「げんせんトークラウンジ」は、運用担当者をはじめとするげんせん部員(げんせん投信に関わるニッセイアセットマネジメント(以下ニッセイアセット)の社員)が、お客さまとの双方向のコミュニケーションにより、ファンドの紹介だけでなく想いを語り合う場です。本記事では、4月にニッセイアセット本社にて行われた「げんせんトークラウンジ」の内容をご紹介します。
ニッセイアセットは、げんせん部員によるセミナーを今後も定期的に開催していく予定です。げんせん投信に興味がある方はもちろん、「投資に興味はあるけどよく分からない」など投資初心者の方もぜひ、今後のセミナーにお越しください。
チーフ・ポートフォリオ・マネジャー 伊藤琢氏
運用担当者の伊藤氏(チーフ・ポートフォリオ・マネジャー)が登場しました。いつも話す内容を決めずに、参加者の顔ぶれを見ながら機動的にテーマを決めていくことを得意とする伊藤氏は、この日も「皆さんの顔をみながら、内容を決めたいと思います」と話しはじめ、自身の大学時代やレオス・キャピタルワークス藤野氏との出会いなど、人柄がわかるエピソードを展開。その後、げんせん投信の運用状況と投資哲学について説明しました。
まずパフォーマンスについてご説明します。2018年9月からの半年間は、私のファンド運用者としての人生の中で最も厳しい期間となり、TOPIX(東証株価指数)に劣後する結果となりました。しかし、げんせん投信が買い付けている「ニッセイ国内株式GENSENマザーファンド」は、運用開始の2014年から4年連続でTOPIX(東証株価指数)を上回る超過収益を得ており、トータルでも年率14.0%のリターンを上げています(2014年10月3日~2019年3月末)。
そのリターンを可能にしているのは、一貫した運用戦略です。げんせん投信のストラテジーは、究極的にはひとつ「収益性の改善の幅が大きい企業に投資し続ける」ということ。当ファンドでは、ニッセイアセット独自の業績予想に基づき企業の収益性の改善幅を4分位(ぶんい)に分けて、パフォーマンス評価を行っています。株式市場は非常に効率的であり、改善幅が大きい一分位に属する銘柄は、どの単年度で見ても常にパフォーマンスが良い。私はパフォーマンスが良好なファンドを運用するために、将来にわたって収益性が改善し一分位に入り続ける銘柄に投資すると決め、そのストラテジーを貫いています。
一分位に入り続ける銘柄を選ぶために、私は企業の「目に見えない資産」を分析しています。物的資産や金融資産などの「目に見える資産」に対し、「目に見えない資産」とは、組織資産、人的資産、顧客資産であり、その質を左右するのが「経営トップ」です。目に見える資産は効率的な株式市場では株価にほとんど織り込まれているので、付加価値を生みにくい。企業の付加価値を生む競争力の源泉は「目に見えない資産」であり、私たちはこれについて直接経営トップに会って取材をし、点数化しています。
突然ですが、皆さんは今一番何にワクワクしていますか?ワクワクするというのはすごく大事なことで、生きる力の源になりますよね。企業も同じで、会社の真ん中に企業理念・文化・情熱などしっかりとしたハートがあり、“ワクワク”しているかが非常に重要です。それが「組織資産」です。次に、そのワクワクや情熱を社員やサプライヤーと分かち合い、従業員が“イキイキ”としているかが「人的資産」。製品やサービスを通じてワクワクをお客さまと分かち合い、お客さまが“ニコニコ”しているかが「顧客資産」です。
この三つの資産の質を大きく左右するのが経営トップ。私は経営トップに直接会い、様々な質問を投げかける中から、企業の「目に見えない資産」の価値を推し量り、評価しています。収益性を上げる企業を効率的に発掘する一番の近道は、この3つの「目に見えない資産」と経営トップを分析することなのです。
第二部は、Q&A方式による座談会。トークラウンジ開始時に配布された質問票を通じて、参加者から沢山寄せられた質問の一部をご紹介します。
「組織資産」「人的資産」「顧客資産」と「経営トップ」のそれぞれについて、細分化した評価項目を設け点数を付けています。ニッセイアセットの約20名のアナリストたちが自分の担当銘柄(30~40銘柄)について評価を行い、毎月レビューし必要に応じて評価替えを行っています。私は評価が付いている630社について常にウォッチし、アナリストへのヒアリングと、実際の企業訪問を行いながら「目に見えない資産」を評価しています。
もちろんESG(環境・社会・企業統治)やSDGS(持続可能な開発目標)といった視点から全銘柄について評価していますが、当ファンドは、「目に見えない資産」を分析し、収益性が上がっているかという視点で銘柄を厳選しているので、ご質問のような企業は投資対象にはなりません。なぜなら安いお給料では従業員の方は、イキイキはできませんよね。その旨、企業調査で経営トップにエンゲージメント(企業に対する助言)を行います。
