新型コロナウイルスの感染拡大で世界的に多くの資産が下落する中、このタイミングをチャンスと捉えて、多くの人が資産運用に踏み出し始めています。一方で、景気の先行きや企業業績が不透明な中、何に注目して投資を検討すべきか迷っている人も多いようです。そのような方にぜひ注目していただきたいのが「ESG投資」です。
ESG投資とは、企業評価において、従来の財務情報等の分析に加え、Environment(環境)、Social(社会)、Governance(企業統治)を考慮する投資です。
例えばある企業が目先の利益を最優先し、環境や社会への配慮を欠いた事業を展開した場合、短期的に株価は上昇しても、長期的にみれば持続的・安定的な成長を得ることはできないでしょう。
投資家が長期に安定したリターンを獲得するためには、財務情報等には表れないリスクに目配りすることが重要であり、そのための投資手法がESG投資です。
当初欧州を中心に普及してきたESG投資は、長期投資と親和性が高いと考えられており、各国の年金基金等の機関投資家のみならず、近年ではミレニアル世代を中心とする個人投資家の間でも関心が高まっています。
国際団体GSIA(グローバル・サステナブル・インベストメント・アライアンス)によると、2018年の世界のESG投資残高は約31兆ドル(約3,400兆円)と2012年に比べて約3倍にまで拡大しました。
日本では、2017年に世界最大規模の年金基金である年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)がESG指数を公募・選定し、ESGのうちS(社会)に注目した特化型のESG指数である「MSCI日本株女性活躍指数(愛称:WIN)」、総合型のESG指数である「MSCIジャパン・ESGセレクト・リーダーズ指数」及び「FTSE Blossom Japan Index」に基づくパッシブ運用を開始しました。
これがきっかけとなり、国内でもESG投資への関心が急速に高まっています。
株価は様々な要素によって決定されるため、ESG指数の投資効果について評価はわかれるものの、近年のパフォーマンスを見てみると、3指数ともTOPIXを上回っています。特に、足元の新型コロナウイルス感染拡大をきっかけとした相場急落時にも、MSCI日本株女性活躍指数およびMSCIジャパン・ESGセレクト・リーダーズ指数の下落率はTOPIXと比べて相対的に小さくなっています。
現在のような不透明な環境下であっても、ESG活動に優れた企業は、企業活動や財務状況等に関して積極的な開示を行うことにより、投資することの不確実性が相対的に低いと考えられます。
また、新型コロナウイルス問題解消後を見据えても、ESG活動に優れた企業は、社会の持続的な回復・発展に貢献する企業活動をいち早く行うことが期待できると考えられます。
中長期的にESG投資を行うには、魅力的なタイミングといえるのではないでしょうか。
大和アセットでは特徴の異なる3つのESG指数それぞれへの連動を目指すETFを運用しています。
留意事項
株式等は株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等、上場投資証券(ETN)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等、ライツは転換後の価格や評価額の変動等により、損失が生じるおそれがあります。※ライツは上場および行使期間に定めがあり、当該期間内に行使しない場合には、投資金額を全額失うことがあります。
上場有価証券等のうち、レバレッジ型、インバース型のETF及びETN(※)のお取引にあたっては、以下の点にご留意ください。
※「上場有価証券等」には、特定の指標(以下、「原指数」といいます。)の日々の上昇率・下落率に連動し1日に一度価額が算出される上場投資信託(以下「ETF」といいます。)及び指数連動証券(以下、「ETN」といいます。)が含まれ、ETF及びETNの中には、原指数の日々の上昇率・下落率に一定の倍率を乗じて算出された数値を対象指数とするものがあります。このうち、倍率が+(プラス)1を超えるものを「レバレッジ型」といい、-(マイナス)のもの(マイナス1倍以内のものを含みます)を「インバース型」といいます。
信用取引は取引の対象となっている株式等の株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。信用取引は差し入れた委託保証金を上回る金額の取引をおこなうことができるため、大きな損失が発生する可能性があります。その損失額は差し入れた委託保証金の額を上回るおそれがあります。
国内株式の委託手数料は「ゼロコース」「超割コース」「いちにち定額コース」の3コースから選択することができます。
〔ゼロコース(現物取引)〕
約定金額にかかわらず取引手数料は0円です。
但し、原則として当社が指定するSOR(スマート・オーダー・ルーティング(※1))注文 のご利用が必須となります。(当社が指定する取引ツールや注文形態で発注する場合を除きます。)
ゼロコースをご利用される場合には、当社のSORやRクロス(※2)の内容を十分ご理解のうえでその利用に同意いただく必要があります。
※1 SORとは、複数市場から指定条件に従って最良の市場を選択し、注文を執行する形態の注文です。
※2 「Rクロス」は、楽天証券が提供する社内取引システム(ダークプール(※3))です。
※3 ダークプールとは、証券会社が投資家同士の売買注文を付け合わせ、対当する注文があれば金融商品取引所の立会外市場(ToSTNeT)に発注を行い約定させるシステムをいいます。
〔ゼロコース(信用取引)〕
約定金額にかかわらず取引手数料は0円です。
但し、原則として当社が指定するSORのご利用が必須となります。(当社が指定する取引ツールや注文形態で発注する場合を除きます。)
〔超割コース(現物取引)〕
1回のお取引金額で手数料が決まります。
取引金額 取引手数料
5万円まで 55円(税込)
10万円まで 99円(税込)
20万円まで 115円(税込)
50万円まで 275円(税込)
100万円まで535円(税込)
150万円まで640円(税込)
3,000万円まで1,013円(税込)
3,000万円超 1,070円(税込)
〔超割コース(信用取引)〕
1回のお取引金額で手数料が決まります。
取引金額 取引手数料
10万円まで 99円(税込)
20万円まで 148円(税込)
50万円まで 198円(税込)
50万円超 385円(税込)
超割コース大口優遇の判定条件を達成すると、以下の優遇手数料が適用されます。大口優遇は一度条件を達成すると、3ヶ月間適用になります。詳しくは当社ウェブページをご参照ください。
〔超割コース 大口優遇(現物取引)〕
約定金額にかかわらず取引手数料は0円です。
〔超割コース 大口優遇(信用取引)〕
約定金額にかかわらず取引手数料は0円です。
〔いちにち定額コース〕
1日の取引金額合計(現物取引と信用取引合計)で手数料が決まります。
1日の取引金額合計 取引手数料
100万円まで0円
200万円まで 2,200円(税込)
300万円まで 3,300円(税込)
以降、100万円増えるごとに1,100円(税込)追加。
※1日の取引金額合計は、前営業日の夜間取引と当日の日中取引を合算して計算いたします。
※一般信用取引における返済期日が当日の「いちにち信用取引」、および当社が別途指定する銘柄の手数料は0円です。これらのお取引は、いちにち定額コースの取引金額合計に含まれません。
かぶミニ®(単元未満株の店頭取引)は、当社が自己で直接の相手方となり市場外で売買を成立させます。そのため、取引価格は買付時には基準価格に一定のスプレッド(差額)を上乗せした価格、売却時には基準価格に一定のスプレッド(差額)を差し引いた価格となります(1円未満の端数がある場合、買付時は整数値に切り上げ、売却時は切り捨て)。なお、適用されるスプレッドは当社ウェブサイトにて開示していますが、相場環境の急変等により変動する場合があります。
(貸株サービスのみ)
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