NISAロールオーバー制度(非課税期間延長)の制度は2022年度で終了いたしました。
2023年以降に非課税期間が終了する商品は課税口座へ払い出しとなります。
2023年末をもって現行のNISA制度は終了し、2024年から新しいNISA制度が始まります。
一般NISA口座で買付した株式等は、非課税期間の終了(買付した年から5年間)まで非課税のまま保有・売却が可能です。
非課税期間終了時に、課税口座(特定・一般)へ払い出しされます。
以下のいずれか1つをご選択ください
一般NISAの非課税期間は、買付した年から最長5年です。
例えば、2019年にNISA口座で買い付けした株式・投資信託等の場合、受渡日が2023年以内であれば、非課税(NISA口座)で売却が可能です。
国内株式 | 2023年12月27日 15:00まで |
---|---|
投資信託 | ファンドにより受渡日がことなります。 売却の申込受付日から受渡までの日数は、各ファンド概要の「受渡日」の項目をご確認ください。 |
米国株式 | 2023年12月27日 6:00まで |
中国株式(香港) | 2023年12月27日 17:10まで |
中国株式(上海) | 2023年12月27日 16:00まで |
新NISAでは「非課税保有期間が無制限」です。現行NISA株式等は、非課税期間中にいったん売却し、
2024年以降、新NISAで買い直して長期で保有する、という方法もあります。
非課税期間が過ぎた場合、非課税期間が終了する年末の終値で課税口座に払い出しされます。特定口座が未開設の場合は、一般口座へ払い出します。なお、お客様ご自身での手続きは不要です。
非課税期間が終了した一般NISA口座内で保有する金融商品について、特定口座を開設されている場合は特定口座への払出、特定口座を開設されていない場合は一般口座への払出となります。
課税口座へ払出後の売却益や配当金・分配金等は課税対象となります。
非課税期間が満了する年の最終営業日の終値が税制上の取得価額となり、それをもとに売却時の譲渡損益が計算されるため、非課税期間終了時点で保有資産が値上がりしているのか値下がりしているのかで、その後に課税口座で保有している金融商品を売却する際に支払う税金に差が出てきます。
一般NISA口座で株式を120万円で購入し、5年の非課税期間終了時に150万円に値上がりしていたとします。
この時点で一般NISA口座から課税口座へ移す場合、取得価格は150万円に変更されます。
その後、
① 150万円から170万円に値上がりし売却した場合 → 利益の20万円(170万円-150万円)に課税されます。
② 150万円から110万円に値下がりし売却した場合 → 利益がないので税金はかかりません。
最初から課税口座で購入・売却した場合
120万円で購入し、170万円で売却した場合、50万円(170万円-120万円)の利益に課税されることになります。一般NISA口座から課税口座へ移した場合(①)と比較すると、一般NISA口座から課税口座へ移した場合の方が支払う税金は少なく済みます。
注意が必要なのは、非課税期間終了時に保有資産が値下がりしていた場合です。
例えば、一般NISA口座で株式を120万円で購入し、5年の非課税期間終了時に100万円に値下がりしていたとします。
この時点で一般NISA口座から課税口座へ移す場合、取得価格は100万円に変更されます。
その後、
① 100万円から130万円に値上がりし売却した場合 → 利益の30万円(130万円-100万円)に課税されます。
② 100万円から80万円に値下がりし売却した場合 → 利益がないので税金はかかりません。
最初から課税口座で購入・売却した場合
120万円で購入し、130万円で売却した場合、10万円(130万円-120万円)の利益に課税されることになります。一般NISA口座から課税口座へ移した場合(①)と比較すると、一般NISA口座から課税口座へ移した場合の方が支払う税金が多くなってしまいます。
PCサイトにログイン後、「NISA・つみたてNISA」→「年別保有商品」にて、買付した年を選択し保有商品を確認できます。
現行のNISA口座(一般NISA・つみたてNISA)で買付した商品の新NISA口座へのロールオーバー(移行)は制度上、認められていません。一般NISA口座で保有している商品が非課税期間5年を経過する場合は、課税口座(特定・一般)に払い出しされます。
