新春講演会2025

上場廃止(OTCへの移行を含む)について

昨今において、個人投資家を保護する目的から、米国証券取引委員会(以下、「SEC」といいます)による規制が強まっており、証券取引所にて売買できる銘柄の取扱基準が厳しくなっています。その為、倒産等の理由によってSECが設ける一定の基準に満たない銘柄につきましては、上場廃止が決定され、取引所での取引が終了します。本来であれば、上場廃止になった時点で当社の取扱いは停止されますが、例外的にブローカーが相手方となる店頭(Over The Counter:以下「OTC」といいます)取引を承る場合があります。OTC銘柄の取引は通常の取引とは異なる為、以下の点にご注意ください。

新規買付について

当社取扱銘柄が上場廃止になった時点で、当社の取扱銘柄から外れることとなります。その為、OTCへ移行した銘柄については、新規の買付注文を停止しております。

売却について

OTC銘柄については、原則、売却注文を承ることはできません。銘柄によっては売却期限を設け、上場廃止後、一定期間(5~10営業日程度)売却注文が可能な場合があります。一定期間売却可能な銘柄についても、流動性の低下やボラティリティ、市場の特性等を鑑み、売却期間を設けさせていただくことになるため、銘柄や現地取次先によって受注可能な期間が変動する場合がありますので、ご了承ください。
OTC銘柄の売却を希望される場合は、ログイン後の「重要なお知らせ」にて売却可能な期間を確認いただき、期間を過ぎないよう十分にお気を付けください。
なお、上場廃止した銘柄については、流動性が低いため受注が完了していても約定しない場合があります。売却可能な期間が過ぎますと、売却注文をお受けいたしませんのでご注意ください。

売却ができない銘柄について

SECが定めている基準に満たない銘柄の売却注文は承れません。
対象銘柄の保有者には、ログイン後の画面にて売却できない旨のお知らせを掲載いたします。

また、現地取次先の状況に応じて、当社で以下の対応を実施する可能性があります。

OTC銘柄の他社への移管について

OTC銘柄の他社への移管については、移管先証券会社の受入状況により可能となる場合があります。
しかし、証券会社ごとに現地取次先は異なり、現地取次先ごとにOTC銘柄の取扱い方法は異なるため、他社におけるOTC銘柄の受入並びに受注可否については、お客様ご自身で確認いただくようお願いいたします。
当社にて出庫の依頼を受け付けた後、他社への入庫が完了するまでに移管先の証券会社で取引が停止される場合があります。なお、当社が設ける売却可能な期間が終了した後でも、移管先証券会社の受入状況により移管が可能となる場合があります。

売却ができない銘柄の基準について

OTC銘柄は、OTC Market Groupが運営するOTCQX、OTCQB、Pink Marketsの他に、Expert MarketとGrey Marketと言われるマーケットで取引されています。Expert MarketとGrey Marketで取引されている銘柄は、当社の取次先ブローカーにおいて受注ができませんので、ご売却の注文はお受けできません。また、OTCQX、OTCQB、Pink Marketsで取引されている銘柄は売却期間中であれば売却のご注文は受けられますが、一部銘柄においては、取次先ブローカーによる制限があるために、ご売却の注文がお受けできない場合があります。予めご了承ください。

なお、ご売却の注文を受けられない銘柄の基準は、変更される事があります。

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