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●君たちにとっての「真のリスク」は何だろう?

なんてカッコいいこと言ってはみても、必ずやってくる元本割れの期間はそりゃ嫌ですよ。積立を始めて時間が経っていけばいくほど元本が大きくなるから、損の実額も大きくなってキツイのよ。まだ積立元本が10万円の時なら、2割下がったといっても2万円だけど、100万円積立したあとの2割は20万円だし、500万円だったら100万円の「含み損」を見ることになる。

100万円の含み損なんて聞くと「ヒー!」って思うだろうね。そんなのムリ!やっぱ株式のファンドなんて嫌!って思うかもね。でもね、君たちにとっての「真のリスク」は実はココじゃないのよ。

僕や君たちが本当は嫌な曲線を受け入れるのはなぜなんだろう。一度は必ず元本割れする投資信託なんてものを買うのはなぜなんだろう。

それは曲線を受け入れてでも、その先に到達したいゴール、目的があるから。君たちで言えば20年、30年後に「人生のハンドル」を自分たちが握っている実感を持った、余裕あるオトナになっていることなんだと思う。

つまり、君らにとっての「真のリスク」とは「その夢が叶ってないまま20年後30年後を迎えていること」じゃないだろうか。金銭的余裕はあまりなく、相変わらず上司や会社に人生のハンドルを握られた状態のまま歳をとってしまっていることじゃないだろうか。

別に大金を作って仕事を早くに辞めるべきとは全然思ってないからね。数年前にFIRE(Financial Independence, Retire Early/金銭的自立と早期退職)という海外発のムーブメントがあったけど、そんなに早くに仕事やめたらボケそうだし、会社の仕事が嫌だからお金を貯めようなんて動機は悲しすぎる。仕事が楽しくなきゃ家庭も生活も充実しづらいというのは、昭和の僕だけに限らない真実だと思う。

でも「何ならいつでも辞められる」「どちらかが1年くらい休んでも全然平気」と思えるようなお金を持った2人なら、やっぱりハンドルを握って自分で人生を運転している感覚があるだろう。人生の選択肢をたくさん持った2人になっていることだろう。

そんなワクワクするような未来を達成することが君たちにとっての資産運用の目的であり、その目的が全然達成されていないことがリスクだ。つまり途中の100万円のマイナスは、めちゃめちゃ大きなストレスではあるが「真のリスク」ではない。

次ページへ> 「途中のリスク」と「最後のリスク」
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投資信託のリスクと費用について

投資信託は、商品によりその投資対象や投資方針、買付手数料等の費用が異なりますので、当該商品の目論見書、契約締結前交付書面等をよくお読みになり、内容について十分にご理解いただくよう、お願いいたします。

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主な投資対象が国内株式
組み入れた株式の値動きにより基準価額が上下しますので、これにより投資元本を割り込むおそれがあります。
主な投資対象が円建て公社債
金利の変動等による組み入れ債券の値動きにより基準価額が上下しますので、これにより投資元本を割り込むおそれがあります。
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買付・換金手数料、ファンドの管理費用(含む信託報酬)、信託財産留保額以外にお客様にご負担いただく「その他の費用・手数料等」には、信託財産にかかる監査報酬、信託財産にかかる租税、信託事務の処理に関する諸費用、組入有価証券の売買委託手数料、外貨建資産の保管等に要する費用、受託会社の立替えた立替金の利息等がありますが、詳細につきましては「目論見書」で必ずご確認いただきますようお願いいたします。
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