投資信託に精通するブロガーたちが優れた投信を選出する「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2017」において、1位と3位を受賞した「楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)」と「楽天・バンガード・ファンド(全米株式)」。
この快挙を記念して、バンガード・インベストメンツ・ジャパンの小林 賢氏と楽天投信投資顧問の東 眞之氏に、両ファンド設立の背景や、金融商品としての魅力を伺いました。
商品名 | 楽天・全世界株式インデックス・ファンド 【愛称】楽天・バンガード・ファンド(全世界株式) |
楽天・全米株式インデックス・ファンド 【愛称】楽天・バンガード・ファンド(全米株式) |
---|---|---|
特長 | “これ1本で、世界中の株式にローコストで分散投資できます!” 楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)を端的に表現するとこうなります。海外ETFとして日本でも人気の高い「バンガード®・トータル・ワールド・ストックETF」に実質的に投資しますので、先進国だけでなく新興国も含めた世界の大型株から小型株まで約8,000銘柄への分散投資を実現することが可能です。 |
“これ1本で、米国株式にローコストで分散投資できます!” 楽天・バンガード・ファンド(全米株式)を端的に表現するとこうなります。海外ETFとして日本でも人気の高い「バンガード®・トータル・ストック・マーケットETF」に実質的に投資しますので、米国株式市場の投資可能銘柄のほぼ100%をカバーする約3,600銘柄にわたる大型株から小型株に分散投資が可能です。 |
コスト | 買付時の手数料は無料です(ノーロードファンド)。 投資信託でかかる信託報酬は年率0.132%(税込)と低コストに抑えられています。※
|
|
購入方法 | 日本の投資信託として投資いただきますので、外貨ではなく日本円で、少額からの積立投資も簡単に始めることができます。 |
-今回両ファンドが投信ブロガーに評価された理由はどんな点にあるとお考えですか?
東:
これまで海外ETFとして投信ブロガーの方々からも人気が高かった「バンガード®・トータル・ワールド・ストックETF(以下:VT)」と「バンガード®・トータル・ストック・マーケットETF(以下:VTI)」に投資信託で気軽に投資できるようになったということが、大きな支持をいただいた主な理由ではないかと思っています。世界のバンガードに投資したいという投資家は多いですし、もともとVT、VTIには熱烈なファンも多いですから。
小林氏:
ありがとうございます。確かに、VT、VTIは、かねてから多くの方のご支持をいただいていました。 VTは先進国・新興国の大型・中型・小型株8000銘柄、VTIはアメリカの3600銘柄以上を投資対象としており、VTを保有すれば全世界に、VTIを保有すれば全米に投資するのと同様の意味合いを持つことになります。そのわかりやすさと網羅性の高さが市場に受けているのではないかと考えています。
東:
確かに、網羅性の高さは、他社と比較しても抜きん出ていますよね。しかし海外ETFは、小口の投資がやりにくい。積み立てのために手数料がかかる。円からの投資が未対応の場合があるなどのデメリットがあって、投資したくても手が出しにくいという人も少なくなかった。
それを今回ファンド化することで払拭できたというのは、市場にとっても画期的なことだったのではないかと思っています。
小林氏:
そうですね。この2つのファンドは、インデックスファンドの手軽さと、海外ETFの低コストが融合したという点でも、非常に画期的な商品になったと思います。VTやVTIにもっと気軽に投資したいという声はこれまでも多くいただいていましたので、そんな投資家の方の生の声を活かしつつ、「投資家にとって良いものを、安く提供したい」という思いを形にすることができて、とても嬉しいですね。
-「楽天・バンガード・ファンド」が誕生した背景について教えてください
東:
ETFは日本の個人投資家の世界では、まだまだ認知度も低く、前述したような手軽に投資するという面でのデメリットもあります。 しかし低コストのETFは長期で資産形成をするうえでとても優れた商品の一つですから、手軽に簡単に活用できる一般的な投資信託という形にして、個人投資家の皆様にご提供できないかとかねてから思っていたのです。
この夢を実現するためには、世界最大級の投信会社であるバンガードさんと組ませていただくのが早道だと考え、一緒に「楽天・バンガード・ファンド」をつくらせていただくことになりました。商品開発に際しては、長期の資産形成にご活用いただくことを意識して、コスト面でも徹底的にこだわりました。
小林氏:
楽天投信さんは、金融にあまり詳しくない投資家の方にも信頼されていらっしゃるところが大きな魅力ですよね。私たちも日本でもっとETFを普及させ、幅広い方に認知していただきたいという思いを持っていましたので、楽天投信さんのブランド力と運用スキルで、今まで購入しづらかったETFをうまくラッピングしていただけたらという思いがありました。
東:
私は、インデックス投資は対象となる市場にいかに「丸ごと投資」できるかがポイントだと思っているのですが、バンガードさんはインデックス運用のノウハウをETFにおいて発揮することに、長年実直に取り組んでいらっしゃいますよね。
