2018年2月7日

2018年1月20日(土)、「楽天証券新春講演会2018」をパシフィコ横浜で開催いたしましたので、開催の模様をご報告いたします。

今回の新春講演会では、ジャーナリストの田原 総一朗氏による特別講演「時代を読む」のほか、東洋大学教授/慶応義塾大学名誉教授 竹中 平蔵氏による講演「第4次産業革命からみた世界経済」や、著名な専門家によるパネルディスカッションなどを行っていただきました。

さらに、ミニセミナー会場やブースでの講演も満員になるなど終日にわたって大盛況となりました。

世界最大級の国際会議場「国立大ホール」や展示ホールなどからなるコンベンション・センターであるパシフィコ横浜。
好調な株価の動きを受けて、午前9時30分の受付開始前から来場者が長蛇の列を作ったため、例年以上に大幅に予定時間を繰り上げて入場受付を開始しました。

講演会場となった国立大ホールは、3階席までを合わせるとおよそ5,000席という大きな国際会議場です。写真の通り、開演以降は1階席はほぼ満席、2階~3階席も多くの来場者で席が埋まりました。

【講演】東洋大学教授/慶應義塾大学名誉教授 竹中 平蔵氏 「第4次産業革命からみた世界経済」

竹中氏は講演で、現在の日本の景気回復について、経済学者の75%は来年の消費税引き上げまでは続くと予想していること、自らも今年中に景気後退に陥ることはないとの見方を示しつつも、経済がいい状態にある時こそ、次の時代への備えが大変重要だと考えていると話しました。
また、今後の留意すべき点として、北朝鮮問題、米金利の上昇、中国の問題などについて解説しながら、国際社会・世界経済の現状、それを踏まえての日本のあるべき姿について持論を語りました。

【パネルディスカッション】資産形成を語る セゾン投信、コモンズ投信、レオス・キャピタルワークス

続いて、セゾン投信 代表取締役社長 中野 晴啓氏、コモンズ投信 会長 渋澤 健氏、レオス・キャピタルワークス 代表取締役社長・最高投資責任者 藤野 英人氏ら3名とモデレータを務める叶内 文子氏との豪華パネルディスカッションを実施しました。

個人投資家にもお馴染の中野氏、渋澤氏、藤野氏は、それぞれ、会社の会長・社長を務める傍ら、講演会やメディア出演を通じての情報発信により、積極的に投資の普及、金融リテラシー向上のための活動に貢献されています。
この日も投資のあり方などについて4名で様々な議論を交わしていただきました。

【特別講演】ジャーナリスト 田原 総一朗氏 「時代を読む」

朝まで生テレビ(毎月最終金曜日 TV朝日) 、激論!クロスファイア(毎週日曜日 夕方18時 BS朝日)などのTV番組出演でお馴染の田原氏は、1989年のベルリンの壁崩壊~冷戦終結、湾岸戦争など国際政治の曲がり角となった重要な出来ごとを幾つか取り上げながら、世界の情勢の大きな変化についてジャーナリストの立場からその背景を鋭く分析されています。
80歳を超えた今も、TV番組では歯に衣着せぬ発言で番組を仕切る田原氏は、この日の講演でも抜群な存在感がありました。

【展示会場】休憩時間を中心に、終日賑わいを見せた出展ブース

展示会場には楽天証券やグループ企業、協賛企業、IFA(金融商品仲介業)事業者の出展ブースやデモコーナーが会場狭しと立ち並び、参加者の皆様をお迎えしました。

【講演】楽天証券経済研究所 チーフ・ストラテジスト 窪田 真之氏 「2018年日本株投資戦略」

続いての講演は、2018年の「投資戦略」、「相場見通し」です。

楽天証券経済研究所チーフ・ストラテジストの窪田は日本株は配当利回り・PERから見て割安だとし、「ゲーム・チェンジ」で伸びる可能性が高いセクターなども紹介しました。

【講演】ホリコ・キャピタル・マネジメントLLC プレジデント&CEO 堀古 英司氏 「2018年の米国経済・株式相場の見通し」

堀古氏は、米国の税制改革法案や税率、さらに、日米の財政政策や相場の見通しなどを解説されました。
2018年のマーケットに影響を与えるイベントや要因についての話に参加者の方々が真剣に耳を傾けていました。

  • eワラント証券 投資情報室長 小野田 慎氏「1万円以下でも始められる!大きなリターンが魅力のeワラント投資法」
  • 三菱UFJ国際投信株式会社 執行役員 大平 恒敏氏「ETFでREITと中小型株に投資する」
  • ピクテ投信投資顧問 日本株運用部長 鈴木 毅氏 & 楽天証券経済研究所 ファンドアナリスト 篠田 尚子「対談"本当にお金が増える投信10本"に選ばれた日本株ファンドとは? ~iTrust日本株式ファンド・マネジャー鈴木毅氏×ファンド・アナリスト篠田~」
  • GAIA プライベート ファイナンシャルプランナー 三橋 圭介氏「銘柄選びは株だけじゃない!投資信託の銘柄選びの考え方」
  • 三井住友トラスト・アセットマネジメント 担当部長 百瀬 順治氏「“配当貴族指数”を活用した株式投資 ~配当貴族インデックスに欧州が追加!~」
  • 大和証券投資信託委託 ファンド・プロモーション部 兼 金融リテラシー・サポート部 チーフ・プレゼンター 宮澤 沙央梨氏 & 同 債券運用部 兼 金融リテラシー・サポート部 ファンドマネージャー 髙田 駿氏「つみたてNISA元年~低コストのインデックスファンドで資産形成を~」
  • Good Moneyger 代表取締役 清水 俊博氏「アルゴリズムで判定!ロボアドバイザーが提案する2018年の資産運用」

こうして丸1日を掛けて開催された新春講演会は無事終了しました。

おかげさまで、新春講演会としては過去最高となる約4,200名のお客様にご来場いただき、大盛況になりました。
ご参加いただいた皆様に心よりお礼申し上げます。

楽天証券では、新年早々の1月5日に、様々な条件から優待銘柄の絞り込みが可能になる新ツール「株主優待検索」の提供を開始しました。また、12月8日「つみたてNISA取引開始」、12月21日「AIによる自動生成ニュースの配信を開始」、11月21日「国内株式取引手数料引き下げ」、11月2日「PTS(私設取引システム)の取扱いを開始」など、個人投資家の利便性を向上させる施策を次々と打ち出しています。

「戌笑う」年である2018年、好調な株式市況に加えて、弊社の積極的な取り組みが投資活動をサポートすることで、より多くの投資家に笑顔がもたらされる2018年となることを願っています。

本年も変わらぬご愛顧のほど、何卒よろしくお願いいたします。

(@株式会社グッドウェイの取材を元に編集)