株価が思ったように上がってくれない。値上がりをまっているので売却もできず身動きが取れない。そう思っている方も多いのではないでしょうか。そこで、今回はそんな方のために、塩漬けになってしまった保有株を利用して、収益のチャンスを勝ち取る方法、また保有株の値下がりリスクを軽減する方法を解説いたします。投資銘柄は、日本を代表する株価指数(日経225、TOPIX)に連動を目指す国内ETFを活用します。
また、信用取引は怖いと思われている方も必見。上手に使いこなす方法もあわせて解説いたします。
株価は安値を更新。
こんなニュースを耳にし、そろそろ上昇しそうだな、株を買い増そうかなと思ったものの、株を購入する現金(手元資金)があまりない方、またどの銘柄を買ったらいいのだろうと悩んでいる方は少なくないはず。
そんな悩みをお持ち方へ有効な方法があります。株式を保有していれば、その株式を担保にし、たとえば日本の代表的な株価指数に連動を目指す国内ETFを信用取引にて新規で買建てる(買う)方法です。
信用取引は現在保有している資産額の最大3.3倍までお取引ができます。
しかし、3.3倍まで取引をすると逆に相場が動いた時のリスクが大きいので、今回は1倍、つまり、保有資産の額を取引できる上限として考えていきます。
銘柄選びは、日経平均株価、若しくはTOPIXの値動きに連動を目指すETFに投資。
日経平均株価、TOPIXを売買すると考えてください。これらの指数は、毎日テレビや新聞等で指数を目にすることができるので、価格が分かりやすく、また買ったときからいくら上昇したのか、下落したのかすぐに判断できます。
また個別の銘柄と違い、たくさんの銘柄で構成されているため価格の変動が比較的緩やかであるという特徴もあります。
ETFの注文方法、手数料、税制は国内株式と同じです。
日経平均株価に連動を目指すETF
銘柄コード | 銘柄名 | 売買単位 |
---|---|---|
1320 | ダイワ上場投信-日経225 | 10口 |
1321 | 日経225連動型上場投資信託 | 1口 |
1329 | iシェアーズ日経225 | 10口 |
1330 | 上場インデックスファンド225 | 10口 |
1346 | MAXIS 日経225上場投信 | 1口 |
TOPIXに連動を目指すETF
銘柄コード | 銘柄名 | 売買単位 |
---|---|---|
1305 | ダイワ上場投信-トピックス | 100口 |
1306 | TOPIX連動型上場投資信託 | 10口 |
1308 | 上場インデックスファンドTOPIX | 100口 |
1348 | MAXIS トピックス上場投信 | 10口 |
(例)現在の日経平均株価はこんな感じ もう底をつけたかな?
現在の資産状況 お取引上限額を設定
本来であれば、最大3.3倍の330万円までお取引が可能ですが、余裕をもって担保と同額の100万円を取引上限額と設定します。
取引してみよう
一週間後の日経平均株価はこんな感じ 上昇しました
※取引手数料と買方金利は含んでいません。 詳しくはこちら。
ここでもう一点大切なことは、○%上がった、逆に下がった水準に達したら、すぐ決済するということを必ず先に決めておくことです。よく耳にする指数なので、必ずしも常にパソコンにしがみついて見ている必要はないですが、お昼や、夜に、ニュースや新聞等で日経平均株価やTOPIXをチェックしたときに、この水準に達したのであれば、決済する勇気を持つことも大切です。
【逆指値付き通常注文を設定しておくのも一つの良い方法です】
例えば上記の例で説明すると、8,300円から±5%を決済するタイミングとします。
8,300円 5%上昇⇒8,715円
8,300円 5%下落⇒7,885円
逆指値付通常注文なら、値段が上昇して8,715円以上になったら、若しくは下落して7,885円以下になったら自動で決済するという注文ができます。
逆指値付き通常注文についての詳しい説明は、こちらをご覧ください。
【信用取引買の注意点】
信用取引の買いでは、売買手数料の他に、信用新規買いで取引した額に金利がかかります。
買方金利 制度信用取引(新規買の日から6カ月以内に決済しなければならない):2.85% 年率
一般信用取引(新規買の日から3年以内に決済しなければならない):3.09% 年率
株式等は株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等、上場投資証券(ETN)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等、ライツは転換後の価格や評価額の変動等により、損失が生じるおそれがあります。※ライツは上場および行使期間に定めがあり、当該期間内に行使しない場合には、投資金額を全額失うことがあります。
