2014年もあと僅かとなりました。NISA(少額投資非課税制度)の年間非課税枠100万円は、翌年に持ち越すことができないため、今年中にできるだけ使っておいた方がお得です。
など、せっかくの非課税枠を残したままではもったいないですよね。少額から投資が可能な投資信託で、非課税枠を無駄なく上手に使いませんか?
銘柄選びに迷ったら、こちらをご参照ください!
2014年分のNISA口座でご購入いただけるのは、年内受渡分までとなります。投資信託は銘柄ごとに受渡日が異なりますのでご注意ください。ご注文はお早めに!
投資信託NISA買付金額ランキング
投資信託NISA積立設定件数ランキング
ファンドアナリスト解説
買付金額ランキング
金額ベースの買付ランキングでは、上位10本中7本を毎月分配型が占めました。NISAにおいても、比較的高分配な毎月分配型ファンドに根強い人気があり、特に海外リート型が目立ちます。
NISAでは普通分配金が非課税になる点がメリットのひとつです。注意点として、「分配金再投資コース」で保有している場合には、再投資によって残りの非課税枠を消費することを知っておきましょう。また、100万円の投資枠を使い切ってしまうと、再投資分は特定口座または一般口座での買付となってしまうので、枠上限近くまで購入した場合は、投資枠の利用状況を確認してみるとよいでしょう。
毎月分配型に混じって、4位にニッセイ日経225インデックス・ファンド、9位にSMT グローバル株式インデックス・オープンがランクインしました。積立でも人気のファンドで、長期の資産形成層もNISAを積極的に利用していることがうかがわれます。
日本の株式市場の3倍の値動きを目指す楽天日本株トリプル・ブルも7位にランクインしました。効率よく値上がり益を追求したい方や、日本株に強気の方の人気を集めたようです。うまくいけばNISAの非課税メリットを最も活かせるファンドのひとつといえますが、基準価額の値動きが非常に大きい点には注意した方が良いでしょう。
積立設定件数ランキング
件数ベースの積立ランキングでは、日経平均株価の動きに連動した投資成果を目指すニッセイ日経225インデックス・ファンドが1位に輝きました。このほか、4位のSMT グローバル株式インデックス・オープン、6位のeMAXIS 新興国株式インデックス、8位の世界経済インデックスファンド、9位のニッセイJリートインデックスファンドと、計5本のインデックスファンドが上位10位以内に名を連ねました。いずれもノーロードで運用期間中にかかる信託報酬率も相対的に低く、さらに仕組みもシンプルなため、積立に向いています。
また、長期的な資産形成を目標に掲げたひふみプラスと楽天みらいファンドの2ファンドがそれぞれ5位と7位にランクインしました。国内株式が中心のひふみプラスと、海外資産が中心の楽天みらいなら、2本を組み合わせて積み立てても良いでしょう。
ファンドアナリスト・コメント
大きなリターンを期待するならば、まずは株式ファンドへの投資を考えてみましょう。株式の値動きは債券と比較して大きいため、投資初心者であれば積立投資から始めるのが安心といえます。しかし、2014年分の非課税枠を使える期間はあとわずかなので、じっくり積立投資をする時間はありません。まとまったお金を一括で投資するならば、株価の急な下落にも対応できるファンドが良いでしょう。
そこでおすすめするのが日本株に投資する「ひふみプラス」。市場の変化に応じて株式の組入れ比率を柔軟に調整することで、「守りながらふやす」運用が特徴です。大型株だけではなく、中小型株も組入れることで、市場平均を大きく上回る成績を残しており、運用力の観点でも期待できるファンドといえるでしょう。
ファンドアナリスト・コメント
無理せずゆっくり増やしたいならば、安定的な利子収入が期待できる債券ファンドを選びましょう。債券投資で気をつけたいのは為替リスクです。日本よりも金利が高い海外債券に投資したとしても、為替レートが円高に振れれば、為替差損でリターンがマイナスになることもあります。安定的にふやすためには、為替リスクを柔軟に調整してくれるファンドが良いでしょう。
「BAMワールド・ボンド&カレンシー・ファンド(1年決算型)」は、海外の公社債に投資しながら、円安局面では適度に為替リスクを取り、円高局面では為替リスクを抑えることを目指す機動的な運用が特徴です。同じマザーファンドで運用する「BAMワールド・ボンド&カレンシー・ファンド(毎月決算型)」は長期にわたり安定的な運用成績を残しています。
ファンドアナリスト・コメント
NISAでは、100万円の投資枠を使い切ってしまうと、追加投資やファンドの入れ替えができません。したがって、複数のファンドに分散投資をした場合、その後の配分調整ができなくなるケースがあります。NISA口座で分散投資したいのであれば、ファンドのなかで資産配分の調整をしてくれるバランス型ファンドを検討してみてはいかがでしょうか。
「楽天資産形成ファンド」は、楽天証券でも定番のバランス型ファンドです。資産配分比率は、明治安田年金運用アセットマネジメントが年金運用で長年培ってきた手法で毎年見直してくれます。アクティブ運用でありながら、インデックス運用並みの低コストを実現しているのも大きな魅力です。
ファンドアナリスト・コメント
「NISAの非課税メリットをいかして、毎月の分配金も非課税で受け取りたい」。そんなニーズをお持ちの方は、利子配当収入の範囲で分配金を払い出すファンドを選びましょう。高い分配金が欲しいからといって、元本を取り崩してしまっては貴重な非課税口座のメリットを自ら放棄してしまうことになります。
「DWS グローバル公益債券ファンド(毎月分配型)Bコース(為替ヘッジなし)」は、世界の公益企業が発行する社債に投資するファンドです。これら公益債券は電気・ガス・水道といった安定的な事業に支えられ、高い格付けでありながら、国債よりも高い利子収入が期待できます。当ファンドは、利子収入の範囲で分配金を払い出す傾向にあることから、分配金による元本の取り崩しが起こりにくいと考えられます。
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