暑苦しい精神論になっちゃったので話を戻すけど、株式だけでは怖いからと色々なものを混ぜる分散投資にはデメリットもあるって話なのよ。簡単に言えば「たくさんのものに分散すればするほど、日々のブレというリスクは確かに分散されるが、リターンの方も分散されて凡庸になりがち」ということ。
確かに株式100%なんて怖い感じがするから、たくさんのものに分散したくなるのは人情だよね。具体的には株式とは性質が異なる債券と混ぜるのがいいとされている。1つの投信の中で最初から混ざってるタイプを「バランスファンド」って言うんだけど、確かに日々の値動きはマイルドになることが多い。
でもね、株式全体が仮に10年後になんと2倍になったとしても、株式と債券に例えば半々に分散するバランスファンドでは、その基準価額、投信の値段だね、は2倍にはなれてないわけですよ。株式だけに100%投資するタイプのファンドなら基本的に、その恩恵に100%あずかれるわけだけど、株式に50%・債券に50%にと分散するバランスファンドだったら、株式のせっかくの2倍の上昇は半分の50%上昇分しかゲットできないことになるでしょ。わかるよね。混ぜれば正解かっていうと、そう簡単じゃない。
混ぜればいいかどうかは目的による。君らの目的が「20年後にしっかりした額のお金を手にした余裕あるオトナな家族になっている」ってことなんだとしたら、株式100%の株式ファンドにするというのが、君たちにとってのアセットアロケーションだと僕は思う。全然アセットをアロケートしてないけどね。ただ、親とはいえ所詮は他人の意見だから、決めるのは自分たちでよろしく。
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