※本サイトは大和アセットマネジメント株式会社から提供を受けた資料をもとに掲載しております。
近年では若いうちから経済的自立を目指す『FIRE』といった生き方にも注目が集まるなど、将来のための資産形成術としてインデックスファンドへの積立投資を始める人が増えています。しかし、世界には数多くのインデックスがある中で、どれを選べば良いのかわからない、もしくはそんなに深くは考えずに皆が買っているものを買っているという人も多いのではないでしょうか。そこで今回は既にインデックス投資を始めているという人から、なんとなく耳にしたこと事はあるけどそもそもインデックスって何?という人まで、インデックス選びのポイントをわかりやすく解説します。
インデックスとはもともと指標や指数といった意味で使われる言葉ですが、投資の世界では複数の企業の株価をひとまとめにしてその値動きを表す株価指数や、国や企業が発行する債券等の値動きを表す債券指数などを指す言葉としてよく使われます。1つ1つの企業の株価は刻一刻と異なる動きをしますが、これらを逐一チェックするのは大変なので、大まかな動向を知りたいといったときにとても便利です。またインデックスファンドとはそんなインデックスの値動きと連動した動きを目指す運用を行なうファンドの事を指します。
同じ国の企業を対象としていても、指数に含まれる企業の選び方やその数、計算方法等がそれぞれ異なるため、同じ国でも複数の株価指数が存在します。例えば、米国を代表する3つのインデックスを比較してみても以下のような違いがあります。
過去の米国の主要インデックスのパフォーマンスを比較すると、長期のグラフで見た場合NASDAQ100のパフォーマンスが突出しており、続いてNYダウ、S&P500の順に高いリターンとなっていた事がわかります。また、世界全体の株式を幅広くカバーするMSCI ACWI(オールカントリーワールドインデックス)やわが国の代表的な株価指数のTOPIXと比較しても、米国のインデックスのリターンは相対的に大きかった事が確認できます。
次に積立投資のシミュレーションを見てみます。左のグラフではNASDAQ100に毎月末3万円ずつ10年間積立投資を行っていた場合の最終評価額の推移を示しており、右のグラフでは同じシミュレーションを異なる株価指数で行った場合に最終評価額の分布を示したグラフとなっています。これを見ると積立投資でも、インデックスの違いにより、将来の資産額に大きな違いが出るため、継続的に積立投資を行なうのであれば、どのインデックスを積み立てるのかという選択が非常に重要になってきます。
■グラフの見方
せっかく大事なお金を投資するのですから、中長期的に大きな成長が見込めるものに投資したいですよね。しかしインデックス投資では、低コストで幅広く分散の効いたファンドを一つ持っておけば安心といった話も聞かれ、肝心のパフォーマンスについては見落とされがちです。過去のパフォーマンスが将来も継続するとは限りませんが、投資するインデックスがどのような特徴を持っていて、パフォーマンスの期待はどうかといった視点でインデックスファンドを比較し選ぶことが大事ではないでしょうか。
ここまでに紹介した株価指数以外にも、世界にはこれから飛躍的に伸びる可能性を秘めた株価指数が数多く存在します。
そんな知る人ぞ知るインデックスファンドを組み合わせて自分だけのポートフォリオを作ってみるのも面白いかもしれません。
【使用した指数について】
・NYダウ(ダウ・ジョーンズ工業株価平均)はS&P Dow Jones Indices LLCの登録商標です。
・NASDAQ100指数およびNASDAQ Q-50指数はNasdaq,Inc.の登録商標です。
・FANG+(NYSE® FANG+TM)は、ICE Data Indices, LLCまたはその関連会社の登録商標です。
・S&P Kensho Moonshots指数はS&P Dow Jones Indices LLCの商品です。
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