【ポイント】
投信の積み立てをすると決めたら、次は投信選びです。下の表のように、投信は投資対象となる資産や投資する地域などによって、様々な種類があります。では、20代に向くのは、どのような投信なのでしょうか?
基礎知識として押さえておきたいのは、リスクを抑えるためには投資対象の分散が大切だということ。投資対象が違えば値動きもそれぞれ異なりますから、特定の資産に集中投資するのと比べ、安定した運用ができます。
どのような投資対象に分散するかを考える上では、まず「投資資産の中で株式が占める割合を高くすると、値動きの幅(リスク)が大きくなる」ということを頭に入れておきましょう。値動きの幅が大きいということは、大きく値上がりすることがある一方、大幅に値下がりすることもあるということです。
一般に、資産運用の世界では「20代は積極的にリスクを取ってリターンを狙える世代」と位置付けられています。一時的に運用成績がふるわなくても、挽回する時間が十分にあるからです。これは、定年間近になって運用をスタートするケースと比べるとよくわかるでしょう。資産額が大きく減ってしまった場合に取り返しがつかない年齢なら、リスクを抑えた運用を心がけなくてはなりません。一方、失敗してもリカバリーできる時間があるなら、積極的にリターンを狙うのも一つの選択肢です。
「積極的にリターンを狙いたい」という人は、投信選びの際、日本株や外国株で運用する株式型投信を候補に入れるとよいでしょう。あるいは、「ミドルリスク・ミドルリターン」と言われるREIT投信も、候補の一つになりそうです。自分が持っている資産全体のバランスを考える際、持ち家があると、資産に占める不動産の割合が高くなりがちです。この点、20代でまだ持ち家がない場合は、投信を活用して投資資産に占める不動産の割合を調整できるという考え方もあります。「最初はリスクを抑えて投資を始めたい」という場合は、株式、債券、REITなど様々な資産に分散投資するバランス型投信が有力な選択肢です。
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