米国株式はストップ高・ストップ安がなく、株価が1日で大きく変動する可能性があります。
米国市場の取引開始前に「成行」で買い注文をしていた場合、注文受注時に拘束していた金額以上で約定することもあり、約定と同時に不足金が生じる可能性があります。
そのため、楽天証券では毎営業日の日本時間23時15分(サマータイム期間中は22時15分)に、所定の条件に該当する注文に対して、その時点の当社が確認した気配値および為替レートを用いて買付に必要な金額で再拘束を行います。
なお、マネーブリッジ「自動スイープ(自動入出金)」を設定されている場合は、楽天銀行の普通預金残高から不足額を充当することがあります。
買付可能額の再拘束は、以下の条件に該当する買い注文に対しておこないます。
成行での買い注文を発注し、再拘束時点の気配値が前日終値(または直近の終値)から+8%以上となっている場合、買付可能額を再計算・再拘束いたします。
買付必要金額の計算方法
成行 | |||
---|---|---|---|
外貨決済 | 円貨決済 | ||
発注時 | 必要金額 計算式 |
前日終値×108%×株数 | 前日終値×108%×株数×発注 時点の為替レート |
再拘束時 | 再拘束条件 | 再拘束時の気配値が前日終値の108%以上となっている場合 | |
ー | ※為替レートの変動は判定に考慮しない | ||
必要金額 計算式 |
再拘束時の気配×108%×株数 | 再拘束時の気配×108%×株数×再拘束 時点の為替レート |
逆指値で成行買い注文を発注する場合の再拘束判定は、前日終値または逆指値条件価格のいずれか高い方から+8%以上となっている場合、買付可能額を再計算・再拘束いたします。
「逆指値条件価格」の方が高い場合
「前日終値」の方が高い場合
買付必要金額の計算方法
成行(逆指値) | |||
---|---|---|---|
外貨決済 | 円貨決済 | ||
発注時 | 必要金額 計算式 |
前日終値または逆指値条件価格 のいずれか高い方×108%×株数 |
前日終値または逆指値条件価格 のいずれか高い方×108%×株数×発注 時点の為替レート |
再拘束時 | 再拘束条件 | 再拘束時の気配値が前日終値または逆指値条件価格 のいずれか高い方の価格の108%以上となっている場合 |
|
ー | ※為替レートの変動は判定に考慮しない | ||
必要金額 計算式 |
再拘束時の気配×108%×株数 | 再拘束時の気配×108%×株数×再拘束 時点の為替レート |
【注文取消しとなるポイント】
再拘束判定を行った結果、注文が取消となる主なケースは以下となります。
注文①が再拘束判定の対象となった場合
注文①A銘柄 | 注文②B銘柄 | 注文③C銘柄 | |
---|---|---|---|
注文方法 | 成行 「ドルで買う」 |
成行 「ドルで買う」 |
指値(買) 「ドルで買う」 |
株数 | 10株 | 10株 | 10株 |
注文時株価 | 100米ドル | 100米ドル | 100米ドル |
発注時拘束金額 | 1,080米ドル | 1,080米ドル | 1,000米ドル |
再拘束時点の 気配値 |
108米ドル (+8%) |
107米ドル (+7%) |
- |
再拘束対象 | ○ | × | × |
再拘束金額 | 1,166.4米ドル | - | - |
追加必要額 | 86.4米ドル | 0 | 0 |
再拘束時点で預り金が86.4米ドル未満の場合、注文①は取消となります。(注文②、注文③は有効)
注文①、注文②ともに再拘束の対象となった場合
注文①A銘柄 | 注文②B銘柄 | |
---|---|---|
注文方法 | 成行 「ドルで買う」 |
成行 「ドルで買う(米ドルMMF含む)」 |
株数 | 10株 | 10株 |
注文時株価 | 100米ドル | 100米ドル |
発注時拘束金額 | 1,080米ドル | 1,080米ドル |
再拘束時点の 気配値 |
108米ドル (+8%) |
109米ドル (+9%) |
再拘束対象 | ○ | ○ |
再拘束金額 | 1,166.4米ドル | 1,177.2米ドル |
追加必要額 | 86.4米ドル | 97.2米ドル |
再拘束時点で必要になる金額は注文①の86.4米ドルと注文②の97.2米ドルの合計183.6米ドルです。
注文①
外貨決済での注文のため、預り金が必要
注文②
外貨決済(米ドルMMF含む)での注文のため、預り金または設定中の米ドルMMF残高(預り金と設定中の米ドルMMFの合計でも可)が必要
