引を行った場合。2024年10月30現在。楽天証券調べ。
保有中にかかる費用 運用報酬として、管理報酬や
監査費用等がかかります。
特にかかりません。
パフォーマンス/利率 4.371%(税引き前)
  • 楽天・米ドルMMFの場合。2024年10月21日現在の直近7日間平均利回り。
0.01%(税引き前)
  • 三井住友銀行の場合。2024年10月30日時点。楽天証券調べ。
税金 分配金は20.315%(所得税15.315%・住民税5%)が源泉徴収されます。
為替差益は申告分離課税の対象となります。
個人のお客様の場合、利息は20.315%(所得税15.315%・住民税5%)が源泉徴収されます。
為替差益は雑所得としての申告が必要です。
解約/払い出し いつでも解約ができます。 いつでも払い出しできます。
主なリスク 債券の価格変動リスク・信用リスク為替リスク(円から投資した場合) 為替変動リスク
元本の保証 元本の保証はありません。 外貨で元本保証
円から投資する場合は、為替変動で元本割れが生じるリスクがあります。
資産保護 分別管理のため、万が一弊社が破綻した場合でも、お客様の米ドル建てMMF資産は保全されます。 預金保険の対象外です。
  • 外貨普通預金の詳細につきましては、お客様ご自身でお近くの金融機関(銀行等)にお問合せください。
  • 本資料は、お客様の資産運用にあたって、外貨建てMMFへの投資の有効性を知ってもらうための商品選択の一助として、当社が作成したものであり、本資料だけで外貨建てMMFと外貨預金の優劣を比較するものではありません。2024年10月現在の外貨建てMMFと外貨預金の概要の一般的なご紹介です。そのほかにその他費用が掛かる場合がございます。各費用は変更されることがあります。詳細については、必ず各社のWEBサイトでご確認ください。コストについては、各ファンドの目論見書、金融機関(銀行等)の参考資料を参照しております。

外貨建てMMFのメリット

相対的に好利回り

外貨建てMMFは、格付けの高い短期金融商品(公社債を中心に、コール・ローン、CP(コマーシャル・ペーパー)、CD(譲渡性預金証書)等)に投資します。これにより、元本と流動性を確保しつつ、海外の高金利を受け取ることが期待できます。

解約がいつでも可能

資金が必要になった際には、いつでも解約することができます。また、一部解約も可能で、必要な分だけ解約することができます。解約時に手数料は発生しません。

外貨建てMMFのデメリット

元本保証がない

外貨建てMMFは投資信託の一種であり、元本保証がありません。そのため、運用実績が振るわない場合、売却額が購入額を下回ることがあります。

保有中にコストがかかる

外貨建てMMFには、管理報酬や監査費用等がかかります。管理報酬は運用を行うための固定費用で、運用成績に関わらず発生します。監査費用は外部の独立した監査法人が運用状況等を監査するために発生する費用です。

 外貨建てMMFのリスクと費用について

ノーザン・トラスト・米ドル・リクイディティ・ファンド(楽天・米ドルMMF)に関するリスク

ファンドの投資元本は保証されているものではありません。受益証券に関して、受益証券に帰属すべき運用または為替相場の変動等による損益は、すべて受益証券の投資者の皆様に帰属します。投資信託は預貯金と異なります。主なリスクとしては、「為替リスク」「金利リスク」「信用リスク」「市場リスク」「流動性リスク」などがあります。

  • 詳しくは、投資信託説明書(交付目論見書)の「リスク要因」をご覧ください。

ニッコウ・マネー・マーケット・ファンド(日興USドルMMF)に関するリスク

ファンドは、主に外貨建の公社債や短期金融商品など値動きのある証券に投資します。組入債券などは、金利の変動や債券発行者の経営・財務状況の変化およびそれらに関する外部評価の変化等で値動きするため、ファンドの純資産価額も変動します。また、ファンドの受益証券は、純資産価額が外貨建で算出されるため、円貨でお受取りの際には為替相場の影響も受けます。したがって投資元本を割り込むことがあります。ファンドは元金が保証されている商品ではありません。これらの運用による損益はすべて投資家の皆様に帰属いたします。ファンドの純資産価額の変動要因としては、主に「価格変動リスク」「金利変動リスク」「信用リスク」「為替リスク」などがあります。

  • 詳しくは、投資信託説明書(交付目論見書)の「投資リスク」をご覧ください。

ゴールドマン・サックス・米ドルファンド(GS米ドルファンド)に関するリスク

  • ゴールドマン・サックス・米ドルファンド(GS米ドルファンド)(以下、本ファンドといいます。)の受益証券の価額は、本ファンドに組入れられている有価証券の値動き等による影響を受けますが、これら運用による損益はすべて投資家の皆様に帰属いたします。
  • 本ファンドおよびマスターファンドは、外貨建て債券(短期金融商品等)への投資を行います。債券(短期金融商品等)の価格は、金利の変動や組入債券の発行体の経営・財務状況の変化およびそれらに関する外部評価の変化等により上下するため、場合によっては1口当り純資産価格が元本を下回ることがあります。また、1口当り純資産価格が外貨建てで表示されますので、当該通貨建てでは投資元本を割り込んでいない場合でも、為替相場の変動により、円換算ベースでは損失を被ることがあります。
  • 上記は過去の実績であり、将来の成果を保証するものではありません。
  • 本ファンドの取得のお申込みを取扱う場合には販売会社から「投資信託説明書(交付目論見書)」をあらかじめまたは同時にお渡ししますので、必ずお受取りの上、詳細は「投資信託説明書(交付目論見書)」をご覧ください。
  • お申込みに際しては、販売会社から「外国証券取引口座約款」をお渡ししますので、よくお読みください。

