今回のトピックは「債券の種類」です。様々な条件を持つ債券を、弊社での債券分類に関して説明いたします。
国内債券と外国債券は、債券を発行する地域により分別されます。国内債券と外国債券で区分するワケは、債券発行までの手続きや決済手法の違いがあるからです。
国内債券は日本国内で円建て発行された債券を指し、外国債券は国外で発行され主に外貨建てで発行された債券を指します。特に外国債券は多種多様で、中には欧州で発行される円建て債「ユーロ円債」やユーロ円建ての仕組債も含まれます。
新発債とは、新規に募集・発行する銘柄です。募集(販売)期間が数週間と短期間に限定されており、募集価格は100%に固定していることが多いのが特徴です。
既発債券は、過去に発行された銘柄で、現在においても市場で流通している銘柄。価格は市況により日々変動します。また、既発債の売買時には、債券本体価格に加えて経過利息が発生します。なお、新発債の販売時には、経過利息は通常ありません。
新発 /既発 |
通貨 | 銘柄名 | 利率 ※1 |
利回り ※2 |
---|---|---|---|---|
シティグループ米ドル建て社債(劣後債) NEW | ×××% | ×××% | ||
モルガン・スタンレー米ドル建て社債(劣後債) | ×××% | ×××% |
劣後債は、[上記]の例にあるように銘柄名に「(劣後債)」の記載があります。
劣後債とは、弁済順位が劣後する債券です。具体的には、万が一、発行会社が破産などの債務不履行(デフォルト)の状態となった場合、劣後債より優先する債務を支払った後において、資金の余力がある分のみが劣後債の返済に充当されます。このことから劣後債は追加のリスクがある分、利回りは高めで取引されています。
昨今、好利回りを狙う様々な「仕組債」も販売されております。仕組債の代表格には、ユーロ円債として発行されるEB(「他社株転換債」)や日経平均リンク債があります。弊社では、2017年秋より仕組債を随時ネット販売しております。
債券は、債券の価格が市場の金利水準の変化に対応して変動するため、償還前に換金すると損失が生じるおそれがあります。また、債券を発行する組織(発行体)が債務返済不能状態に陥った場合、元本や利子の支払いが滞ったり、不能となったりすることがあります。
国内債券を、楽天証券との相対取引によって購入する場合は、購入対価のみお支払いいただきます(委託手数料はかかりません)。
債券は、債券の価格が市場の金利水準の変化に対応して変動するため、償還前に換金すると損失が生じるおそれがあります。また、債券を発行する組織(発行体)が債務返済不能状態に陥った場合、元本や利子の支払いが滞ったり、不能となったりすることがあります。外国債券(外貨建て債券)は為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じたり、債券を発行する組織(発行体)が所属する国や地域、取引がおこなわれる通貨を発行している国や地域の政治・経済・社会情勢に大きな影響を受けたりするおそれがあります。
外国債券を購入する場合は、購入対価のみお支払いいただきます(委託手数料はかかりません)。また、売買における売付け適用為替レートと買付け適用為替レートの差(スプレッド)は債券の起債通貨によって異なります。
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