新春講演会2025

全世界株vs米国株~S&P500指数に死角はあるか?~

※本サイトは三菱UFJ国際投信株式会社から提供を受けた資料をもとに掲載しております。

つみたてNISAなどで資産形成をはじめられる多くの方にとって「”全世界株”と”米国株”のどちらに投資すればいいのか?」という点は非常に悩ましい問題です。直近では、最高値を更新するS&P500指数に人気が集まっていますが、近年の成績は出来過ぎのようにも見え、高値への警戒感も気になるところです。長期の資産形成を考える上で、改めてどちらの投資が良いのか、考えていきたいと思います。

POINT
  • 過去10年では米国株のパフォーマンスが好調
  • 歴史を振り返ると、必ずしも米株一強の時代が続いてきたわけではない
  • 長期の資産形成を考えるなら、「全世界株」への投資もおすすめ!

過去10年では米国株のパフォーマンスが好調

下の図は米国株式(S&P500指数)と全世界株式の過去10年のパフォーマンスを比較したグラフです。米国株は10年間で5倍以上も成長するなど、全世界株のパフォーマンスを遥かに超えている状況です。米国株市場を代表するS&P500指数は、その圧倒的なパフォーマンスから一部で『世界最強の株式指数』とも言われています。

過去約10年ではS&P500指数が断トツのパフォーマンス

  • (出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ国際投信作成
  • S&P500指数、全世界株式(=MSCI AC ワールドインデックス)は米ドルベースの指数を三菱UFJ国際投信が円換算しています。(2011年10月末を100として指数化)
  • 上記は、過去の実績・状況または作成時点での見通し・分析であり、将来の市場環境の変動や運用状況・成果を示唆・保証するものではありません。

S&P500指数の好調なパフォーマンスは今後も継続する?

では、最強のインデックスとも呼ばれるS&P500指数に死角は無いのでしょうか?

下の図は、1970年以降の各年代ごとの国別/地域別株価指数のリターンを比較した表になります。2010年代は米国株が優位であったものの、過去を振り返ると日本株や新興国株が主役の時代もあり、必ずしも「米株一強」の時代が続いてきたわけではないことが分かります。

長期で見ると常に米国株が優位であったとは限らない!?

  • (出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ国際投信作成
  • 国・地域の騰落率は、MSCI国別・地域別指数のグロス・トータル・リターン(米ドルベース)を三菱UFJ国際投信作成が円換算しています。
  • 各年代は、直前年末の値と年代年末の騰落率です。(例: 1970年代=1969年末~1979年末)
  • 上記は、過去の実績・状況または作成時点での見通し・分析であり、将来の市場環境の変動や運用状況・成果を示唆・保証するものではありません。

米国が世界最大の経済大国で無くなる?

また、経済規模では近い将来、アジアの新興国群が米国を抜き世界トップになることも予想されています。中国やインドなどは力強い経済成長を続ける見通しとなっており、今後、米国が世界トップの国力を維持し続けるとも限らない状況です。

2025年までにアジアが世界一の経済圏に!?

  • (出所)Bloomberg、IMF World Economic Outlook Database October 2021のデータを基に三菱UFJ国際投信作成
  • 上記は、過去の実績・状況または作成時点での見通し・分析であり、将来の市場環境の変動や運用状況・成果を示唆・保証するものではありません。

全世界株に目を向けてみると?

