では、インデックスファンド選びのフィルターがコストだけでないとしたら、いったい何が決め手になるのか。それは、運用会社としての「総合的なインデックス運用力」と、そのファンドを永遠に運用していくつもりがあるかどうかの「ビジネスへのコミットメント」だと思う。
「総合的なインデックスファンド運用力」とは、組入銘柄の無駄な売買を極力減らして日々運用していくためのトレーダーという株式売買チームの経験値とか、売買を発注する証券会社から良い売買条件を引き出すブランド力とか取引量の大きさとかね。あとはさっき言った現金マネジメントのうまさとか、指数側で生じる様々な変更への対応力などのこと。
例えば指数って、一定のルールのもと対象銘柄の入れ替えをするんだよね。そしたら当然インデックスファンド側も即座に入れ替えないと連動しなくなるでしょ。あとは指数に入っているそれぞれの会社って、発行した自社株式の数を増やしたり減らしたりってことを時々やるんだけどね、それって指数にもインデックスファンドにも影響するわけよ。そうしたことへの調整力って、インデックスファンド運用における大事な能力なんだよね。
じゃあ我が日興アセットはどうか。
実は日興アセットって、インデックス運用やシステム運用の老舗なんだよね。僕は中途入社だからよく知らなかったんだけど、昔から人材やシステム投資を業界トップレベルで行なっていて、特に年金基金や保険会社などプロからの信任が厚い。
日銀が景気対策のために日本株のETFっていうのを市場から買い入れるようになって久しいんだけど、そのETFってのも実はインデックスファンドなの。日銀は一社からでなく複数の運用会社のETFを買っているんだけど、日興アセットはその常連なんだ。つまり日銀からもウチのインデックス運用力、インデックスファンドのクオリティが認められてるってわけ。
珍しく会社自慢で今日は終わっておこう。また次回。
投資信託は、商品によりその投資対象や投資方針、買付手数料等の費用が異なりますので、当該商品の目論見書、契約締結前交付書面等をよくお読みになり、内容について十分にご理解いただくよう、お願いいたします。
各商品は、銘柄ごとに設定された買付又は換金手数料(最大税込4.40%)およびファンドの管理費用(含む信託報酬)等の諸経費をご負担いただく場合があります。また、一部の投資信託には、原則として換金できない期間(クローズド期間)が設けられている場合があります。
買付・換金手数料、ファンドの管理費用(含む信託報酬)、信託財産留保額以外にお客様にご負担いただく「その他の費用・手数料等」には、信託財産にかかる監査報酬、信託財産にかかる租税、信託事務の処理に関する諸費用、組入有価証券の売買委託手数料、外貨建資産の保管等に要する費用、受託会社の立替えた立替金の利息等がありますが、詳細につきましては「目論見書」で必ずご確認いただきますようお願いいたします。
また、「その他の費用・手数料等」については、資産規模や運用状況によって変動したり、保有期間によって異なったりしますので、事前に料率や上限額を表示することはできません。
投資信託は、預貯金とは異なり元本が保証されている金融商品ではありません。下記コンテンツでは、毎月分配型ファンドの分配金の支払われ方および通貨選択型の収益に関するご案内をしております。投資家の皆様につきましては、当該ファンドへの投資をご検討なさる前にぜひご確認くださいますようお願い申し上げます。