2つの枠とそれぞれの年間上限。2つを合わせた生涯の上限。一方の枠にだけある生涯の上限。――このあたりを理解できると全容が見えてくる新しいNISA。でも実際の使い方のバリエーションは無限大!?で悩みます。
でもそれは人生設計をしているに等しい、とても意味ある悩みです。焦らずじっくり、自分なりの使い方を見つけましょう。
2024年1月から始まった新しいNISAの話題は日に日に盛り上がっています。
おおざっぱに説明すると、
つまり売却などした際に生じる利益を、非課税ですべて受け取ることができる制度というわけです。
とはいえ「毎年360万円ずつを何年どこまでも積み上げてもいいよ」ということではさすがになくて、
●生涯で投資元本1,800万円が上限
という条件が付けられる予定です。
1,800万円に達した5年後でも10年後でも、いつ売ってもその利益は非課税です。できるだけ長く保有して大きな利益を得てから売却し、大きな非課税効果を享受したいものです。
条件がもうひとつありました。
――といった具合に、百人いたら百通りの活用法がありそうな新しいNISA制度。
■積立の枠だけでも最大月10万円となると、さすがに1本の投信でいいのだろうか。
■積立の枠とそれ以外の枠との使い分けをどう考えたらいいのだろうか。
■積立はやっぱりしておきたい。でも実はまとまったお金が手元にあるので、早めに240万円の枠に使っていきたい。
■長く運用することが大事だから早めに非課税枠の投資を完了させたいが、一方で急ぎ過ぎると投資タイミングの分散が不十分になるかもしれない。
…悩みは尽きませんね。
投資信託のリスクと費用について