50代はリタイアに向けて老後資金づくりの最終段階を迎える時期。リタイア後に公的年金だけにならないよう、まとまった資金の準備が必要となります。50代で計画的に貯蓄や運用に取り組み、老後資金づくりのラストスパートをかけていきましょう。
50代はこれまで働いて貯めてきた貯蓄や子供の独立、親からの資産継承、相続等により手元資金に余裕が生まれやすくなります。そこでつい支出を増やしたくなるところですが、安心して老後を迎えるためには、こうしたライフイベントをふまえ、リタイア後にどれくらい生活資金がかかりそうかを把握することが大切です。
(出所)
リフォーム:一般社団法人住宅リフォーム推進協議会 令和4年度 住宅リフォームに関する消費者・事業者実態調査結果
親の介護:生命保険文化センター「生命保険に関する全国実態調査」/2021(令和3)年度
子供の独立:全国大学生活協同組合連合会「第58回学生生活実態調査 概要報告」
親の相続:MUFG資産形成研究所「退職前後世代が経験した資産承継に関する実態調査」
早期退職:厚生労働省「平成30年就労条件総合調査 結果の概要」
老後資金を準備するうえで、お金を「備える」「守る」「増やす」の3つの役割で分けて考え、不測の事態に備えつつ、上手に資産運用していきましょう。
50代の資産運用は、「守りながら増やす」がキーワード。具体的にはどんなもので運用したらいいのでしょうか?
さらに「増やす」資産においては、8:2の割合で安定的なリターンを目指すコア資産、積極的なリターンを目指すサテライト資産に分けることで、ポートフォリオ全体として、リスクの取りすぎを抑制します。
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