掲載日:2023年8月31日
足元、日本株は主要株価指数が33年ぶりの高値をつけるなど、非常に強い動きとなっています。この背景には、東証がPBR1.0倍割れ企業へ株価を意識した経営を促した事や、投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハサウェイによる、日本の5大商社を買い増ししたことなどがあるとみられています。
楽天証券では、そんな日本株を投資対象としたファンドを約300本取り扱っています。今回はその中でも相対的に良好なパフォーマンスを残し、かつ「配当」をテーマに運用を行うファンドや、特徴的な銘柄選定プロセスを持つファンドを紹介させていただきます。
日本株のファンドへの投資を検討しているが、どれを選択すれば良いか悩んでいる方や、インデックスファンドには投資しているが、アクティブファンドに投資をすることでより高いリターンの獲得を狙いたい方などは、ぜひ参考にしてみてください。
ファンド詳細や買付について
株式の人気ランキング上位に高配当銘柄が多数ランクインするなど、多くの人に選ばれている"配当"という投資アイディア。「日経平均高配当利回り株ファンド」は、そんな"日本の高配当"をどこよりも追求するため、日経平均株価採用の225銘柄の中から、予想配当利回り上位30銘柄を抽出して投資するシンプルな商品。その結果、ファンドの予想配当利回りは4.6%(2023年6月末時点)とどこよりも高水準を実現しています。
運用プロセス
配当利回り比較(2023年6月末時点)
出所:Bloombergのデータ等を基に作成
日経平均株価採用銘柄のうち、配当利回りの高い30銘柄(日経平均高配当30銘柄)に均等投資した場合のパフォーマンスは、日経平均株価株価やTOPIXだけでなく、米国の代表的な株価指数であるS&P500を大きく上回っています。
日経平均高配当30銘柄の投資シミュレーション
出所:Bloomberg、Refinitivのデータを基に作成
時点:2002年1月4日~2023年6月30日、日次
Q:「日本株は魅力がない」は本当なのか?
A:中長期の企業価値向上改革(PBR改革)などもあり、日本株は中長期的に保有いただけるアセットクラスと考えられます。
2023年1月から始まった東証による中長期の企業価値向上に向けた改革(PBR改革)は、上場する約3,300社に資本コストや株価を意識した経営を要請し改善策を促す内容で、その中で、PBR1倍割れは成長性が投資者から十分に評価されていないことが示唆される一つの目安と指摘しています。
高配当株≒低PBRでもあることから、当ファンドでは組入30銘柄中、21銘柄がPBR1倍割れの状態となっており、今後もPBR改革の恩恵を受けやすいポートフォリオであると考えられます。
組入銘柄一覧(2023年6月末時点)
出所:Bloomberg等のデータを基に作成
当ファンドは、日本株式の中で、中長期的に成長が期待できる銘柄に厳選投資します。銘柄選定にあたっては、企業を取巻く経済・社会環境および事業環境の変化に対応して、 今後成長が期待できる産業分野の中から、継続して成長が期待できる質の高いと判断さ れる銘柄に厳選の上、中長期的な観点から投資します。ポートフォリオ・マネジャーによる企業訪問を重視した企業分析に基づき組入候補銘柄を選定し、リスク特性を考慮したうえで、業種・銘柄の分散を図りながらポートフォリオを構築します。日々の地道な調査・分析等を通じて銘柄を「セレクト」することにより、株価上昇の恩恵を享受できるものと考えます。
出所:ファクトセットのデータをもとに明治安田アセットマネジメント作成
運用主担当者
永田芳樹 (ながた よしき)
工学部機械情報学科卒業。金融セクターのアナリスト、中小型株および大型株運用チームのポートフォリオ・マネジャー、ヘッジファンドのロングショート戦略など、20年以上一貫して国内株式の調査、運用に従事。2019年、明治安田アセットマネジメントに入社し、当ファンドの運用チーム主担当者(チームリーダー)に就任。
「初くん」の運用を担当している永田です。当ファンドは、国内株式(中小型株式を含む)のうち、中長期的に成長が期待できる割安な銘柄に厳選投資を行い、パフォーマンス向上を目指しています。
特に、中小型株式市場においては、特徴的な製品や独自のサービスを提供する成長性が高い銘柄が数多く存在すると考えています。市場ではまだ認知されていない銘柄に引き続き焦点を当てていきます。
これまでの投資経験とノウハウを活かし、企業訪問を通じた銘柄分析により、市場がまだ気づいていない利益成長力がある割安銘柄への投資機会を追求し、良好な運用成果を目指して引き続き努力してまいります。
今後の成長が期待できる産業の中から、企業を取り巻く事業環境などの変化に対応し、中長期的な成長継続が期待でき、質が高いと判断される銘柄に厳選投資します。
出所:明治安田アセットマネジメント作成
楽天証券では、約2,600本の投資信託を取り扱っています(2023年7月時点)。しかし、それら全てを一つ一つ調べるということはなかなか難しいと思います。また、「良いファンド」の定義は個々で異なることなどから、何本の投資信託に投資を行うかもそれぞれ異なっていると思います。そのため、様々な切り口で投資信託をご紹介させていただくこの企画を通じて、多くの投資信託に出会い、より充実した資産形成を行うための1つのサポートツールとしてご活用いただけたら、との想いを込めています。
(上記はいずれも2023年6月末時点)
投資信託は、商品によりその投資対象や投資方針、買付手数料等の費用が異なりますので、当該商品の目論見書、契約締結前交付書面等をよくお読みになり、内容について十分にご理解いただくよう、お願いいたします。
各商品は、銘柄ごとに設定された買付又は換金手数料(最大税込4.40%)およびファンドの管理費用(含む信託報酬)等の諸経費をご負担いただく場合があります。また、一部の投資信託には、原則として換金できない期間(クローズド期間)が設けられている場合があります。
買付・換金手数料、ファンドの管理費用(含む信託報酬)、信託財産留保額以外にお客様にご負担いただく「その他の費用・手数料等」には、信託財産にかかる監査報酬、信託財産にかかる租税、信託事務の処理に関する諸費用、組入有価証券の売買委託手数料、外貨建資産の保管等に要する費用、受託会社の立替えた立替金の利息等がありますが、詳細につきましては「目論見書」で必ずご確認いただきますようお願いいたします。
また、「その他の費用・手数料等」については、資産規模や運用状況によって変動したり、保有期間によって異なったりしますので、事前に料率や上限額を表示することはできません。
投資信託は、預貯金とは異なり元本が保証されている金融商品ではありません。下記コンテンツでは、毎月分配型ファンドの分配金の支払われ方および通貨選択型の収益に関するご案内をしております。投資家の皆様につきましては、当該ファンドへの投資をご検討なさる前にぜひご確認くださいますようお願い申し上げます。