では少し照れるが今日も始めますか。投資信託の仕事で32年目の僕が、父親の最後のアドバイスとして結婚した娘とその夫2人にこんな話ができるのは、まぁありがたいことだよね。
昨日話したポイントは、預金か運用かとか、何を買ったらいいのか?などの方法論よりも天引き、積立の「元本」の大きさこそが大事なんだってことだったよね。
生活の無駄や見栄を削ぎ落とすことで手取りの25%以上、できれば35%の積立をやったらいいよって、ちょっと踏み込んだ話をした。
ウチの会社、日興アセットはそれを「本気の積立」って言葉でもう10年以上ずっと標榜してるの。
今では投資信託の積立も1,000円とか100円からやれるんだけど、そんなんじゃ意味ないよ!ってあちこちで言って回ってて、「日興アセットって自由ですねー」って同業から苦笑いされてる(笑)。
今日もうひとつ踏み込んで言いたいのは、それをぜひ2人でオープンに、平等にやったらどうだろうという話。
2人の稼ぎはそれぞれ違うんだろうけど、日々の生活費の拠出の分担の方でメリハリつけるなりして、「将来の2人のためのお金」については平等に、つまり同額で、かつオープンにして2人で楽しみながら作っていく、っていう考え方。
ウチはご存じの通り僕だけが働く家庭だったから、アドバイスする資格はないかもしれない。
でも日本にはまだダブルインカムの家計に対するデフォルトのアドバイスが確立してないんだよね。
それでも最近よく耳にするマズイ例とは、お互いで取り決めた生活費の拠出をしたあと、互いのお財布に関与してない例。
それぞれ「相手は貯金してるだろう」と思っていたがそうではなかった――っていうケースみたい。
2人合わせれば年収1,000万円とか1,200万円とかの「パワーカップル」っていうらしい、豊かな生活をしてる30代後半とか40歳くらいの人たちが、いざフタを開けてみたらほとんど貯蓄がなかったとか、片方しか頑張ってなくてそれが原因で不仲になっちゃうとかね。
次ページへ> 「今」のためのお金の分担と「将来」のための平等...投資信託は、商品によりその投資対象や投資方針、買付手数料等の費用が異なりますので、当該商品の目論見書、契約締結前交付書面等をよくお読みになり、内容について十分にご理解いただくよう、お願いいたします。
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