掲載日:2025年2月26日
投資を始めようと思いつつ、今が始め時なのかどうか気になってしまい、なかなか始められないという方も多いかと思います。しかし、長期的な資産づくりが目的なら、投資を始めるにあたりマーケットの状況はまったく気にする必要はありません。
資産形成を目的とした投資なら、投資のタイミングを気にする必要がない理由、そして今すぐ始めたほうがよい理由についてご説明します。
NISAでの投資信託では世界株式や米国株式を対象としたインデックスファンドに人気が集まっていますが、ここ数年は円安傾向にあったこともあって、こういった投資信託の基準価額(投資信託の値段)は右肩上がりで上昇してきました。
一方、2024年8月上旬には、日経平均株価が急落、ドル円も大幅に円高が進むなど、ここ数年で投資を始めた方にとってはショッキングなマーケットになったかもしれません。
マーケットがこういった不安定な状況だと、
など、不安に思われるかと思います。
しかし、20年、30年といった時間軸で考えていく長期的な資産づくりであれば、足元の株価水準(インデックスファンドの場合はインデックスの水準)はまったく気にする必要はないと考えています。なぜ気にする必要がないのか、ご説明していきます。
次の図は、現在の株価水準を100として年率5%の利回りで運用できたら、20年後に265になることを示しています。ここでは現在の100と20年後の265を直線で結んでいますが、実際には株価は上がったり下がったりと、大きく変動しながら推移していくはずです。
現在の株価水準が長期投資での運用利回りに与える影響は限定的
現在の株価水準が割高なのか、割安なのか、今後数ヶ月など短期的に大きく下落するのか、上昇するのか、基本的にそういったことはわかりません。そこで、現在の株価水準を100とした場合に、割安な80で投資できた場合や割高な120で投資した場合に、20年後の投資結果がどのように変わるのかを確認してみます。
「資産形成」と言われても、何から手をつけていいか分からない・・・
結婚する?しない? 家は買う?賃貸? など、自分がどう生きていきたいかを想定しながら、準備や備えをステップごとに解説。読み終わるころには、漠然と望んでいた「ハッピーエンド」を、その手で確かにつかむための方法が分かるはずです。
横田 健一
ファイナンシャルプランナー 株式会社ウェルスペント 代表取締役
大手証券会社にてデリバティブ商品の開発やトレーディング、フィンテックの企画・調査などを経験後、2018年1月に独立。「フツーの人にフツーの資産形成を!」というコンセプトで情報サイト「資産形成ハンドブック」を運営。YouTube「資産形成ハンドブック」も人気上昇中。
著書「新しいNISA かんたん最強のお金づくり」(河出書房新社、2023年6月)
Twitter @ken1yokota でも情報発信中!