相場環境が下落傾向であったり、特に、急落する局面であったりする場合、例えば、市場が図1の円で囲まれた網掛け部分のタイミングで、投資してみようっ!!という気持ちになれますか?
【図1 日経平均株価の推移】(出所)Bloombergのデータを基に三菱 UFJ 国際投信作成
(期間:2014年1月末~2016年6月末)
上記は指数を使用しています。上記は、過去の実績・状況または作成時点での見通し・分析であり、将来の市場環境の変動や運用状況・成果を示唆・保証するものではありません。また、税金・手数料等を考慮しておりません。
相場の格言では、株式等の相場の急落するような局面を“落ちてくるナイフ”に例えることがあり、どんなに魅力的な銘柄でもナイフが床に落ちてから、つまり底を打ったのを確認してから投資すべきという相場格言がありますが、何処が底値になるかは誰にも分かりません。
もし、“落ちてくるナイフ“を思い切って掴んだとしたら、その後の資産形成の成否が大きく左右される可能性があるのです。
Qでは、“落ちてくるナイフ”を掴むには、どうすればよいでしょう?
つまり、市場が急落しているようなタイミングでも躊躇せずに行動できるような、投資マインドはどのようにすれば、身につけられるでしょうか?
Aこたえは、“冷静な判断”と“一握りの勇気”を持つこと
教科書的に回答すれば、このようになるのですが、実際に、“冷静な判断”と“一握りの勇気”を 持つことは、至難の業です。そうなると“冷静な判断”も“一握りの勇気”も持てないという人は、どうすればよいのでしょうか。
“冷静な判断”も“一握りの勇気”も持てない、というそんな貴方に用意されたとっておきの方法があります。それは、簡単に、手軽に、いつでも、誰でも利用できる“積立投資”という方法です。“積立投資”が、簡単、手軽な理由は『定期的、かつ、機械的』に投資を続ける投資方法だからです。ここで重要なのは『定期的、かつ、機械的』という部分です。『定期的、かつ、機械的』という仕組みが“冷静な判断”と“一握りの勇気”を代行してくれる、いわば、魔法の杖になるわけです。“積立投資”を始めることで自分の感情に左右されることなく、“落ちてくるナイフ”も、簡単に掴むことができるようになれます。積立投資は、ドルコスト平均法と呼ばれ、購入価格の平均化という効果が期待されます。
タネ明かし【図2 日経平均株価の推移】(出所)Bloombergのデータを基に三菱 UFJ 国際投信作成
(期間:2014年1月末~2019年8月末)
上記は指数を使用しています。上記は、過去の実績・状況または作成時点での見通し・分析であり、将来の市場環境の変動や運用状況・成果を示唆・保証 するものではありません。また、税金・手数料等を考慮しておりません。
図1は、日経平均株価の2014年1月末~2016年6月末の期間の月次推移でした。
図2の通り、その後の値動きでは、相場は反転し、上昇トレンドになっています。冷静に“落ちてくるナイフ”を掴めるか、どうかで、その後の資産形成の状況が変わり得ることが想像いただけるのではないか、と思います。
積立投資に関するご注意