おかげさまで「楽天・バンガード・ファンド」シリーズ合計の純資産総額が
1,500億円を突破しました!(2020年5月28日現在)
これからも投資家の皆様をサポートしてまいります!
2017年9月「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」が発売されて以降、低コストと、長期投資に向く高い商品性で人気を集める『楽天・バンガード・ファンド』シリーズ。
2019年2月には新たに「楽天・全世界債券インデックス(為替ヘッジ)ファンド」も登場し、シリーズ8本の純資産総額は累計600億円を超えました(2019年3月27日現在)。
同シリーズがなぜこれだけ多くの投資家に支持されているのか。バンガード・インベストメンツ・ジャパンのセールス・クライアントサービス本部長 マネージングディレクターの小林賢氏と、楽天投信投資顧問 代表取締役社長の東眞之が対談を行いました。
東:
おかげさまで、バンガードさんと協働で提供している『楽天・バンガード・ファンド』シリーズの純資産総額がこの2019年3月時点で600億円を超えました。多くの方にご支持をいただき、本当に感謝しています。
小林氏:
このシリーズは、販売開始当初からインパクトが大きかったですよね。2018年は「楽天・全米株式インデックス・ファンド」と「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」の2本が”投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2017”の1位と3位を受賞し、2019年も「楽天・全米株式インデックス・ファンド」が4位を受賞しました。特に、全米株式は楽天証券さんの買付ランキングで常に上位をキープしています。
東:
投資家の皆さまからの期待がさらに高まっていると感じています。600億円を1つの通過点として、今後は次のマイルストーンに向かっていきたいですね。
小林氏:
そうですね。バンガードでは2019年2月にVT※1(全世界)、VYM※2(米国高配当)、VWO※3(新興国)のETFの経費率※4(運用コストの比率)を下げたほか、先日、目玉商品であるVTI※5(全米株式)の経費率の引き下げも発表しました。このバンガードETFのコストダウンに伴い、『楽天・バンガード・ファンド』の実質的にご負担いただく運用管理費用も引き下げられましたね。
東:
他社が激しい価格競争の中で勝つためにコストダウンをするなか、バンガードさんは資産残高の増加によって利益が出たら経費率を下げ、投資家に利益を還元するという方針を取っていらっしゃいますよね。これは、グローバルに事業を展開しているバンガードさんの規模を考えるとすごいことで、その誠実な姿勢には非常に学ぶべきものがあります。
小林氏:
ありがとうございます。バンガードはユニークな会社構造で(図1)、会社自体がバンガードのファンドに所有されているんです。つまり、ファンドの投資家がバンガードを所有していることになります。そのため、投資家の皆さまの成功がバンガードの成功なのです。それだけに低コストを追求し、投資家に利益を返していくということは、バンガード創業当初からの使命でした。今後も経費率を引き下げていく努力をすることで、投資家の皆さまの投資目標の達成をサポートしていきたいと考えています。
図1 “ファンドの投資家がバンガードを所有する”バンガードの会社構造
東:
バンガードさんは、さまざまな企業に投資をしながら、企業との対話、エンゲージメントという面でもしっかり行われているという理解です。
小林氏:
米国本社には25名ほどの専門メンバーがおり、常時700社ほどの企業と対話をしています。物を言わない株主ではなく、しっかりと物言う株主として、長期的に企業の成長に寄与していきたいと考えています。
東:
おかげさまで販売が好調な『楽天・バンガード・ファンド』ですが、今後は販売量を増やしていくことも大切ですが、投資経験のない人たちへ、いかに届けていくかも考えていきたいと思っています。
小林氏:
楽天ポイントを使って楽天証券さんで投資できる「ポイント投資」が人気ですから、これからは投資に馴染みのない楽天市場の利用者の皆さまにも、積極的に『楽天・バンガード・ファンド』への認知を広げていきたいですね。
東:
まずは気軽にポイントでお試し投資をしていただき、投資とはどんなものかを体験したうえで、本格的な投資にチャレンジしてみていただけたらと思っています。
小林氏:
バンガードとしても、投資初心者の皆さまへの長期投資のアドバイスを始め、投資家教育にも力を入れていけたらと思っています。その辺りでも、楽天さんとタッグを組んでいきたいですね。
東:
実は投資にあまり詳しくないという楽天従業員のなかにも、バンガードを好きな人間が多いんですよ。やはりバンガードは、長期的な視野で投資をする実直な人に愛されますよね。これも創業以来ずっと、長期投資を啓蒙し続けてきたという信頼があるからこそだと思います。
バンガードの創業者ジョン・ボーグル
小林氏:
ありがとうございます。2019年1月半ばにバンガードの創業者であるジョン・ボーグルが亡くなったのですが、彼が投資業界で築いてきた信頼の大きさを切実に感じています。世界中の投資家の皆さまに、バンガードの運用スキルの部分だけでなく、ストーリーや想いにも共感していただけていることを実感しています。
東:
バンガードは、インデックス・ファンドを軸に市場といかに共生していくかを考え、お客様に負担のない運用を誠実に考えていらっしゃるところが評価されているのだと思います。投資に関する哲学や信念を持っている会社と、持っていない会社の差は大きいですよね。
小林氏:
そうですね。他社も同じように顧客主義を掲げていますが、やはりバンガードは前述の通り会社構造が他社と違いますし、「資産運用会社は、ファンドの投資家の利益のためだけに運営されるべきである」というシンプルで画期的なアイデアに基づいて設立されているので、そこへの信頼も大きいのではないかと思っています。
小林氏:
2019年2月に「楽天・全世界債券インデックス(為替ヘッジ)ファンド」が登場し、これでシリーズ8本が出揃いました。ちなみに今回の全世界債券には為替ヘッジがついていますが、これにはどんな理由があるのでしょうか?
