投資信託を始める上で、悩みの一つとなるのが、「始めるタイミング」です。
「投資を今始めた方がいいのかな?だけど、これからまたコロナショックのように暴落してしまったらどうしよう…」
このように、始めどきに迷ってなかなか投資への第一歩を踏み出せない方におすすめしたいのが、積立投資です!
毎月決まった金額を購入していく積立投資では、基準価額(投資信託の値段)が下がると購入できる口数が増え、基準価額が上昇したときにはそれがリターンとなって戻ってきます。
以下のケースのように、積立を始めた直後に基準価額が急落したとしても、積立を継続していれば、その後基準価額が積立スタート時の水準まで戻らなかったとしても、リターンを得る可能性が高くなります。つまり、積立投資の効果は、基準価額が右肩上がりで上昇を続けるよりも、むしろ下落する局面もあったほうが大きくなるのです。
株式市場が急落に見舞われた例としては、今年春のコロナショックが記憶に新しいですが、12年前の2008年には、”100年に一度の金融危機”と呼ばれたリーマンショックが起こりました。
そこで今回は、「リーマンショック前の2007年12月末に積立投資を始めていたら」という前提で、世界株式と米国株式それぞれの積立投資効果を検証すべく、シミュレーションを行いました。
■ モデルケース1
出所:楽天経済研究所
※世界株価指数:MSCIワールドインデックス(円ベース)
■ モデルケース2
出所:楽天経済研究所
※米国株価指数:S&P500インデックス(円ベース)
上記のシミュレーションのように12年間、毎月3万円をコツコツ積み立てていた場合、
世界株式に積立投資をしたモデルケース1では、892万円(累計投資元本の約2倍)
米国株式に積立投資をしたモデルケース2では、1,185万円(累計投資元本の約2.6倍)まで資産を増やすことができたことが確認できます。
いずれのケースも積立を始めたのは、リーマンショック前の株価水準が高いとき。
積立投資において何より重要なことは、始めるタイミングではなく、時間に投資するという感覚を持つこと。
少しでも早く始めた方が、積立のメリットを享受できる可能性は高くなり、効果的に資産を増やしていくことができます。
日本と新興国を含む全世界の株式、約8,000銘柄に実質的に投資ができるインデックス型ファンドです。大型株だけでなく、中型株と小型株も組み入れている点がポイントです。
米国株式市場の投資可能銘柄のほぼ100%にあたる、約4,000銘柄に実質的に投資ができるインデックスファンドです。当ファンドも、大型株から中小型株まで網羅されています。
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