ニッセイアセットは「げんせん投信」を一流のブランドに育てていこうと考えています。ブランドになるためには、ファンドパフォーマンスだけでなく、価値観や投資哲学、日々の振る舞いなどを含めて、お客さまから共感を得られなければなりません。そのため、ニッセイアセットは、当ファンドのセミナー「げんせんトークラウンジ」を開催し、直接皆さまとお会いして対話させて頂くことを大切にしています。
皆さまに「げんせんトークラウンジ」に何度もお越しいただくことを願っています。初めていらっしゃる方もいるため、運用戦略などのご説明では一部重複することもあるかと思いますが、毎回、投資にまつわる様々な情報を発信していく予定です。「げんせん投信」が皆さまとともに成長し、やがてブランドとして認知されるよう努めて参ります。
ニッセイアセットの「げんせんトークラウンジ」は、セミナーの構成や内容も参加者の皆さまと対話しながら、よりお客さま目線のプログラムに成長させていく予定です。
普段なかなか聞くことのできない運用担当者の生の声や、げんせん投信に関わる社員の熱い想いを、セミナーで聞いてみませんか?どうぞお気軽にお申込みくださいと呼びかけています。
委託会社:ニッセイアセットマネジメント株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第369号
加入協会 :一般社団法人 投資信託協会、一般社団法人 日本投資顧問業協会
ご購入に際しては、投資信託説明書(交付目論見書)の内容を十分にお読みください。
主な変動要因
株式投資リスク | 株式は国内および国際的な景気、経済、社会情勢の変化等の影響を受け、また業績悪化(倒産に至る場合も含む)等により、価格が下落することがあります。 |
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流動性リスク | 市場規模が小さいまたは取引量が少ない場合、市場実勢から予期される時期または価格で取引が行えず、損失を被る可能性があります。 |
株式市場が大幅に下落する可能性が高いと判断する場合、基準価額の下落リスクの軽減のため、ファンドは株式の実質組入比率を引下げることがあります。このため、以下の事項にご留意ください。
投資者が直接的に負担する費用
購入時 | 購入時手数料 (1万口当り) |
購入申込受付日の基準価額に2.16%※(税抜2.0%)を上限として販売会社が独自に定める率をかけた額とします。
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換金時 | 信託財産留保額 | ありません。 |
投資者が信託財産で間接的に負担する費用
毎日 | 運用管理費用 (信託報酬) |
ファンドの純資産総額に信託報酬率をかけた額とし、ファンドからご負担いただきます。 信託報酬率は、ファンドの純資産総額に応じて定まり、以下の通りとします。 信託報酬率(年率)
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監査費用 | ファンドの純資産総額に年率0.0108%※(税抜0.01%)をかけた額を上限とし、ファンドからご負担いただきます。
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随時 | その他の 費用・手数料 |
組入有価証券の売買委託手数料、信託事務の諸費用および借入金の利息等はファンドからご負担いただきます。これらの費用は運用状況等により変動するため、事前に料率・上限額等を記載することはできません。 |
ご注意
投資信託は、商品によりその投資対象や投資方針、買付手数料等の費用が異なりますので、当該商品の目論見書、契約締結前交付書面等をよくお読みになり、内容について十分にご理解いただくよう、お願いいたします。
各商品は、銘柄ごとに設定された買付又は換金手数料(最大税込4.40%)およびファンドの管理費用(含む信託報酬)等の諸経費をご負担いただく場合があります。また、一部の投資信託には、原則として換金できない期間(クローズド期間)が設けられている場合があります。
買付・換金手数料、ファンドの管理費用(含む信託報酬)、信託財産留保額以外にお客様にご負担いただく「その他の費用・手数料等」には、信託財産にかかる監査報酬、信託財産にかかる租税、信託事務の処理に関する諸費用、組入有価証券の売買委託手数料、外貨建資産の保管等に要する費用、受託会社の立替えた立替金の利息等がありますが、詳細につきましては「目論見書」で必ずご確認いただきますようお願いいたします。
また、「その他の費用・手数料等」については、資産規模や運用状況によって変動したり、保有期間によって異なったりしますので、事前に料率や上限額を表示することはできません。
投資信託は、預貯金とは異なり元本が保証されている金融商品ではありません。下記コンテンツでは、毎月分配型ファンドの分配金の支払われ方および通貨選択型の収益に関するご案内をしております。投資家の皆様につきましては、当該ファンドへの投資をご検討なさる前にぜひご確認くださいますようお願い申し上げます。