上記のいずれかが不足している場合、注文①、注文②ともに取消となります。
注文①が再拘束判定の対象となった場合
注文①A銘柄 | 注文②B銘柄 | 注文③C銘柄 |
---|---|---|
成行 「円で買う」 |
成行 「円で買う」 |
指値(買) 「円で買う」 |
10株 | 10株 | 10株 |
100米ドル | 100米ドル | 100米ドル |
1米ドル=100円 | ||
108,000円 | 108,000円 | 100,000円 |
108米ドル (+8%) |
107米ドル (+7%) |
- |
○ | × | × |
1米ドル=101円 | ||
117,806円 | - | - |
9,806円 | 0 | 0 |
マネーブリッジ設定がない場合、または、設定済みで「自動入出金(自動スイープ)」未設定の場合
再拘束時点で預り金が9,806円未満の場合、注文①は取消となります。(注文②、注文③は有効)
マネーブリッジ「自動入出金(自動スイープ)」設定済みの場合
預り金に加えて、楽天銀行普通預金残高からも充当されます(※)。
再拘束時点で預り金と楽天銀行普通預金残高の合計が9,806円未満の場合、注文①は取消となります。(注文②、注文③は有効)
再拘束判定の結果、注文が取消となった場合、ログイン後のお知らせ画面でご確認いただけます。
外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等、上場投資証券(ETN)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
上場有価証券等のうち、レバレッジ型、インバース型のETF及びETN(※)のお取引にあたっては、以下の点にご留意ください。
※「上場有価証券等」には、特定の指標(以下、「原指数」といいます。)の日々の上昇率・下落率に連動し1日に一度価額が算出される上場投資信託(以下「ETF」といいます。)及び指数連動証券(以下、「ETN」といいます。)が含まれ、ETF及びETNの中には、原指数の日々の上昇率・下落率に一定の倍率を乗じて算出された数値を対象指数とするものがあります。このうち、倍率が+(プラス)1を超えるものを「レバレッジ型」といい、-(マイナス)のもの(マイナス1倍以内のものを含みます)を「インバース型」といいます。
米国株式信用取引の対象となっている株式等の株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。米国株式信用取引は差し入れた委託保証金を上回る金額の取引をおこなうことができるため、大きな損失が発生する可能性があります。その損失額は差し入れた委託保証金の額を上回るおそれがあります。また、米国株式信用取引は外貨建てで行う取引であることから、米国株式信用取引による損益は外貨で発生します。そのため、お客様の指示により外貨を円貨に交換する際の為替相場の状況によって為替差損が生じるおそれがあります。
〔現物取引〕
1回のお取引金額で手数料が決まります。
取引手数料
米国株式 約定代金の0.495%(税込)・最低手数料:0米ドル・上限手数料:22米ドル(税込)
中国株式 約定代金の0.275%(税込)・最低手数料:550円(税込)・上限手数料:5,500円(税込)
アセアン株式 約定代金の1.10%(税込)・最低手数料:550円(税込)・手数料上限なし
※当社が別途指定する銘柄の買付手数料は無料です。
※米国株式の売却時は上記の手数料に加え、別途SEC Fee(米国現地取引所手数料)がかかります。詳しくは当社ウェブページ上でご確認ください。
※中国株式・アセアン株式につきましては、カスタマーサービスセンターのオペレーター取次ぎの場合、通常の取引手数料に2,200円(税込)が追加されます。
〔米国株式信用取引〕
1回のお取引金額で手数料が決まります。
取引手数料
約定代金の0.33%(税込)・最低手数料:0米ドル・上限手数料:16.5米ドル(税込)
※当社が別途指定する銘柄の新規買建または買返済時の取引手数料は無料です。
※売却時(信用取引の場合、新規売建/売返済時)は上記の手数料に加え、別途SEC Fee(米国現地取引所手数料)がかかります。詳しくは当社ウェブページ上でご確認ください。
米国株大口優遇の判定条件を達成すると、以下の優遇手数料が適用されます。米国株大口優遇は一度条件を達成すると、3ヶ月間適用になります。詳しくは当社ウェブページをご参照ください。
〔米国株式信用取引(米国株大口優遇)〕
約定金額にかかわらず取引手数料は0米ドルです。