総額3億円!NISAデビュー&のりかえキャンペーン 条件達成でもれなく5,000ポイント!

使いながら資産を増やし続ける方法!?30年間の取り崩しシミュレーション

2022年10月26日配信

積立投資家の皆様、本日もお疲れ様です。楽天証券の山口です。

本日も、毎週水曜日の「元気が出るニュースレター【#積クラ通信】」をお届けいたします。
本ニュースレターでは、積立投資家のお客様に役立つ「資産形成がうまくいくヒント」をお伝えしてまいります。

取り崩しシミュレーションで具体的なイメージを掴もう

さて、先週は4つの出口戦略の総まとめをお届けいたしました。
出口戦略は老後だけに関系する話ではなく、現役世代の方にも何か大きな出費がある際には大きく関係してくる話題となりますので、ぜひ改めて抑えておいてくださいね。

本日は、「実際に運用しながら取り崩しを続けていたら、最終的にどうなったのか?」を、過去のデータを用いた具体的なシミュレーションでお伝えしていきたいと思います。

先週・先々週もお伝えしましたが、株式ファンドの期待リターンを年率7%程度とすると、毎年の取り崩し額を7%以内に収められていれば、理論上は取り崩しを続けても、資産は減らない・もしくは緩やかに増えていくことになります。
一方で、株式ファンドで運用していると、運用途中では相場下落により「まだ全然使っていないのに、こんなに資産が減ってしまった…!」とショックな出来事が起こることも。

このシミュレーションでは、運用途中での下落を体感いただきながら、最終的な運用結果はどうなったのか?について見ていただくことで、今後の出口戦略のご参考にしていただけるかと思います。
それでは、早速見ていきましょう!

60歳~90歳まで30年間、毎月10万円取り崩すと?

前提としては、60歳時点で2,000万円の余裕資金を準備できていて、これを90歳まで30年の間、米国株式(S&P500)で運用しながら毎月10万円を取り崩した場合について、シミュレーションしていきます。
(90歳まで運用を続ける…というのはあまり現実的ではないかもしれませんが、ひとつの例として見てみてくださいね。)
まず、2,000万円を運用せず、純粋にそのまま取り崩していったらどうなるでしょうか?

■運用せずに取り崩した場合
2,000万円÷120万円(毎月10万円×12か月)=約16.7年

つまり、普通に毎月10万円を使っていくと、2,000万円あった資金は16年程度、つまり76歳頃には無くなってしまうことになります。
やはり、老後も運用を続けないと、資金が枯渇してしまうリスクがかなり大きい、ということが分かりますね。
次に、2,000万円を米国株式で運用しながら、「取り崩さずに」過去30年間運用を続けていた場合はどうなっていたでしょうか?

■米国株式で運用した場合(取り崩し無し)
1992年10月:2,000万円で運用開始

2022年10月:1億7,770万円

米国株式(S&P500)は、過去30年間で約9倍になっていますので、もし取り崩しを行わず、純粋に運用を30年間続けていた場合は、資産も約8倍の1億8,000万円弱という、かなり大きな金額になっています。
これだけのリターンがあると、この中から取り崩しを行っていたとしても、十分その取り崩しを賄うことができそうですね。
それでは次に、実際に運用しながら取り崩していた場合について見てみましょう。

■米国株式で運用しながら、毎月10万円を取り崩した場合
1992年10月:2,000万円で運用開始
↓(毎月10万円取り崩し)
2022年10月:6,189万円

なんと、毎月10万円ずつ、合計3,600万円と、元手の2,000万円を上回る資金を下ろしていたにも関わらず、最終的には資産が3倍になっているという結果に!
何も運用していなかった場合は、約16年で資金が無くなってしまっていましたが、運用を続けていると資産が尽きることはなく、むしろプラスになっていたことが分かります。
これは、取り崩しでの減少ペースを運用による増加ペースが上回っているためです。

これだけ見ると、やはり老後も全額リスクの高い株式等で運用を続けた方がお得なのでは?と感じられるかもしれません。
しかし、最終的に増えているものの、途中の運用経過はどうなっていたのでしょうか?
こちらについては、次回お伝えしてまいりたいと思います!

投資信託の質問箱

ご質問

「つみたてNISAのリターンがずっとマイナスです。そのまま買い続けるべきですか?」

ご回答

ご質問ありがとうございます。
投資を始めてからプラスになることが無いと、「このまま続けてよいのか?」「投資を始めてよかったのか?」と不安になってしまいますよね。

「いま現在」プラスが出ているか・マイナスが出ているか、についてはやはり人によって異なります。
例えば、同じ米国株式ファンドに投資していても、1年以上前に投資を始めた方であれば、まだかろうじてプラスを保っている…という方が多いかもしれませんが、今年に入ってから投資を始めた方などの場合は、評価損益がプラスになったことがない…という方も多いかもしれません。
このように、どうしても「評価損益」は人によって投資を始めたタイミングで異なります。
ただ、投資対象が同じである限りは、そのファンドに投資をしている方は全ての方が同じ下落を被っていますので、「自分だけなぜマイナスなのだろう…」と悩む必要は全くありません。
むしろ、「下がっているので、今安く買えているんだ!」と思っていてくださいね。

