掲載日:2020年7月21日
良いリターンを期待するのであれば、持続的に利益成長が期待できる企業を厳選して、長期で保有することが重要です。
今回は、銘柄を厳選して投資し、長期的に良好な運用成果が期待できる「アクティブファンド」をファンドアナリストがご紹介します。
ファンドの特徴
高い技術力やブランド力があり、今後グローバルでの活躍が期待できる日本企業に投資します。
楽天証券ファンドスコア(3年) ★★★★★ 5
アナリストのコメント
優良企業に投資するのはもちろんのこと、組み入れ銘柄を20銘柄程度まで厳選し、長期保有するのが特徴です。日本のような経済成長率が長らく低迷する国では、銘柄を厳選して投資するのが重要といえるでしょう。
ファンドの特徴
米国企業の中で、高い利益成長もしくは持続的な利益成長の可能性が高いと判断される企業に投資します。
楽天証券ファンドスコア(3年) ★★★★★ 5
アナリストのコメント
上昇局面でも、下落局面でも安定して市場平均を上回る成績を残しています。「持続的な利益成長が期待される企業は、景気や市場環境の影響を受けにくい」という投資哲学がパフォーマンスにも表れています。
ファンドの特徴
北米、欧州、日本の圧倒的な競争力を有する「構造的に強靭な企業」に長期厳選投資します。
楽天証券ファンドスコア(3年) -
アナリストのコメント
固定の信託報酬率を年率0.33%と低コストに抑えつつ、運用実績に応じた成功報酬を採用するファンド。当ファンドと同じ運用チームが同じ手法で運用する「農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶね」は設定来、市場平均を上回る成績を残しています。
楽天証券経済研究所
客員研究員 ファンドアナリスト
吉井 崇裕
(よしい たかひろ)
1973年生まれ。明治学院大学経済学部卒業。モーニングスター、三菱アセットブレインズでファンドアナリスト、朝日ライフアセットで運用関連業務に携わり、2013年に独立。約6000本の投信に精通するプロフェッショナル。イデア・ファンド・コンサルティング代表。
みなさんが株式投資に期待することは、投資している企業の株価の上昇だと思います。
株価上昇のメカニズムを知るには、株価がどのように形成されるのかを理解する必要があります。株価は、「株価=PER(株価収益率)×EPS(1株あたり利益)」で表されますが、PER(株価収益率)は利益の何倍まで株価が買われたかを測る指標で、その銘柄の人気、言い換えれば投資家の心理を映した指標だと言えます。
一方、EPS(1株あたり利益)とは、企業の「稼ぐ力」のこと。この「稼ぐ力」は、景気によって左右される企業もあれば、景気に左右されず持続的に成長する企業もあり、綿密な企業調査を行うことで、ある程度予測できる数値といえるでしょう。
したがって、持続的な株価の上昇を期待するのであれば、持続的な利益成長が期待できる企業に着目し、こうした企業に厳選・長期投資することが重要です。
上記にあげた各ファンドは、いずれも独自のビジネスモデルやブランド力、圧倒的な市場シェア、堅固な財務基盤を有する企業に厳選投資するという投資哲学を掲げており、こうした投資哲学を高い精度で実現できる質の高いアクティブファンドです。このようなファンドを選ぶことができれば、長期的に良好な運用成果が期待できるでしょう。
投資信託のリスクと費用について