今回は外国債券の特徴をご紹介いたします。外国債券は必ずしも外貨建て債券では無いことも含めご案内いたします。
外国債券は、海外において発行される債券を指します。日本国内で発行される国内債ではない債券は、外国債券とも言えます。外国債券のなかには円建ての外国債券もあり、その種類は、シンプルな固定利付債券から仕組債まで様々です。
外国債券の特徴は、「外貨建て」であることから、外国債券の発行体は円以外の資金の調達が必要な外国の企業や公共団体が圧倒的に多いです。外国企業の外貨資金の需要の大きさを思えば、当たり前のことですね。また、世界中の発行企業や投資家が参加する市場ですので、様々な通貨や形態の債券があります。
最初は外貨建て債券です。外貨建て債券には、発行体リスクや金利リスクのみならず、為替レートの変動リスクがあります。債券のいろは「第6回 外貨建て債券の通貨と為替レート変動リスク」の後半に「為替レート変動リスク」を損益発生の例をご紹介しております。
次は劣後債です。昨今の低金利時代において、大手金融機関が資本規制のルールに基づき発行する劣後債は、利回りの高さに注目が集まっています。大手金融機関の劣後債は米ドルやユーロ建てのものが多く、様々なハイ・イールド・ファンドにも組込まれています。
劣後債の概要は、債券のいろは「第7回 債券の種類・劣後債 & 仕組債」をご覧ください。
3つ目は仕組債です。
世界で流通する仕組債は、円建てか外貨建てかを問わず殆どが外国債券のカテゴリーに入り、当社で販売する仕組債も同様です。また仕組債は、狙うリターンの高低やリスクも銘柄毎に大きく異なります。仕組債を詳しく知りたい方は「やさしい、かんたん 仕組債(しくみさい)入門」をクリック。
債券は、債券の価格が市場の金利水準の変化に対応して変動するため、償還前に換金すると損失が生じるおそれがあります。また、債券を発行する組織(発行体)が債務返済不能状態に陥った場合、元本や利子の支払いが滞ったり、不能となったりすることがあります。
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債券は、債券の価格が市場の金利水準の変化に対応して変動するため、償還前に換金すると損失が生じるおそれがあります。また、債券を発行する組織(発行体)が債務返済不能状態に陥った場合、元本や利子の支払いが滞ったり、不能となったりすることがあります。外国債券(外貨建て債券)は為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じたり、債券を発行する組織(発行体)が所属する国や地域、取引がおこなわれる通貨を発行している国や地域の政治・経済・社会情勢に大きな影響を受けたりするおそれがあります。
外国債券を購入する場合は、購入対価のみお支払いいただきます(委託手数料はかかりません)。また、売買における売付け適用為替レートと買付け適用為替レートの差(スプレッド)は債券の起債通貨によって異なります。
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