東:
日本においては、これまで毎月分配型の外国債券ファンドが人気でしたので、為替ヘッジをしないことが一般的でしたが、為替ヘッジをしないで外国債券に投資する場合、為替レートが大きく変動する局面では、債券本来の低リスクという特性が損なわれてしまうことがあります。当ファンドでは、株式投資との分散効果なども考慮にいれて、債券の安定した特性を享受することを重視して「為替ヘッジあり」という選択をしました。
小林氏:
確かに、利回りは高くても相応にリスクの高かった債券ファンドも少なくなかったので、世界の投資適格債券に広くリスクを抑えて投資できる今回のファンドは、非常に有効ですよね。
東:
投資先も画期的ですし、費用構造的にも画期的なファンドだと思っています。昨年設定した「楽天・インデックス・バランス・ファンド」シリーズは、自分で資産設計を行うのが難しい初心者のために、株式と債券の両方に一つのファンドで簡単に投資できる商品を提供したいという思いから誕生したのですが、一方で「楽天・全世界債券インデックス(為替ヘッジ)ファンド」は、ポートフォリオにあわせて自由に資産設計を行いたい方にとって最適な選択肢の一つになると考えています。
小林氏:
仰るとおり「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」や「楽天・全米株式インデックス・ファンド」といった株式ファンドと、この「楽天・全世界債券インデックス(為替ヘッジ)ファンド」を組み合わせることで、投資家のリスク許容度に応じてポートフォリオを作れますね。ポートフォリオにも組み込みやすい、とても良い商品だと思います。
小林氏:
『楽天・バンガード・ファンド』シリーズは、つみたてNISAやiDeCoの対象ファンドとしても人気がありますね。
東:
そうですね。現在つみたてNISAでは、全世界、全米、バランス3ファンド、そしてiDeCoでは全世界、全米、『楽天・バンガード・ファンド』シリーズではないですが、バンガードのファンドに投資をする楽天インデックスバランス(DC年金)が利用できますが、どれもご好評をいただいております。
小林氏:
東さんは、日本のつみたてNISAやiDeCoの現状をどう見ていらっしゃいますか?
東:
NISAやiDeCoは、これから若い年代が長期視野で資産形成していくうえで、骨格になる制度ですよね。それだけに、もう少し広い層に普及して欲しいと考えています。
小林氏:
バンガードの投資哲学のひとつに「規律ある長期的な視点」という原則があります。これは、マーケットの混乱に直面しても、自制心と長期的な視点を持ち続けることが投資目標達成への重要な鍵となるということなんです。NISAやiDeCoはこのような長期的な視点での投資にも向いているので、私もぜひもっと広げていきたいと思っています。
東:
そのために我々もしっかりタッグを組んで、世界標準に合致した低コストの商品を提供していきたいですね。
小林氏:
そうですね。楽天投信さんの行動指針である「投資家本位・誠実さ・緻密さ」、そして『楽天・バンガード・ファンド』の「良質なインデックス投資の成果を低コストで投資家の皆さまにお届けする」という投資哲学に基づいて、投資家の利益につながる商品を一緒に開発していけたらと思います。これからもよろしくお願いいたします。
バンガードは、1975年に米国ペンシルベニア州バレーフォージで創業しました。「全ての投資家の皆さまと公平に向き合い、投資目標達成のための最良の機会をご提供します」という使命のもと、世界各地にある18の拠点を通じて、2,000万人を超える投資家の皆さまに400本以上のファンドを提供し、5.4兆米ドル(約600兆円)の資産を市場で運用しています(2019年3月31日現在)。
楽天投信投資顧問は、インターネットショッピングモールを運営する楽天株式会社の100%子会社であり、楽天証券、楽天銀行、楽天カードなどと共に、日本最大級のネット金融グループの一員です。
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