ホライズン・トラスト-南アフリカ・ランド・マネー・マーケット・ファンドに関するリスク

当ファンドは、主に債券を投資対象としますので、組入債券の価格の下落や、組入債券の発行会社の倒産や財務状況の悪化、金利の変動等の影響により、受益証券一口当たり純資産価格が下落し、損失を被ることがあります。
当ファンドの純資産価額は外貨建てで算出されるため、また、組入債券は外貨建てですので、為替の変動により損失を被ることがあります。したがって、ご投資家の皆様の投資元金は保証されているものではなく、受益証券一口当たり純資産価格の下落により、損失を被り、投資元金を割り込むことがあります。

  • 詳しくは、投資信託説明書(交付目論見書)の「投資リスク」をご覧ください。

マルチ・ストラテジーズ・ファンド - トルコリラ・マネー・マーケット・ファンドに関するリスク

投資者は、受益証券の価格は上昇する場合もあれば下落する場合もあることを認識しておく必要があります。サブ・ファンドへの投資は相応のリスクを伴います。投資運用会社および/またはその委託先は、サブ・ファンドの投資目的および投資方針の制約の範囲内で損失の可能性を最小限にするよう企画された戦略を実行する予定ですが、かかる戦略が実行されるという保証、または実行された場合でも成功する保証はありません。投資判断や市況にかかわらず、サブ・ファンドの費用構造によって受益証券1口当たり純資産価格は下落する可能性を常に有しています。受益証券の流通市場が存在する可能性が小さく、そのため受益者は、保有する受益証券を買戻しの方法でしか処分することができません。投資者は、自身のサブ・ファンドへの投資額の大部分またはすべてを失う可能性があります。したがって、各投資者は、サブ・ファンドへの投資に伴うリスクを負担することができるか否かを慎重に検討する必要があります。
純資産総額は、サブ・ファンドの投資対象の価格の変動および為替の変動の影響を受けます。サブ・ファンドの投資対象から生じるすべての損益は、投資者に帰属するものとします。受益者の投資額の元本は保証されていません。
以下のリスク要因に関する記載は、サブ・ファンドへの投資に伴うリスクについて完全に説明したものではありません。サブ・ファンドへ投資するリスクは以下を含みます。

  • 詳しくは、投資信託説明書(交付目論見書)の「投資リスク」をご覧ください。

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総合口座をお持ちでない方

投資信託のリスクと費用について

投資信託は、商品によりその投資対象や投資方針、買付手数料等の費用が異なりますので、当該商品の目論見書、契約締結前交付書面等をよくお読みになり、内容について十分にご理解いただくよう、お願いいたします。

投資信託の取引にかかるリスク

主な投資対象が国内株式
組み入れた株式の値動きにより基準価額が上下しますので、これにより投資元本を割り込むおそれがあります。
主な投資対象が円建て公社債
金利の変動等による組み入れ債券の値動きにより基準価額が上下しますので、これにより投資元本を割り込むおそれがあります。
主な投資対象が株式・一般債にわたっており、かつ、円建て・外貨建ての両方にわたっているもの
組み入れた株式や債券の値動き、為替相場の変動等の影響により基準価額が上下しますので、これにより投資元本を割り込むおそれがあります。

投資信託の取引にかかる費用

各商品は、銘柄ごとに設定された買付又は換金手数料(最大税込4.40%)およびファンドの管理費用(含む信託報酬)等の諸経費をご負担いただく場合があります。また、一部の投資信託には、原則として換金できない期間(クローズド期間)が設けられている場合があります。

お買付時にお客様に直接ご負担いただく主な費用
「買付手数料」:ファンドによって異なります。
保有期間中に間接的にご負担いただく主な費用
「ファンドの管理費用(含む信託報酬)」:ファンドによって異なります。
ご換金時にお客様に直接ご負担いただく主な費用
「信託財産留保額」「換金手数料」:ファンドによって異なります。

買付・換金手数料、ファンドの管理費用(含む信託報酬)、信託財産留保額以外にお客様にご負担いただく「その他の費用・手数料等」には、信託財産にかかる監査報酬、信託財産にかかる租税、信託事務の処理に関する諸費用、組入有価証券の売買委託手数料、外貨建資産の保管等に要する費用、受託会社の立替えた立替金の利息等がありますが、詳細につきましては「目論見書」で必ずご確認いただきますようお願いいたします。
また、「その他の費用・手数料等」については、資産規模や運用状況によって変動したり、保有期間によって異なったりしますので、事前に料率や上限額を表示することはできません。

毎月分配型・通貨選択型ファンドに関するご注意について

投資信託は、預貯金とは異なり元本が保証されている金融商品ではありません。下記コンテンツでは、毎月分配型ファンドの分配金の支払われ方および通貨選択型の収益に関するご案内をしております。投資家の皆様につきましては、当該ファンドへの投資をご検討なさる前にぜひご確認くださいますようお願い申し上げます。

毎月分配型ファンド・通貨選択型ファンドに関するご注意

投資信託に関する情報提供について

(楽天証券分類およびファンドスコアについて)

  • 楽天証券ファンドスコアは、「運用実績」を一定の算出基準に基づき定量的に計算したもので今後の運用成果を予想または示唆するものではなく、将来の運用成果をお約束するものでもありません。最終的な投資判断は、運用コスト、残高の規模、資金流出入額、運用プロセス、運用体制等を考慮し、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
  • 情報提供:株式会社QUICK
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