2020年も残す所あとわずか、今年一番の話題は何といっても世界中を震撼させた新型コロナウイルス感染拡大です。世界各地で感染拡大防止の措置が講じられ、ヒトモノカネの流れが停滞した中で、経済的にも大きなダメージを受けました。そんな2020年、世界の株式市場はどのような動きをしたのか?振り返ってみましょう。
(出所)ブルームバーグ
2020年は3月のコロナショックで世界の株式指数は一様に大きく下落しました。しかし、その後の回復局面での上昇率には指数毎にバラツキがあり、特に米国のNASADQ市場に上場されている100社で構成されたNASDAQ100指数の回復は大きいものとなりました。他の指数がコロナショック以前の水準程度までしか回復出来ないなか、NASDAQ100は5月にはコロナショック発生前の水準まで回復し、その後も市場最高値を更新し注目を集めました。このような大きな差が生まれた理由はなんでしょうか?
コロナで実体経済には大きな影響があったにも関わらず、堅調な伸びを見せたNASDAQ100。この指数は情報技術(テクノロジー)企業の占める割合が大きい事が特徴です。例えば、NASDAQ100にはWindowsでお馴染みのマイクロソフトや今や日本でも多くの人が利用するAmazon等を筆頭に、構成銘柄の約5割がテクノロジー企業で占められています。また、在宅勤務で一気に注目を集めたオンライン会議システムを提供するZOOMビデオや、電子署名システムを提供するドキュサインといった銘柄も含まれています。日本でもハンコを押すために出社しているといった話題もありましたが、新しい生活様式の中で欠かせなくなったこれらの企業の株価上昇が、NASDAQ100の大幅な上昇に貢献しました。
NASDAQに上場している約3,000銘柄のうち、
時価総額の大きい非金融業100社で構成される株価指数です。
(出所)NASDAQ、ブルームバーグ
米国のNASDAQ市場の時価総額の約70%をカバーしています。
NASDAQ100以外にも、世界には実に様々な株式指数があります。そんな中で前述のNASDAQ100よりもコロナ禍で大きく上昇した指数があることをご存知でしょうか?NASDAQ100にも含まれるフェイスブックやアマゾン、ネットフリックス、グーグルの米国の巨大IT企業の頭文字をとってFANG(ファング)と呼ばれたりしますが、この4社に加えて世界的に大きな影響力と高い知名度を持つ米国上場6社を加えた合計10銘柄で構成される指数が「NYSE FANG+インデックス」です。
世界をリードする10銘柄に等金額投資したポートフォリオで構成された株価指数です。
(出所)ブルームバーグ
コロナ禍でその存在感を大きく示したNASDAQ100指数とNYSE FANG+指数。そんな指数に気軽に投資したいという方のために、上記の2指数に連動するインデックスファンド『iFreeNEXT NASDAQ100インデックス』と『iFreeNEXT FANG+インデックス』をご紹介します。
特徴のある成長分野に着目した
個性あるインデックスファンドシリーズ
更に、未来を見据えた有望なテーマへのアクティブな投資を行なう『iFreeActive』シリーズには、世界のゲーム人口の増加とeスポーツ市場の盛り上がりに注目した『iFreeActive ゲーム&eスポーツ』や、脱CO2の取り組みを背景に今後の需要拡大が見込まれる電気自動車分野に投資する『iFreeActive EV』など、世界の在り方を大きく変えるメガトレンドの波を捉えるファンドを取り揃えています。
世界の変革をとらえ、未来を見据えた有望なテーマへ投資
アクティブファンドシリーズ
「今すぐ投資をしたいけど手元にまとまった資金がない」、「一括投資では突然の下落に耐えられない」といった方には時間分散効果を狙った積立投資がおすすめです。毎月一定額の積立投資なら下落局面において多くの口数を購入できるため、平均取得価格を引き下げる効果があり、将来的に株価が回復した局面では大きな見返り(リターン)が期待できます。
毎月3万円投資した場合
(出所)ブルームバーグ
本日ご紹介したファンドや株式指数ではこれだけの上昇が見られたのだから「もうこれ以上は上がらないのでは?」という声が聞こえてきそうですので、最後にNASDAQ100を例にとって今後の更なる上昇余地を示すデータをご紹介します。
(出所)ブルームバーグ
ここがポイント
(出所)NASDAQ
ここがポイント
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