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2008年11月11日(火)に発生しました弊社システムの障害におきまして、お客様には多大なご迷惑をおかけいたしましたこと、あらためてお詫び申し上げます。
11日の障害発生以降、弊社では障害の詳細原因を特定するため、障害発生時のシステムログの検証、開発環境における再現テスト等を繰り返し実施してまいりました。この結果、このたびの障害の原因および再発防止策につきまして、以下のとおりご報告させていただきます。
このたびの障害は、基幹データベースにおいて、データを高速に検索するためのインデックス(索引)情報の一部に不具合が生じたことが原因となります。
基幹データベースは、お客様の口座情報やお取引データを始めとした大量のデータを保持しております。インデックス(索引)情報は、データベース上の大量データを高速に検索するために必要となる情報を保持し、データベースに対するデータの登録、削除等に応じてその情報を随時更新しております。データベースソフトウェアは、データの検索の際にまずこのインデックス(索引)情報を参照し、その情報をもとに実際のデータを検索する仕組みとなっております。
このたびの障害起因となったお客様の勘定履歴を作成する処理においては、インデックス(索引)情報の一部が、データベースソフトウェアの不具合により不正な状態となっておりました。このため、データの検索処理が正常に機能せず、当該処理がループ状態に陥り、このたびの事態を引き起こすこととなりました。
このことから、11日の障害発生以降、問題の発生したインデックス(索引)情報を新たに作成しなおし、不正な状態を解消するとともに、当該データについては、データの分割、管理領域を変更することによる再発防止を実施いたしました。また、同様の障害の回避策として、すべてのインデックス(索引)情報の再作成を緊急実施することといたしました。すでに全体の1/3のインデックス(索引)情報については11月22日(土)に再作成を完了しており、11月29日(土)にすべてのインデックス(索引)情報の再作成を完了する予定です。なお、すでにご報告させていただきましたとおり、万一の事態をいち早く検知し、迅速に対応するための早朝監視体制の強化を11日深夜より継続して実施しております。
弊社では、継続して徹底した障害対策を実施すべく、今回の対策に加えて追加策の検討も進めております。詳細が決定しましたらあらためてご報告させていただきます。
このたびの障害におきましては、お客様には多大なご迷惑をおかけいたしましたこと、重ねてお詫び申し上げます。弊社ではこの事態を厳粛に受けとめ、深く反省するとともに、同様の事態を二度と招かぬよう再発防止にむけて全力をあげて取り組んで参ります。今後とも深いご理解と変わらぬご支援を賜りますよう、何卒お願い申し上げます。
弊社社長より、2008年11月11日のシステム障害に関するお詫び(2008年11月13日掲載)
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