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米雇用統計の解説・データ

発表予定 10月8日 金曜日
発表時間 東京時間21:30

予想値・前回値

時間 件名 予想 前回
21:30  失業率 9月 9.7% 9.6%
21:30  非農業部門就業者数変化 9月 0.0万人 -5.4万人
21:30  民間部門雇用者数変化 9月 7.5万人 6.7万人
21:30  製造業雇用者数変化 9月 0.6万人 -2.7万人
21:30  時間当たり平均賃金 9月 0.2% 0.3%
21:30  時間当たり平均賃金 9月(前年比) 1.8% 1.7%
21:30  週平均労働時間 9月 34.2 34.2

今回の注目点

今週末10月8日に発表を控える、米9月雇用統計の発表を前に、その先行指標として注目された企業向け給与計算サービスのオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)の子会社などが集計した民間部門の雇用者数を示す米9月ADP雇用統計は予想外に1月以来のマイナスに悪化。民間企業が予想外の雇用削減を行ったことが明らかになるとともに、今夏の間の米経済鈍化を示す鮮明なデータとなりました。

同統計は米労働省が発表する公式雇用統計と最も相関性が強いとされているため、市場では米9月の雇用統計への警戒感が広がっているとの指摘が聞かれています。

非農業部門雇用者数は国勢調査の臨時雇用による特別要因で今年5月に2000年3月以来で最大の雇用の伸び(43.1万人増)を記録した後、3ヶ月連続で減少を示す内容となっています。

なお、米国景気を牽引する製造業での雇用は、他の米雇用統計の先行指標から、わずかながら成長継続を示す内容となっています。

■米9月雇用統計市場予想
米9月雇用統計
失業率:予想9.7%(前回 9.6%)
非農業部門雇用者数:予想前月比±0万人(前回 5.4万人減)
民間部門雇用者数変化:予想前月比7.5万人増(前回 6.7万人増)

【これまでの米雇用関連先行指標】
■米9月ADP全米雇用報告
前月比-3.9万人 予想+2.0万人 (8月+1.0万人から-1.0万人に下方修正)
製造4.5万人減
サービス0.6万人増

■米9月チャレンジャー人員削減数
前年比-44.1%(前回8月-54.5%)

■米9月ISM製造業景況指数
雇用56.5(前回60.4)10ヵ月連続拡大

■米9月ISM非製造業景況指数
雇用50.2(前回48.2)好不況の分岐点50を上回り収縮から拡大に改善

■米9月フィラデルフィア連銀景況指数
・現況
雇用+1.8(前回-2.7)
週平均就業時間-21.6(前回-17.1)

■米9月シカゴ購買部協会景気指数
雇用53.4(前回55.5)

■米9月リッチモンド連銀製造業景況指数
・現況
雇用者数-3(前回12)
週平均就業時間±0(前回14)
賃金8(前回13)

■米9月NY連銀製造業指数
・現況
雇用14.93(前回14.29)
週平均就業時間7.46(前回7.14)

■米9月消費者信頼感指数
・現況
雇用
困難46.1%(前回45.5%)
十分3.8%(前回4.0%)

■米週次新規失業保険申請件数
週:件数/変化数/4週平均/継続受給者(000)
9月25日週:件数453 変化数-16 4週平均458
9月18日週:件数469 変化数+16 4週平均464 継続受給者数4,457
9月11日週:件数453 変化数-04 4週平均467 継続受給者数4,540
9月04日週:件数457 変化数-21 4週平均479 継続受給者数4,537

過去データ 失業率/非農業部門雇用者数

失業率

  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2010年 9.7 9.7 9.7 9.9 9.7 9.5 9.5 9.6        
2009年 7.7 8.2 8.6 8.9 9.4 9.5 9.4 9.7 9.8 10.1 10.0 10.0
2008年 5.0 4.8 5.1 5.0 5.4 5.5 5.8 6.1 6.2 6.6 6.9 7.4
2007年 4.6 4.5 4.4 4.5 4.4 4.6 4.6 4.6 4.7 4.7 4.7 5.0
2006年 4.7 4.8 4.7 4.7 4.6 4.6 4.7 4.7 4.5 4.4 4.5 4.4
2005年 5.3 5.4 5.2 5.2 5.1 5.0 5.0 4.9 5.0 5.0 5.0 4.9