今回組ませていただくことをきっかけに、アメリカのバンガード本社にも伺いましたが、とても素敵なところでした。こういう場所だから、ああいった良い商品が生まれるのだなと実感できて、嬉しかったですね。
米国ペンシルべニア州にあるバンガード本社
小林氏:
ありがとうございます。インデックス投資はアクティブ投資と比べて、あまりテクニックが必要ないように思われがちなのですが、市場の動向に合わせて銘柄を入れ替えるためには実は高度なテクニックが必要なのです。そこを理解していただけるのは、私たちにとってもとても嬉しいことです。
東:
「楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)」と「楽天・バンガード・ファンド(全米株式)」は、まさに「市場を丸ごと買えるファンド」ですよね。購入して長期間放っておいてよいという商品性は、金融商品にあまりなじみのない楽天ユーザーにも非常に親和性が高いのではないかと思っています。
金融庁がすすめているつみたてNISAの対象商品となりましたし、長期的視野ででの資産形成に、ぜひ役立てていただきたいですよね。
小林氏:
両ファンドはノーロードファンドということで積立のコストがかかりませんし、積み立てであれば高値づかみをするリスクを避けつつ、購入コストを平均化することができます。東さんのおっしゃるように、投資に詳しくないという方にこそ、ぜひ利用していただけたらと思います。
-「楽天・バンガード・ファンド」の現状と、今後の展望についておしえてください
東:
「楽天・バンガード・ファンド」シリーズは、今回受賞した「楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)」と「楽天・バンガード・ファンド(全米株式)」のほかに、現在「楽天・バンガード・ファンド(新興国株式)」と「楽天・バンガード・ファンド(米国高配当株式)」も登場し、4本のラインナップをそろえています。
成長率が高い新興国への投資や、米国の高配当株に幅広く、かつ低コストで投資できるファンドとなっていますので、注目していただきたいですね。
小林氏:
後続の2本のファンドも、もともとバンガードで人気が高かったETFを投資信託として利用できるようにしたものです。「楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)」と「楽天・バンガード・ファンド(全米株式)」に加えて、世界への分散投資にぜひ活用していただけたらと思います。
東:
昨年12月より、楽天証券の個人型確定拠出年金(iDeCo)に、「楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)」と「楽天・バンガード・ファンド(全米株式)」が追加されています。税制メリットもありますし、若い世代の方の年金づくりにもぜひ活用していただきたいですね。
小林氏:
そうですね。2017年から個人型確定拠出年金(iDeCo)の加入資格が主婦や会社員、公務員へと大幅に広がっています。
今回、「楽天・バンガード・ファンド」も個人型確定拠出年金(iDeCo)対応になったということで、一般口座、特定口座、NISA口座、つみたてNISA口座、個人型確定拠出年金(iDeCo)と、個人投資家の皆様の投資手段が増えたと思います。今後も幅広い方に「楽天・バンガード・ファンド」を認知し、活用していただけたらと思います。
バンガードは、1975年に米国ペンシルベニア州バレーフォージで創業しました。「全ての投資家の皆さまと公平に向き合い、投資目標達成のための最良の機会をご提供します」という使命のもと、世界各地にある18の拠点を通じて、2,000万人を超える投資家の皆さまに395本以上のファンドを提供し、5兆米ドル(約534兆円)の資産を市場で運用しています(2018年2月28日現在)。
楽天投信投資顧問は、インターネットショッピングモールを運営する楽天株式会社の100%子会社であり、楽天証券、楽天銀行、楽天カードなどと共に、日本最大級のネット金融グループの一員です。
投資信託は、商品によりその投資対象や投資方針、買付手数料等の費用が異なりますので、当該商品の目論見書、契約締結前交付書面等をよくお読みになり、内容について十分にご理解いただくよう、お願いいたします。
各商品は、銘柄ごとに設定された買付又は換金手数料(最大税込4.40%)およびファンドの管理費用(含む信託報酬)等の諸経費をご負担いただく場合があります。また、一部の投資信託には、原則として換金できない期間(クローズド期間)が設けられている場合があります。
買付・換金手数料、ファンドの管理費用(含む信託報酬)、信託財産留保額以外にお客様にご負担いただく「その他の費用・手数料等」には、信託財産にかかる監査報酬、信託財産にかかる租税、信託事務の処理に関する諸費用、組入有価証券の売買委託手数料、外貨建資産の保管等に要する費用、受託会社の立替えた立替金の利息等がありますが、詳細につきましては「目論見書」で必ずご確認いただきますようお願いいたします。
また、「その他の費用・手数料等」については、資産規模や運用状況によって変動したり、保有期間によって異なったりしますので、事前に料率や上限額を表示することはできません。
投資信託は、預貯金とは異なり元本が保証されている金融商品ではありません。下記コンテンツでは、毎月分配型ファンドの分配金の支払われ方および通貨選択型の収益に関するご案内をしております。投資家の皆様につきましては、当該ファンドへの投資をご検討なさる前にぜひご確認くださいますようお願い申し上げます。