お客様の資産を分別管理することは、証券会社の義務です。
証券会社は、お客様からお預かりした有価証券や預かり金については「顧客資産」として、証券会社自身の資産と区別して保管することが法令で義務づけられています(これを「顧客資産の分別管理」といいます)。お取引証券会社が分別管理をしっかりおこなっていれば、万一破綻した際でも、お客様の有価証券や金銭はお客様へ確実に返還されます。
楽天証券では、従前より法令に従い、お客様の大切な資産を安全確実に保管・管理しております。
証券会社の加入が義務付けられている「投資者保護基金」は、倒産した証券会社が法令に違反して分別管理をおこなっていなかった等の理由で、お客様への資産の返還に支障が生じる場合、お客様の資産を補償する等の業務をおこないます。投資者保護基金の補償額は、 2001年4月以後はお客様1人あたり1000万円が限度額となっています。楽天証券は日本投資者保護基金に加入しています。
証券会社の場合、「分別管理」を厳正に実施している限りにおいては、万一倒産してもお客様への資産の返還に支障が生じて、投資者保護基金が発動されるような状況には、原則としてなりません。ただし、お預かりした金銭を顧客分別金として信託する際に、一時的なタイムラグによる不足分が発生した場合には、投資者保護基金から補償されることとなります。このような事態を未然に防ぐべく、楽天証券では、顧客分別金の信託額がお客様に返還すべき金額を上回るように維持しています。
株式、投資信託、地方債、事業債については、当社内での保管は行っておらず「証券保管振替機構」に預託しています。株式においては、お客様は名義書換手続を行うことなく、実質株主として登録され、株主としての権利が保護されています。