では少し照れるが今日も始めますか。投資信託の仕事で32年目の僕が、父親の最後のアドバイスとして結婚した娘とその夫2人にこんな話ができるのは、まぁありがたいことだよね。
2000年の当時、そもそも投信積立はメジャーじゃなかった。
もちろんNISAもないし、投信ブロガーもYouTuberもいなかった。
それでも今で言うところの「コツコツのほったらかし」を、しかも「本気の積立」で始めた自分を褒めたい。
波乱の20年、一度も積立ストップなどせず、後で話すけどボーナスのお金も前向きに果敢に使って続けてきた自分を褒めてあげたい。
でも後悔していることが1つある。
それは日本株ファンドで始めてしまったこと。
始めた時の日経平均は20,000円で、その後8,000円割れを2回見て、13年後からようやく上がっていった日本株だけど、結果的に投信積立の効果が出やすい展開を辿った日本株だったけど、それでも20年前のあの時、もし米国株や世界株に投資するファンドで積立をセットしていたら、僕の資産は今よりもっともっと増えているわけだよね。
...と後悔するわけ。
でも当時、米国株のファンドなんてまったく不人気だったし、そもそもよくわからない外国の株に投資するファンドなんて、まったくピンと来てなかったんだと思う。
この業界にいたくせにね。
まぁでも、そういうセコイことは考えないようにしてる。
だって、もしリスクを取ること自体を躊躇して預金で積み立てていたら、今の僕は半分のお金しか持っていないわけなんだから。
あの時リスクを取って、20年続けたことは十分に報われているんだから、と。
投資信託のリスクと費用について