ポイントが悪いわけじゃないけど、元々リスクを取る理由は何なのか、その考える順番を大事にした方がいいんだろうと思う。自分にとっての目標金額の3,000万円とか5,000万円を達成するためには「利回り」の部分がゼロではダメだから、つまり「元本」が異様に大きくなってしまって無理だから、本当は嫌だけど自分のために納得ずくでリスクを取っていこう、っていう考え方の順番がいいと思うんだよね。
投信積立をクレジットカードの引き落としでやる場合の上限って月5万円とか10万円とかのところが多いんだけど、「だから5万円やってます」っていうのって違うと思うんだよね。「とにかく積立していれば儲かるらしい。しかもポイントが付くからポイ活にもなる」っていう始め方では多分ダメだと思うわけ。
ダメって意味は、いつかやってくる「含み損」の時に心が折れてしまい、後から見ると絶対に売ってはいけない時に全部売ってしまったり、止めるどころか増額すらしたい下落時の積立なのに「積立停止」してしまったりすることになると思うってこと。
すみません。説教臭くなったので話を戻します。
さっきの合わせ技の皮算用ができるこの人なんだけど、もしこの人が「毎月7万5,000円なんて絶対ムリ」と言うなら、どうしようか。仕方ない。この人が取れる選択肢は「皮算用レベル」を上げることだよね。つまり3%でなく5%を前提にすると必要積立額は月5.3万円に下がるし、7%前提にすれば3.5万円でOKってことになる。
※一括投資は1年複利、積立投資は1ヵ月複利で運用を行なう計算。表示される結果は何らかの商品の運用成果などを約束するものではありません。また、手数料・税金等は考慮していません。
あるいは20年じゃなくて30年にするか。老後資金って意味で言えば「もっと長く働くか!」ってことよ。この人が40歳だとすると60歳で3,000万円を作ってリタイアしたかったんだけど、それは難しい作戦であることが皮算用の結果分かったから、70歳まで働こうと。そしたら運用期間を30年にできるので、もっと楽な積立額で済むことになるよね。
ここでの「考える順番」もとても大事だと思う。お金を増やす方程式を思い出して欲しいんだけど、目標金額を達成するための「変数」は「元本」と「期間」と「利回り」の3つだったよね。「元本」を大きくするには限界があるし、無理をしてさっき言った生活防衛資金までを投じてはいけないし、いくら「本気の積立」をと言っても毎月カツカツになるような積立をしてしまっては、肝心の毎日が楽しくなくなるしさ。
となるとより長く「期間」を設定することは十分アリな考え方だよね。つまり、長く働けるように今の仕事を頑張る、スキルを積む、そして健康を維持することを考える。次に「皮算用レベル」としての「利回り」をどの程度に設定するかを考える。こういう順番だと思う。
さてさて、そうなると次の順番が「利回り」だね。次回、その「利回り」と投信選びの関係についての話をしようと思う。
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