上場有価証券等のうち、レバレッジ型、インバース型のETF及びETN(※)のお取引にあたっては、以下の点にご留意ください。
※「上場有価証券等」には、特定の指標(以下、「原指数」といいます。)の日々の上昇率・下落率に連動し1日に一度価額が算出される上場投資信託(以下「ETF」といいます。)及び指数連動証券(以下、「ETN」といいます。)が含まれ、ETF及びETNの中には、原指数の日々の上昇率・下落率に一定の倍率を乗じて算出された数値を対象指数とするものがあります。このうち、倍率が+(プラス)1を超えるものを「レバレッジ型」といい、-(マイナス)のもの(マイナス1倍以内のものを含みます)を「インバース型」といいます。
信用取引は取引の対象となっている株式等の株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。信用取引は差し入れた委託保証金を上回る金額の取引をおこなうことができるため、大きな損失が発生する可能性があります。その損失額は差し入れた委託保証金の額を上回るおそれがあります。
国内株式の委託手数料は「ゼロコース」「超割コース」「いちにち定額コース」の3コースから選択することができます。
〔ゼロコース(現物取引)〕
約定金額にかかわらず取引手数料は0円です。
但し、原則として当社が指定するSOR(スマート・オーダー・ルーティング(※1))注文 のご利用が必須となります。(当社が指定する取引ツールや注文形態で発注する場合を除きます。)
ゼロコースをご利用される場合には、当社のSORやRクロス(※2)の内容を十分ご理解のうえでその利用に同意いただく必要があります。
※1 SORとは、複数市場から指定条件に従って最良の市場を選択し、注文を執行する形態の注文です。
※2 「Rクロス」は、楽天証券が提供する社内取引システム(ダークプール(※3))です。
※3 ダークプールとは、証券会社が投資家同士の売買注文を付け合わせ、対当する注文があれば金融商品取引所の立会外市場(ToSTNeT)に発注を行い約定させるシステムをいいます。
〔ゼロコース(信用取引)〕
約定金額にかかわらず取引手数料は0円です。
但し、原則として当社が指定するSORのご利用が必須となります。(当社が指定する取引ツールや注文形態で発注する場合を除きます。)
〔超割コース(現物取引)〕
1回のお取引金額で手数料が決まります。
取引金額 取引手数料
5万円まで 55円(税込)
10万円まで 99円(税込)
20万円まで 115円(税込)
50万円まで 275円(税込)
100万円まで535円(税込)
150万円まで640円(税込)
3,000万円まで1,013円(税込)
3,000万円超 1,070円(税込)
〔超割コース(信用取引)〕
1回のお取引金額で手数料が決まります。
取引金額 取引手数料
10万円まで 99円(税込)
20万円まで 148円(税込)
50万円まで 198円(税込)
50万円超 385円(税込)
超割コース大口優遇の判定条件を達成すると、以下の優遇手数料が適用されます。大口優遇は一度条件を達成すると、3ヶ月間適用になります。詳しくは当社ウェブページをご参照ください。
〔超割コース 大口優遇(現物取引)〕
約定金額にかかわらず取引手数料は0円です。
〔超割コース 大口優遇(信用取引)〕
約定金額にかかわらず取引手数料は0円です。
〔いちにち定額コース〕
1日の取引金額合計(現物取引と信用取引合計)で手数料が決まります。
1日の取引金額合計 取引手数料
100万円まで0円
200万円まで 2,200円(税込)
300万円まで 3,300円(税込)
以降、100万円増えるごとに1,100円(税込)追加。
※1日の取引金額合計は、前営業日の夜間取引と当日の日中取引を合算して計算いたします。
※一般信用取引における返済期日が当日の「いちにち信用取引」、および当社が別途指定する銘柄の手数料は0円です。これらのお取引は、いちにち定額コースの取引金額合計に含まれません。
かぶミニ®(単元未満株の店頭取引)は、当社が自己で直接の相手方となり市場外で売買を成立させます。そのため、取引価格は買付時には基準価格に一定のスプレッド(差額)を上乗せした価格、売却時には基準価格に一定のスプレッド(差額)を差し引いた価格となります(1円未満の端数がある場合、買付時は整数値に切り上げ、売却時は切り捨て)。なお、適用されるスプレッドは当社ウェブサイトにて開示していますが、相場環境の急変等により変動する場合があります。
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