2016年10月1日の経営統合により、日本・アジア最大規模の資産運用会社としてスタートしたアセットマネジメントOneの取締役社長 西惠正氏に、新しく誕生したアセットマネジメントOneについて、個人投資家への影響や人気のたわらノーロードシリーズに今後追加される新商品について伺いました。
また、楽天証券代表取締役社長楠雄治に、9月25日から開始した確定拠出年金の商品ラインナップについて、商品の選定方針や今後の投資教育・啓蒙活動について聞きました。
さらに、併せて実施するたわらノーロードキャンペーンにも関わる社会貢献活動についても、「資産運用と社会貢献活動の融合」というテーマで両社長にその思いを伺いました。
社長対談動画の目次
■#001 新会社誕生を迎えて
■#002 統合による個人投資家への影響
■#003 人気の低コスト投信と確定拠出年金
■#004 たわらノーロード新商品と為替リスク
■#005 キャンペーンについて
■#006 資産運用と社会貢献の融合
■#007 個人投資家へのメッセージ
アセットマネジメントOne 西:
日本の個人の金融資産は1,700兆円といわれています。その約半分が預金として眠っています。預金はいまや、1ベーシスポイント(※)しか金利がない世界です。
この1ベーシスポイントの預金に置いておき、運用していないというのは、知識以上に、投資家のマインドがまだ「デフレ」ということだと思います。
本当に「デフレ」であれば、1から2ベーシスポイントでも、預金に置いておくという行動のほうが正しいといえますが、現状、2%のインフレ目標にすぐに到達するかどうかは別にしても、足元はマイナスのデフレ成長から抜け出しているという状態になっていると思います。
そういう意味では、資産運用業界のあり方は変わってこないといけないと考えます。
800兆円以上の預金で運用されている、この大多数の預金に満足している方々が、投信による資産運用を始めるには、我々は色々なバランス型投信などの商品を提供しなければいけないと考えます。また、それ以上に、初心者が資産運用に入って来やすい出来るだけ低コストで、わかりやすい商品が必要であると考えます。
資産運用業界の発展のキーワードは、「低コストのシンプルな商品」。
我々は、統合により規模が大きくなりますが、そういった意味ではこれらの試みが大変実行しやすい環境になります。
楽天証券 楠:
確定拠出年金というのは、国民年金や厚生年金といった公的年金に加えて、自助努力で将来の資産を形成していくという、国が定めた年金プログラムです。
こういった制度をきっかけに投資に参加される方々は、投資に馴染みの薄い、一般の方です。我々としては良質な商品を提供しながら、併せて教育活動・啓蒙活動をおこないながら、最適な商品を選んでいただきたい。
そのためには、ホームページや色々なメディアを通じて、教育機会をもちながら、いい商品・コストの低い商品の組み合わせを提案していくのが重要と考えます。
また、より良い投資信託を選んでいただくということについては、昨年より始めました楽天証券ファンドスコアというものがあります。
短期から長期まで1年、3年、5年という期間でスコアを算出しています。
アセットマネジメントOne様の提供される商品については、特にアクティブ系のファンドについて本当にスコアの高いものを提供いただいていて、まさに運用力と低コストという2つのバランスをとった商品を提供いただいていると思います。
アセットマネジメントOne 西:
運用力という点においては、我々としてひとつのキーワードは「長期」ということ。5年10年という、より長い期間で資産運用をしていくことは、これからの日本の投資運用が大きくなっていくうえで必要なことと考えます。
我々は、今までも、大規模な年金などの運用をしていましたので、統計的なモデルであるとか、理論的なアセットアロケーション、クォンツや数量的なテクニックといった面でも強みがあり、これらを個人の方にも提供していきたいと考えています。
また、我々は直接、投資家の皆様と接することが少なく、やや間接的な働きかけになってしまいます。楽天証券が教育活動をする中で、協力させていただき、また我々を活用していただきたいと思っています。
楽天証券 楠:
どちらにしてもこれからは、生活者(初心者)が中心となってくるので、教育のコンテンツとしては、「なぜこういうものが必要なのか」という、ソリューションベースで、それぞれの人の、ライフスタイルや考え方、そういうことにマッチした形で「教育」というものを組み立てていきたいと考えています。
アセットマネジメントOne様も様々な教育コンテンツやナレッジをお持ちだと思いますので、それらを一緒に議論して組み合わせて、よりお客様にわかりやすく、また切実に感じていただけるような教育ができれば一番いいと思います。
また、10月には早速アセットマネジメントOneと楽天証券で共同のセミナーを開催するということで、こちらも大変楽しみにしております。
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