非農業部門雇用者数

  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2010年 1.4 3.9 20.8 31.3 43.2 -17.5 -5.4 -5.4        
2009年 -77.9 -72.6 -75.3 -52.8 -38.7 -51.5 -34.6 -21.2 -22.5 -22.4 6.4 -10.9
2008年 -1.0 -5.0 -3.3 -14.9 -23.1 -19.3 -21.0 -33.4 -45.8 -55.4 -72.8 -67.3
2007年 19.4 10.4 23.9 9.2 14.9 5.5 -2.0 -7.1 5.2 8.6 12.8 7.0
2006年 26.2 32.6 30.4 17.4 3.1 6.9 23.2 14.1 10 4.3 20.1 17.7
2005年 13.6 24.0 14.2 36.0 16.9 24.6 36.9 19.5 6.3 8.4 33.4 15.8

前回9月3日 雇用統計発表後の値動き

予想外に堅調な結果となった米雇用統計が好感され、一時米ドル買いが強まり、米ドル/円は一時85円台前半レベルまで上昇する展開となりました。ただ、その後に発表されたサービス業の業況悪化を示す指標が嫌気され、米ドル/円は再び84円台前半レベルまで反落する展開となりました。
米労働省が発表した米8月の雇用統計は、失業率が7月の9.5%から上昇。市場予想と一致する9.6%となりました。
一方、非農業部門就業者数は国勢調査に伴う臨時雇用の終了が響き、前月比5.4万人減と3カ月連続でマイナスとなりました。ただ、減少幅は市場の事前予想10.5万人を大きく下回る内容となったほか、7月分が13.1万人のマイナスから5.4万人のマイナスに上方修正されました。また、民間部門雇用者数変化は6.7万人増となり事前予想の4.0万人増を上回る内容となりました。
今回の米雇用統計がおおむね事前予想を上回る好内容となったことを受け、米雇用情勢の悪化にひとまず歯止めが掛かったとの見方が浮上。米景気先行きに対する過度の悲観論が後退する中、投資家のリスク志向が改善し、ユーロ、豪ドルなどのクロス円が上昇。米ドルは対円でも買い戻され、米ドル/円は一時85.20-25レベルまで上昇する展開となりました。
しかし、その後ISM(全米供給管理協会)が発表した米8月の非製造業景況指数は51.5と予想(53.2)を下回る内容となりました。また構成項目の「雇用指数」は48.2(前回 50.9)となり、拡大と収縮の境目を示す50を下回る内容となりました。
非製造業(=サービス業)の回復の遅れが確認されたことで、米ドル/円は米雇用統計後の上昇分を削り反落。84円台前半レベルまで急激に値を戻す展開となりました。その後、週明け9月6日(月曜日)、米国は労働感謝の日のため3連休となるため、徐々に様子見ムードが広がり、米ドル/円は84円台前半レベルを中心にもみ合う展開となりました。

米8月雇用統計
失業率-8月 予想9.6% 結果9.6% 前回9.5%
非農業部門雇用者数変化-8月 予想-10.5万人 結果-5.4万人 前回-5.4万人
民間部門雇用者数変化-8月 予想4.0万人 結果6.7万人 前回10.7万人
製造業雇用者数変化-8月 予想1.0万人 結果-2.7万人 前回3.4万人
時間当たり平均賃金-8月 予想0.1% 結果0.3% 前回0.2%
時間当たり平均賃金-8月(前年比)予想1.6% 結果1.7% 前回1.8%
週平均労働時間-8月 予想34.2 結果34.2 前回34.2
その他
ISM非製造業景況指数-8月 予想53.2 結果51.5 前回54.3

過去データ 9月3日の値動き 30分足チャート

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