非課税期間が終了となった場合、当初の買付価額ではなく、制度上、非課税期間満了年の最終営業日の終値が取得価額となり、それをもとに譲渡損益が計算されるからです。
■課税口座(特定口座・一般口座)へ払い出しされた方
取引履歴画面にて、買付時の取得価額を確認することができます。PCサイトにログイン後、マイメニュー→口座管理「取引履歴」より該当の商品の画面にお進みいただき、ご確認ください。
■2022年以前にロールオーバーした方(2023年以降、ロールオーバー制度は終了しております)
<国内株式・投資信託>
保有商品一覧画面の表右上にある、ロールオーバー前評価表示のボタンを「表示」に切り替えていただくと、NISA口座で買付時の取得価額をもとに算出した平均取得価額および取引総額を確認することができます。PCサイトにログイン後、「マイメニュー」→「保有商品一覧」より該当の商品画面にお進みいただき、ご確認ください。
<外国株式>
取引履歴画面にて、買付時の取得価額を確認することができます。PCサイトにログイン後、マイメニュー→口座管理「取引履歴」より該当の商品の画面にお進みいただき、ご確認ください。
■課税口座(特定口座・一般口座)へ払い出しされた方
取引履歴画面にて、買付時の取得価額を確認することができます。PCサイトにログイン後、マイメニュー→口座管理「取引履歴」より該当の商品の画面にお進みいただき、ご確認ください。
■2022年以前にロールオーバーした方(2023年以降、ロールオーバー制度は終了しております)
<国内株式・投資信託>
保有商品一覧画面の表右上にある、ロールオーバー前評価表示のボタンを「表示」に切り替えていただくと、NISA口座で買付時の取得価額をもとに算出した平均取得価額および取引総額を確認することができます。PCサイトにログイン後、「マイメニュー」→「保有商品一覧」より該当の商品画面にお進みいただき、ご確認ください。
<外国株式>
取引履歴画面にて、買付時の取得価額を確認することができます。PCサイトにログイン後、マイメニュー→口座管理「取引履歴」より該当の商品の画面にお進みいただき、ご確認ください。
非課税期間が終了となった投資信託の個別元本は、非課税期間が終了する年の最終営業日に表示される個別元本が引き継がれます。
なお、平均取得価額は、非課税期間が満了する年の最終営業日の価額をもとに再計算されます。
■課税口座(特定口座・一般口座)へ払い出しされた方
取引履歴画面にて、買付時の取得価額を確認することができます。PCサイトにログイン後、マイメニュー→口座管理「取引履歴」より該当の商品の画面にお進みいただき、ご確認ください。
■2022年以前にロールオーバーした方(2023年以降、ロールオーバー制度は終了しております)
NISA口座で買付時の取得価額をもとに算出した平均取得価額および取引総額を非課税期間満了後に確認するには、保有商品一覧画面のNISA口座区分の表右上にある、ロールオーバー前評価表示のボタンを「表示」に切り替えることで確認できます。PCサイトにログイン後、「マイメニュー」→「保有商品一覧」より該当の商品画面にお進みいただき、ご確認ください。
非課税期間が満了となる株式と同じ銘柄を、NISA口座で複数年に渡り買付けし保有している場合、翌年の受渡になる年末の期間に該当銘柄を売却すると、非課税期間が満了となる株式は売却されず、後の年に買付し保有している株式が売却されるからです。
なお、投資信託等の場合も同様です。
◆例えば、A銘柄を2019年以降に複数年に渡りNISA口座で買付し、保有し続けている場合
買付年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 |
---|---|---|---|---|---|
株数 | 100株 | - | 100株 | - | 100株 |
2023年の年末、翌年受渡となる期間にA銘柄を100株売却した場合、2019年分は課税口座へ払出され、2021年買付分が非課税で売却されることになります。
200株売却した場合は、2021年の100株・2023年の100株が非課税で売却されます。
300株売却した場合は、2021年の100株・2023年の100株が非課税で売却され、2019年の100株は課税口座での取引として売却されます。
NISA口座開設には税務署での審査のため4~6週間かかります。早めのお手続きがおすすめです。
お問い合わせについては、カスタマーサービスセンターのウェブサイトをご確認ください。