松井証券株式会社
イー・トレード証券株式会社
カブドットコム証券株式会社
楽天証券株式会社
松井証券株式会社、イー・トレード証券株式会社、カブドットコム証券株式会社および楽天証券株式会社の4社(以下「ネット証券4社」)は、平成16年9月1日に「ネット証券評議会」を設立いたします。なお、本会の会長には松井証券株式会社代表取締役社長の松井道夫が就任いたします。
これまでにネット証券4社は、新規上場企業に対し、4社合計の手口情報の提供サービスを開始した他、不正取引の防止を目的に顧客管理マニュアルや基準の作成など、コンプライアンス体制の強化について協議を行ってまいりました。そして、昨年8月には「インターネット証券4社懇話会(「4社懇」)」を発足させ、東京証券取引所に対し「夜間取引開始の要望書」を提出するなど、個人投資家が参加しやすい投資環境の整備に向け具体的な活動を行ってまいりました。そのような中、個人株式委託売買代金に占めるインターネット取引の比率は、平成14年度の5割程から平成15年度には7割を超え、個人投資家の「対面取引」から「ネット取引」へのシフトが急速に進み、個人投資家の間でネット取引の比重・重要性が格段に高まりました。このような状況を踏まえ、ネット証券4社は、これまで行ってきた「4社懇」での活動をさらに発展させるため、今回、「ネット証券評議会」を設立することにいたしました。「ネット証券評議会」では、株式市場の活性化や、ネット取引の透明性向上に努めるべく、コンプライアンス体制の強化や、個人投資家にとって有益な情報の提供を行うとともに、様々な提案も行っていく予定です。
また、ネット証券評議会では、9月1日の発足に合わせ、本評議会のホームページ(※)を立ち上げることにいたしました。ホームページでは、4社合計の口座数や売買代金等の実績データに加え、4社内における売買代金上位銘柄等の手口情報についても積極的に開示していく予定です。特に、取引所の手口情報が非公開となっている現在、株式市場でのプレゼンスが高まっているオンライン投資家の投資動向を端的に示すネット証券4社合計の手口情報は、非常に貴重な情報であると考えています。また、今後は独自の市況情報やIR情報など、情報の種類も充実させてまいります。そして、このホームページでは、本評議会からの情報を発信するだけでなく、個人投資家の意見を直接いただくことができる場としても運用していきたいと考えています。
本評議会は、当初、旧4社懇の参加会社で運営してまいりますが、今後その活動が軌道に乗りましたら、本評議会の活動に賛同するインターネット証券会社の参加を歓迎したいと考えています。
なお、本評議会設立を記念し、来る9月4日(土)に渋谷公会堂にて4社合同のセミナーを開催いたします。
セミナーの内容その他詳細は、本評議会ホームページ及び4社の各ホームページにてお知らせいたします。
本評議会は、個人投資家の視点に立ち、個人投資家が主役となる株式市場の確立に向け、全力を尽くしてまいります。
(※)ネット証券評議会ホームページ
http://www.netsecurities.jp/