平素は楽天証券をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
2008年11月11日(火)に、弊社のシステムに障害が発生し、お客様のお取引に多大なるご迷惑をおかけいたしましたこと、深くお詫び申しあげます。
このたびの障害発生の原因、詳細と今後の対策につきまして、下記のとおりご報告させていただきます。
このたび発生したシステム障害は、夜間メンテナンスに係るバッチ処理の中で、基幹データベースソフトウェアにおいて検索を制御するインデックス(索引)機能の一部の不具合を起因とし、お客様の勘定履歴を作成する処理が異常な状態となり発生したものです。
この夜間メンテナンスは、基幹データベースにおけるお客様のお取引や残高を前日までのお取引を反映して最新の状態に更新する処理を行っており、翌日にお客様が正常にお取引を行うための最も重要な処理のひとつとなっております。
上記の異常な状態を検知したのち、弊社では全力を挙げて異常状態の原因を特定し、処理を正常化すべく作業を行いましたが、大幅な時間を要したため、11日朝からの受注を開始することができませんでした。結果として、同日午後0時45分まで米国株式とFXを除くすべての商品において、お取引いただけない事態となってしまいました。
以下に事態の経緯についてご説明いたします。
午前 3時24分頃 | 夜間メンテナンスにおけるお客様の勘定履歴を作成するバッチ処理を開始 |
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午前 8時40分頃 | 受注の見込みが立たず、寄付からの注文について全面的に受注停止を決定 |
午前 9時53分頃 | お客様のログインを停止 |
午前10時35分頃 | リカバリー処理方針の目処が立ち、異常の発生したバッチ処理を再実行 |
午後 0時38分頃 | 前日夜間受注分の一括発注完了 |
午後 0時45分頃 | 復旧。受注開始 |
お客様にはおかれましては以下のような影響がございました。
弊社では2005年の一連のシステム障害以降、サーバや人員の増強を図り、お客様が安定してお取引いただけるシステムをご提供することを最大の責務として取り組んでまいりましたが、再度の障害を発生させることとなり誠に申し訳ございません。
社長である私自身をはじめとする経営陣一同は、事態の重大性を深く認識し、弊社システム部門を中心に関連ベンダー各社の協力を仰ぎ、当面の再発防止策を講じるとともに、今後の抜本策について協議を進めてまいりました。すでに、11日深夜より、万一の事態をいち早く検知し、迅速に対策をとるため、早朝の監視体制を強化して臨むことで当面の事態の再発防止に万全を期しております。
また、冒頭でご説明申し上げましたように、障害の原因はすでに特定できており、問題となった基幹データベースソフトウェアにおけるインデックス(索引)処理の管理方式の変更を実施することで抜本策を講じていく所存です。具体的な実施時期等は明確になりましたら、改めてホームページでお知らせいたします。
弊社では今回の事態を厳粛に受け止め、深く反省いたしております。今後も、私自身の責任において、再発防止に向けてより一層、全力を挙げて取り組んで参る所存です。お客様におかれましては、重ねてお詫び申し上げますとともに、今後とも何卒、深いご理解と変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。
平成20年11月13日
楽天証券株式会社
代表取締役社長 楠 雄治
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