このように、足元では力強い成長を続ける米国株でも、長期視点で見るとこの成長を維持できる保証はありません。また、「ここ最近の米国株は出来過ぎでは?」と将来に対して不安を感じる投資家の方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、世界経済の潮流が変わってもその成長を享受し続けることができ、長期で資産形成を続けられる方法として全世界株式の活用をご紹介いたします。

①世界経済の成長を取り込める

全世界株式は世界経済の成長とともに、多くの危機を乗り越えながらも力強く推移してきました。全世界株式への投資によって世界経済の成長果実を享受することができます。

世界のGDPと全世界株式のパフォーマンス推移

  • (出所)Bloomberg、IMF World Economic Outlook Database October 2021、日本銀行のデータを基に三菱UFJ国際投信作成
  • 期間:世界株式・定期預金:1998年~2021年(世界株式=2021年は10月末時点、定期預金=2021年は9月時点)、名目GDP:1998年~2025年(IMFの予想含む)
  • 全世界株式は、MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込)を使用しています。米ドルベースの指数を使用しており、三菱UFJ国際投信が円換算しています。
  • 定期預金のパフォーマンスは、1年以上2年未満の日本の定期預金の平均金利(新規受入分、年率)を複利計算して使用しています。
  • 上記は、過去の実績・状況または作成時点での見通し・分析であり、将来の市場環境の変動や運用状況・成果を示唆・保証するものではありません。

②時価総額に応じて自動で投資比率を調整

一般投資家にとって、将来どの国が成長するのか予想することは非常に難しい問題です。全世界株式では、株式時価総額に応じて投資比率を自動的に調整してくれるため、その時々で最適な構成比率で投資することができます。

全世界株式インデックスの国別・地域別投資比率

  • (出所)MSCI Inc.のデータ等を基に三菱UFJ国際投信作成(2021年10月末現在)
  • 上記は、過去の実績・状況または作成時点での見通し・分析であり、将来の市場環境の変動や運用状況・成果を示唆・保証するものではありません。

③国・地域の分散によってリスクを抑えられる

特定の国や地域に偏ることなく世界中の株式に分散して投資するため、地政学的リスク等を抑えることが期待されます。

国・地域別インデックスのリスク/リターン

  • (出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ国際投信作成
  • 期間: 2006年11月1日~2021年10月29日
  • リスクは、日次騰落率の標準偏差を年率換算しています。リターンは、日次騰落率の平均を年率換算しています。
  • 上記は、過去の実績・状況または作成時点での見通し・分析であり、将来の市場環境の変動や運用状況・成果を示唆・保証するものではありません。

全世界株に投資するおすすめファンド

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■ ご参考:ベイリー・ギフォードLTGG戦略のパフォーマンス

当ファンドについてご理解をより深めて頂くために、下記には参考としてLTGG戦略のコンポジットのデータを用いて、LTGG戦略の過去の運用実績をご紹介しています。LTGG戦略のコンポジットおよびLTGG戦略の代表ファンドは、当ファンドの投資対象ファンドと同様の運用プロセスを用いておりますが、当ファンドおよび当ファンドの投資対象ファンドの運用実績ではありません。また、当ファンドおよび当ファンドの投資対象ファンドの将来の成果を示唆・保証するものではありません。

  • (出所)ベイリー・ギフォード社、Bloombergのデータを基に三菱UFJ国際投信作成 期間: 2004年2月末~2021年7月末
    ・ 全世界株式は、MSCI オールカントリー・ワールド インデックス(税引き後配当込み米ドルベース)をもとに三菱UFJ国際投信が円換算したものです。
    ・ 全世界株式は当ファンドのベンチマークではありません。
    ・LTGG戦略のコンポジットは、運用報酬控除後、円ベース、配当および分配金再投資のパフォーマンスを表しています。
  • 上記は、過去の実績・状況または作成時点での見通し・分析であり、将来の市場環境の変動や運用状況・成果を示唆・保証するものではありません。

【本ページで使用している指数について】

  • ・全世界株式 : MSCI オール・カントリー・ワールド インデックス
    MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスとは、MSCI Inc.が開発した株価指数で、世界の先進国・新興国の株式で構成されています。
  • ・S&P500指数
    S&P500指数とは、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスLLCが公表している株価指数で、米国の代表的な株価指数の1つです。市場規模、流動性、業種等を勘案して選ばれたニューヨーク証券取引所等に上場および登録されている500銘柄を時価総額で加重平均し指数化したものです。

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