歴史的な低金利水準が続き、従来のように債券からの安定的な利金収入の獲得が困難になりました。このような環境では、株式と債券を組み合わせる伝統的な分散投資による長期的な資産形成が難しくなったと考えられます。
今回募集を開始する「ピクテ・ゴールデン・リスクプレミアム・ファンド(愛称:バーゲンハンター)」は、リスクプレミアムに注目することで、様々な市場環境に柔軟に対応して効率的な運用を目指すファンドです。
210余年の歴史を誇るピクテが、低金利時代の新たな選択肢として開発した運用を、投資家の皆さまにご提供します。
日本やドイツの国債利回りがゼロ近辺で推移するなど、主要国の国債利回りが低下したことで、従来に比べて利金収入を期待することが困難になりました。
更なる利回りの低下余地が限られてくる中、将来の利回り上昇(=債券価格下落)の可能性を考慮すると、国債を保有するリスクを意識する必要があります。
主要国の国債利回り推移
月次、期間:1984年12月末~2020年4月末
主要先進国の中央銀行は、景気や物価を下支えするために、国債を大量に買い入れることで市場に資金を供給しています。その結果、各国の債務残高は膨張し、一部の国ではその水準がGDP(国内総生産)を上回るなど、将来のデフォルト(債務不履行)リスクさえも頭をよぎります。(注)
日本、米国、欧州の中央銀行の総資産の推移
円換算、週次、期間:1999年1月1日~2020年4月24日
バーゲンハンターは、株式、金、債券、リートを主要投資対象とし、それぞれのリスクプレミアムに注目することで、様々な市場局面に柔軟に対応するファンドです。
各市場局面において、投資魅力度の高い(=リスクプレミアムが期待できる)資産の投資比率が高まるように運用を行います。
株式や債券などのリスク資産には、資産価格が変動するリスクが伴います。
リスクプレミアムとは、リスク資産の期待リターンにおいて価格変動リスクの対価とみなされる部分のことを意味し、無リスクの資産に対して期待するリスク資産のリターンの上乗せ分を指します。
リスクプレミアムのイメージ
【ご参考】
リスクプレミアムの推定には様々な方法がありますが、例えば金利水準を参照する投資戦略を用いた過去のシミュレーションでは良好なパフォーマンスを示します。
ゴールデン・リスクプレミアム戦略の一例(シミュレーション)
円ベース、月次、期間:1986年7月末~2020年4月末
配分比率の推移
円ベース、月次、期間:1986年7月末~2020年4月末
最大下落率の比較(シミュレーション)
円ベース、月次、期間:1986年7月末~2020年4月末
下落後の回復期間(シミュレーション)
円ベース、月次、期間:1986年7月末~2020年4月末
上記は、過去の指数を用いて算出した1986年7月末から2020年4月末までのシミュレーション結果であり、ファンドの将来の運用成果等を示唆あるいは保証するものではありません。シミュレーションにおける資産配分比率は、2020年5月1日時点での当ファンドにおける資産配分の一例を示したものであり、必ずしも上記の通りとなることを保証するものではありません。シミュレーションについての詳細はページ下部をご参照ください。
主に株式・金・債券・リートなどを投資対象とします。
毎年6月25日(休業日の場合は翌営業日)に決算を行い、収益分配方針に基づき分配を行います。必ず分配を行うものではありません。
足元の低金利環境では、従来と比べて利金収入を期待することが困難になった債券には投資せず、成長力やディフェンシブ性が魅力の株式と金で構成されるポートフォリオとなっています。
モデル・ポートフォリオの組入比率
2020年4月末現在
金利水準が高い環境では、相対的な安定性と利金収入が魅力の債券に対し、金利を生まない金はあまり注目をされてきませんでした。
しかし、現在のような低金利環境下では、債券に対する金の相対的な魅力の高まりを背景に、金価格は上昇基調で推移しています。
米国10年国債利回りと金価格の推移
月次、期間:1971年1月末~2020年4月末
めまぐるしく市場環境が変化し、国債がもはや安全資産と言えない時代に、どのような資産運用が求められるのか。
ピクテでは、リスクプレミアムに注目する資産配分により、柔軟な視点で効率的な運用を目指すファンドが、投資家の皆さまにとって新たな選択肢になりうると考え、当ファンドを開発しました。
ピクテ・ゴールデン・リスクプレミアム・ファンド【愛称:バーゲンハンター】を長期の資産形成にお役立て頂ければ幸いです。
投資信託は、商品によりその投資対象や投資方針、買付手数料等の費用が異なりますので、当該商品の目論見書、契約締結前交付書面等をよくお読みになり、内容について十分にご理解いただくよう、お願いいたします。
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