また、投資期間が短い場合は、投資開始のタイミングが多少違うだけでも、いま現在の評価損益がプラスになるマイナスになるかは変わってきますが、一方で、資産形成の長いスパンの中で見れば、最初の数か月や数年の投資タイミングの違いというのは、最終的な投資結果にはほとんど大きな差異をもたらしません。
最終的な投資結果の要因は、数か月のタイミングによるリターンよりも、長期間投資を続けたことによるリターンの方が、圧倒的に大きいためです。

ダイエットなどでも同じことが言えるかと思いますが、なかなか体重が減らなかったり、逆に体重が増えてしまったりすると、「やっぱり意味が無いんじゃないか?」「効果が無いなら、もうやめてしまおうかな」と思ってしまうことがあると思います。
多くの人がダイエットを途中で諦めてしまうように、「コツコツ続ける」というのは、思ったよりも難しいことかもしれません。

しかし、長く続けることで得られる成果、見える景色というのは必ずやってきます。
ぜひ、あまり足元の値動きや損益に左右されすぎず、将来の大きな成果を信じて続けてみてくださいね!
積立を続ける意義については、過去のアーカイブも参考にしてみてください。

お役に立てましたでしょうか?
引き続き、皆様からのご質問をお待ちしております!

文字サイズ

総合口座をお持ちでない方

投資信託のリスクと費用について

投資信託は、商品によりその投資対象や投資方針、買付手数料等の費用が異なりますので、当該商品の目論見書、契約締結前交付書面等をよくお読みになり、内容について十分にご理解いただくよう、お願いいたします。

投資信託の取引にかかるリスク

主な投資対象が国内株式
組み入れた株式の値動きにより基準価額が上下しますので、これにより投資元本を割り込むおそれがあります。
主な投資対象が円建て公社債
金利の変動等による組み入れ債券の値動きにより基準価額が上下しますので、これにより投資元本を割り込むおそれがあります。
主な投資対象が株式・一般債にわたっており、かつ、円建て・外貨建ての両方にわたっているもの
組み入れた株式や債券の値動き、為替相場の変動等の影響により基準価額が上下しますので、これにより投資元本を割り込むおそれがあります。

投資信託の取引にかかる費用

各商品は、銘柄ごとに設定された買付又は換金手数料(最大税込4.40%)およびファンドの管理費用(含む信託報酬)等の諸経費をご負担いただく場合があります。また、一部の投資信託には、原則として換金できない期間(クローズド期間)が設けられている場合があります。

お買付時にお客様に直接ご負担いただく主な費用
「買付手数料」:ファンドによって異なります。
保有期間中に間接的にご負担いただく主な費用
「ファンドの管理費用(含む信託報酬)」:ファンドによって異なります。
ご換金時にお客様に直接ご負担いただく主な費用
「信託財産留保額」「換金手数料」:ファンドによって異なります。

買付・換金手数料、ファンドの管理費用(含む信託報酬)、信託財産留保額以外にお客様にご負担いただく「その他の費用・手数料等」には、信託財産にかかる監査報酬、信託財産にかかる租税、信託事務の処理に関する諸費用、組入有価証券の売買委託手数料、外貨建資産の保管等に要する費用、受託会社の立替えた立替金の利息等がありますが、詳細につきましては「目論見書」で必ずご確認いただきますようお願いいたします。
また、「その他の費用・手数料等」については、資産規模や運用状況によって変動したり、保有期間によって異なったりしますので、事前に料率や上限額を表示することはできません。

毎月分配型・通貨選択型ファンドに関するご注意について

投資信託は、預貯金とは異なり元本が保証されている金融商品ではありません。下記コンテンツでは、毎月分配型ファンドの分配金の支払われ方および通貨選択型の収益に関するご案内をしております。投資家の皆様につきましては、当該ファンドへの投資をご検討なさる前にぜひご確認くださいますようお願い申し上げます。

毎月分配型ファンド・通貨選択型ファンドに関するご注意

投資信託に関する情報提供について

(楽天証券分類およびファンドスコアについて)

  • 楽天証券ファンドスコアは、「運用実績」を一定の算出基準に基づき定量的に計算したもので今後の運用成果を予想または示唆するものではなく、将来の運用成果をお約束するものでもありません。最終的な投資判断は、運用コスト、残高の規模、資金流出入額、運用プロセス、運用体制等を考慮し、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
  • 情報提供:株式会社QUICK
    各投資信託関連ページに掲載している情報(以下「本情報」という)に関する知的財産権は、楽天証券株式会社、株式会社QUICKまたは同社の情報提供元(以下三社を合わせて「情報提供元」という)に帰属します。本情報の内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではなく、これらの情報によって生じた損害について、情報提供元は原因の如何を問わず一切の責任を負いません。本情報の内容については、蓄積・編集加工・二次加工を禁じます。また、予告なしに変更を行うことがあります。

ご質問は
ありませんか?