2024年8月9日
生成AIの進展など、今後さらに需要が高まるとみられる「半導体」。世界の半導体市場においては、各国がしのぎを削っていますが、日本もまた、世界におけるキープレイヤーの1つです。今回はそうした日本の半導体セクターへの投資の魅力についてご紹介します。すでに米国の大型テック株や半導体株へ投資されている方でも、地域・銘柄の重複なく相対的に高いリターンを狙うことができるため、あわせ持ちを検討したいインデックスです。
デジタル化の進展に伴い、今後幅広い用途で半導体の需要が高まると見込まれます。直近では生成AIの実用化が急速に進んでおり、さらなる性能向上やデータ処理効率化のため需要を押し上げることが期待されます。
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期間:1990年~2025年、一部予測値含む
出所:Statistaのデータを基に作成
Q:そもそも、半導体とは何か?
A:スマートフォンやパソコン、電化製品にまで幅広く使われる、私たちの日常生活を支える部品です。
慣用的な「半導体」は、半導体を材料に用いたトランジスタや集積回路(多数のトランジスタなどを作り込み配線接続した回路)の半導体デバイスのこと指し、スマートフォンやパソコン、電化製品にまで幅広く使われ、日常生活に欠かせない電子機器の部品です。半導体の種類は多岐にわたり、それぞれ求められる機能と役割が異なります。用途によっても製品に組み込む種類が異なり、最終的にPCに使用するのか自動車に使用するのかなど、必要な半導体が変わってきます。
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日本企業は「半導体製造装置」「主要半導体部素材」などの分野で高いシェアを獲得しており、サプライチェーンにおいて大きな存在感を示しています。また、2021年から本格化した政府主導による日本の半導体戦略も追い風です。
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出所:経済産業省商務情報政策局「半導体・デジタル産業戦略(令和5年6月)」2021年度実績のデータを基に作成
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出所:経済産業省 商務情報政策局「半導体・デジタル産業戦略(改定案(抜粋・概要版))(令和5年4月)」の資料より抜粋
日経半導体株指数は、国内の主要半導体関連30銘柄で構成された株式指数です。パフォーマンスを見ると、2011年11月末からの約12年間で13.7倍のリターンとなりました。
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*半導体関連銘柄とは、⽇経NEEDS独⾃の業種分類であるNEEDS業種分類に基づき、主⼒事業が半導体関連に分類される銘柄(組入上限15%)、および半導体関連事業の売上⽐率が10%以上あり半導体関連製品等マーケットシェアが⾼い銘柄(組入上限5%)を指す。
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出所:Bloombergのデータを基に作成
期間:2011年11月~2024年5月、月次
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出所:日本経済新聞社のデータを基に作成
時点:2024年5月末
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